内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

あと一息で、ナ・ツ・ヤ・ス・ミ!

2020-07-27 20:13:14 | 雑感

 今日は、朝から澄み切った青空が広がり、昼過ぎから気温もぐんぐん上がり三〇度を越え、それにともない湿度は三〇%台まで下がりました。私はこういう夏の日が好きでたまりません。こんな天気が夏中続いてくれれば、さしもの新型コロナウイルスもすっかり鳴りを潜めてくれるのではないかと思わず夢想してしまいました。
 昨日、私は、自分の軽率な「勇み足」のせいでここ二週間ほど振り回してしまった方に電話で謝罪しました。その方は寛容にも私の謝罪を受け入れてくださり、気にすることはないと何度も繰り返し、むしろ、この夏、今回の一件はもう済んだこととして、直接会ってゆっくり話したいと提案してくださり、最後は和やかな気分で電話を切ることができました。
 今日の午前中、大学の業務上のこの二週間あまりの懸案事項がやっと解決を見て、ほっとしているところです。大学は実質的にもう夏休みに入ってしまっており、その懸案事項の最終的な決着は学務が再開される八月下旬に持ち越さざるを得ないのですが、新学期にはなんとか間に合う形で学科の態勢を調える目処がたちました。やれやれです。
 今日の午後、もう一つ嬉しいことがありました。六月半ばころから、ストラスブールともう一つ別の大学の入学許可を得た一学生から、何度も教科内容についての問い合わせのメールがあり、そのたびに最優先で最速の返事を出していたのですが、その学生はどちらを選ぶかずっと迷っていました。
 「迷うのはあなたの権利だから、時間が許すかぎり、ゆっくり迷ってください。どちらを選ぶのもまったくあなたの自由です。あなたが最良の選択をするために必要な情報を私はできるかぎり提供します」と六月中に伝えておいたのですが、しばらく連絡がありませんでした。その学生から、弊学科を選んだことを知らせるメールが届いたのです。
 「私が質問するたびに、いつでも直ぐに明快で正確な返事を先生がくださったおかげで納得のいく決断を下すことができました。新学期にお目にかかってあらためて直接お礼を申し上げるのを待ち遠しく思っています」という内容でした。こんな返事をもらって、嬉しくないわけないでしょ。
 直ぐに、およそ以下のような返事を送りました。
 「私たちの学科にとって嬉しい知らせをありがとう。学科教員一同、新学期に貴方を本学に迎える準備を調えているところです。私たちの教科内容が貴方の期待に応えるものであるように最善を尽くします。夏休み中、新入生の皆さんに、新学期をよりよく迎えるためのガイダンスメッセージを数回お送りする予定です。夏休み中、なにか質問があったら、いつでも遠慮なく連絡をください。」
 三月後半から心理的にはずっと懸垂状態のような日々が続いて、気の休まることはありませんでした。今でも、新学期がどのような形で迎えられるのか、予断を許さないという意味では、すっかり気を抜くわけにはいきません。
 でも、明日明後日、まだ少し残っている仕事を片付ければ、私も、やっと、夏休みです。一ヶ月休息させてください。