内的自己対話-川の畔のささめごと

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今年度日仏合同ゼミ第一回目遠隔合同授業

2022-09-27 17:00:01 | 講義の余白から

 今朝6時10分から7時50分まで今年度第一回目の日仏遠隔合同授業が行われた。開始二時間ほど前、こちらの大学のメールボックスがアクセス不能になり(最近頻繁にあり、閉口している)、このままだとメールで届いていたZOOMのリンクを開けないと慌てたが、日本側の責任者の先生にリンクを私用メールに再送してもらい、それを学生たちに転送して事なきを得た。全員時間通りにZOOMの教室に入室できた。
 予定通り、まずストラスブール大学の学生十名が一人ずつ中井正一『美学入門』についての第一印象を語った。三グループに分けてはあったが、実質は個々の印象を語っていた。それらに対する日本側のK先生からの応答と学生たちの感想を述べてもらうという形でゼミは進行した。
 双方合わせて二十九名の学生が参加しているので、全員に一通り一言感想を述べてもらうだけでも百分授業の四分の三ほどかかり、あとは今後の進め方について私の方から手短に説明するだけでほぼ時間となった。
 日本側に接続環境不良で発言できなかった学生が一名、途中からの参加になった学生が一名あったことを除けば、全員が最初から最後まで出席することができ、発言も一巡させることができたので、第一回目としてはこれでよしとすべきだろう。
 第二回目は四週間後。おそくともその二週間前には組み合わせができているはずの日仏合同の三チームがそれぞれ順に発表を行う予定である。
 日仏合同チームでの作業を来月上旬には開始し、来年二月のストラスブールでの合同ゼミでの最終プレゼンテーションを四ヶ月間かけてじっくりと仕上げていく「長距離走」である。それが今年度前期の学生たちの達成目標である。彼らに伴走して「水分」や「栄養素」を補給するのが教員側の役割である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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