8月9日: 今日は 長崎原爆の日
暑い暑い祈りの日が続きます。
8月8日:昼過ぎのうだるような暑さの中、西池袋にある「自由学園 明日館講堂」をめざしてにぎやかな駅前通を過ぎ静かな住宅街へと向かった。この建物は近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライト設計により1921年創立の自由学園の元校舎として建てられた。1997年に国の重要文化財に指定され、現在は見学や会議、コンサート、公開講座、結婚式など多目的にに利用されている美しい建造物である。
その講堂の舞台上には一台の古びた「被爆ピアノ」が置かれていた。このピアノは8月6日の広島原爆の日、爆心地から約1.5kmの位置で被爆し傷だらけとなったが奇跡的に大破は免れた。広島のピアノ調律師矢川光則さんの心をこめた修理でよみがえり、傷ついた姿はそのままに今も被爆前と変わらない美しい音色を響かせている。2001年からの「全国巡演コンサート」では、矢川さん運転のトラックで北海道から沖縄まで1500ヶ所を超える会場へと運ばれ、また2010年のニューヨークでのコンサートでも平和の音を奏で多くの人々の感動を呼んできた。
編曲家・ピアニスト 谷川賢作、シンガー おおたか清流、朗読・企画 飯島晶子、ヴァイオリ二スト 佐久間大和、ピアノ旋律師 矢川光則をはじめ、クラーク記念国際高等学校生徒等々が次々と登場する約2時間のプログラムで涙がとまらない感動的なひとときを過ごした。
「戦争を始めたのは人間。戦争をやめることができるのも人間。」
未来への伝言・・・響け世界へ 平和の祈り
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ひろしま被爆ピアノ友の会事務局
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