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朝寝-昼酒-夜遊

日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

先週買ったCD(1)

2007年10月13日 20時31分07秒 | 音楽
先週末の3連休はふらふらと遊んで、
ふらふらとCDを買ってしまった。

土曜は歌舞伎座帰り(立ち見になるので入っていないが)で、銀座山野楽器。


「寄席囃子」(ひので会)

寄席で実際に弾かれているものに近い感じ。
(太鼓の入れ方とか。)
「外記猿」を聞くと、やっぱり文朝や吉朝を思ってしまう。


「新世界」+α ドヴォルザーク
 アンチェル+チェコフィル

思ったほど満足しなかった。悪くはないのだが。
この曲、あまり「チェコくささ」がないので、
あえて地元のオケで演奏する必要がない、ということかも知れない。

まあ、どこまで「チェコの曲はチェコのオーケストラで」に
拘る必要があるか、というと疑問だろうが。
でも、地元のオケの方が、演奏している歴史もあるだろうし、
その分練られていたり、ベースが共有されているのでは、と思う。


「アメリカ+弦楽六重奏曲」 ドヴォルザーク
 スメタナ四重奏団など

「アメリカ」は名曲。
「弦楽六重奏曲」はあまり印象に残っていない。
正直、弦楽合奏の演奏の良し悪しって、よく分からない。
曲そのものが面白ければ、どれを聞いても同じように楽しめるんだよなあ。

ラクゴリラを見て

2007年10月06日 21時05分37秒 | 落語・講談・お笑い
3連休初日。
昼前に出て、神田から歩いて「お江戸日本橋亭」へ。

上方でも、同期のメンバーが集まる会はいくつかあるが、
私が一番気に入っているのが、この「ラクゴリラ」の会。

大阪では、確か、ワッハの7階で入り切らなくなっている、と
聞いたような気がする。
今日は、そこまで一杯にならない。座椅子の席でのんびり聞いていた。


「道具屋」(佐ん吉):△

首の取れるお雛様で「こんにちは」「こっちィ入り」をやるのは、面白かった。
あまり活舌が良くない(?息の量が多いのかな)ので、科白が聞き取りにくい。
もう少しゆっくり話しても良いのでは、と感じた。


「あくびの稽古」(花丸):○

マクラは浜村純の話。って、東京で分かるのかな。

ネタは、今まで付き合いしたお稽古事を言っていくところが少し長い。
義太夫はなくても良いかも知れない。

あくびの師匠の「微笑流」「うりゃ千家」は下らなく良い。
特に「微笑流」は、各あくび(連れの男も含めて)の最後に「微笑」を入れる、
という凝った設定につながっている。
確かに、その流派の創始時の伝説や言い伝えがある、というのは面白い。
少しあざとさ、わざとらしさが前面に出過ぎるので、
良し悪しではあるが。

あと、連れの男の最後の科白は少し長いと感じた。
「くっしゃみの稽古に行こうとしてた」は余計だと思う。
面白いんだけどね。


「ざこ八」(生喬):△

この話、私にはよく分からん。何がやりたいネタなんだ?
演者が東京弁で喋れるところを見せるネタなんだろうか。

後半はベタベタの(商人風でない)大阪弁で、
生喬は、少し誇張しすぎている感じがする。
それもあって、「つるさん」のニンが一貫しない。
サゲは初めて聞くもの。
でも、そもそも、ムリネタかも。


「つぼ算」(つく枝):○

このアホの「水壺が割れた」説明の訳の分からなさが凄い。
何を言っているかは分かる。
ただ、どんな背景で、何故それを言っているのかが、本当に分からない。
今まで「つぼ算」のこの部分の説明は、いろんな演者で聞いたが、
話のかみ合わなさ、訳の分からなさは一番凄いかも。

壺を持っていくところは丁寧に、きっちりと。
番頭が最後に算盤をむちゃくちゃにしてしまい、下げにつなげる。
良いですね。


「ちりとてちん」(こごろう):△~○

このネタ、くどくてあんまり好きじゃない。
また、隣のタケが嫌な奴なんで、
あんまり気分良くなれなかった。

出来としても、誇張がきつくてしんどい。
ウケてはいたけど、私の好みではなかった。


終演15:45。

ちょうどいいや、と思って、
歩いて歌舞伎座まで行ったが、立見になる、ということで入らず。
山野楽器でCD3枚買って、ラーメンで飲んでおしまい。

選挙はゲームでしかないのか

2007年10月06日 10時14分10秒 | 政治
民主、総選挙準備に本腰 全国幹事長会議(朝日新聞) - goo ニュース

「最後の戦い」てなことを小沢が言っているが、
何か違和感がある。

次の選挙で勝つこと、あるいは次に政権をとることだけが目的になっている
感じがする。でも、それは違うだろう。
政権をとってどのような政治をするのか、を語るべきではないのか。

選挙が「シミュレーションゲーム」になっている。
「こうすれば、票がとれて、議席がとれる」
「作戦がうまくいったので、選挙に勝てた」
という感じ。政策も、その「作戦」の一環でしかない。

マスコミも、そこに焦点を当てて報道しているように思う。
「政権をとったらどんな政策になるのか」はメインにならない。
国民のレベルに合った報道かも知れないが。

一番の理由は、報道するほど政策に差がないからなんだろう。
地方では未だに「自民・民主」相乗り、なんて普通だし。
政策の違いが分からないから、
分かりやすい「ゲーム」の部分にいくのだろう。

まあ、政策で論争すると、
自民党も民主党も党内バラバラだと国民にばれてしまうから、
お互い、政策の話を避けているのかも知れないけどね。

灰色、というか、玉虫色というか

2007年10月02日 23時57分25秒 | 社会
「集団自決」検定、文科省が対応検討 沖縄県民大会受け(朝日新聞) - goo ニュース

結局、
「軍による強制の根拠が弱くなってきている」という
元々削除した理由は見直すのか?

そこは見直さず、
何となく教科書会社が修正する、と言ってきたんだからいいじゃないか、
結果オーライ、の雰囲気を感じて恐ろしい。

あまり現実的でもないが、
例えば将来、
「南京大虐殺はなかった」と書いた教科書が、
検定で修正を要求されたことに対して、
自慰史観の連中が「不当だ」と声を上げたら、どうなるんだ?
同じように何となく「南京大虐殺がなかった」と修正されるのか?

とりあえず糊塗するようなやり方は、
違う場面で逆に作用する恐れがある。
沖縄の怒りを慰撫する、という、逆にバカにするような手を打つのではなく、
「実際、学問的にどうなんだ?」と詰める姿勢が必要だと思う。