朝寝-昼酒-夜遊

日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

らくご道(2011年7月)

2011年07月13日 22時36分12秒 | 落語・講談・お笑い
昨日は久し振りの落語会。
先月の「らくご道」以来になってしまった。

開演前の他のお客さんの会話を聞いていると、
「何で三枝が…」とか
「きん枝が…」といった話が。
如何にもこの落語会らしい。


「平林」(生喬):△+

マクラは2席やる話、文枝襲名話、風邪を引いた話など。
襲名話から名前つながりネタに入れたような気もする。
「喋りたい」気持ちが先に立ってしまったのだろう。

ネタは、まあ、何がどうってこともなく。
丁寧にやっている。旦那の作り方など。
丁稚が若干キツいところがある。

「焼き芋の暴れ喰い」と言って「ひらばやしさん」を忘れる。
答える人間が本気で言っているのか、弄って言っているのか、
というのも別に気にすることもないだろう。
「いちはちじゅうのもくもく」からは弄っているのだろうが、
特にそんな感情を出す訳でもなく。
次第に「恐い」人を出していっていた。

サゲは「気が知れん」「字が知れん」。


「水屋の富」(こごろう):○

マクラは健康診断の若干汚い話から、充電の話で水屋の話に入る。
普通に面白い話をきっちり伝えている。

個人的に好きなネタで、江戸の印象が強いのだが、
まあ、上手く笑いを増やしていたかな、と思う。
少し地の文が多い印象。
周囲の表情に左右され、振り回されるところを繰り返し描写して
ウケをとっていた。
「顔つきの悪い男」が「鏡の中の自分」というのが良い。

近所の稽古屋の娘さん、というのを出していたが、
「800両と言うのと違いますか」「その通りで」で
ウケを取りにいくのはあまり好みではないかな。
聞きながら、この水屋の生き別れの娘を夢に出す、というのを思い付いたが、
少し重くなるかも知れない。


「つる」(生喬):○-

まあ、これも罪のない話。
「絵根問」の件がない、
笑福亭の(個人的には)聞き易い形。

「あんた知らんねやろ」は少しキツいかな。
「つーるー」を思いつきで言う感じが良かった。

全体に丁寧で、きっちり演っていた。


対談「夕焼け日記」(生喬・こごろう)

「平林」で江戸の人がけっこう遊ぶ、というところから
古典落語をどこまで崩すか、といった話。
「皆が知っている」前提からか東京の噺家が
「平林」や「初天神」で結構いじくっているらしい。
2人ともその風潮はあまり好きになれない様子。
そのあたりはこの2人の落語にも現れているところだな。
コメント
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7月12日(火)のつぶやき

2011年07月13日 02時32分15秒 | つぶやき
06:53 from Tweet Button
ああ、ありがちな話だ。>玄海町長の弟の建設会社、九電から54億円受注 http://t.co/FJnV4MI
06:58 from Tweet Button
1年ほど前の産経の記事は勇み足だった訳だな。その時出ていたきん枝の小文枝襲名が消えているのは当然だが、だいたい三枝も文枝を襲名する値打のある噺家か?襲名のハードルが下がるのは良いが。>桂三枝さん、大名跡「文枝」襲名へ 来年7月16日 http://t.co/BMn8SSz
07:02 from Tweet Button
食べたのかも知れないが、どの程度基準を超えた、とか、どの程度のリスクがあるか、などを踏まえずに「超えた」事実だけでびびっても仕方がないわな。>出荷の6頭は5都府県に セシウム検出牛、一部は販売 http://t.co/yVrZZ8U
17:32 from モバツイ
仕事終えて市内に向かう。1月ぶりの落語会。先月も同じ会だけど。文枝襲名話が出るかどうか。
21:16 from モバツイ
「らくご道」終わって軽く飲み。「水屋の富」はやはり良いネタだ。
21:53 from モバツイ
上方の咄家が「いき」になりつつあるとまでは言わんが、江戸の咄家が野暮になりつつあるのは確かなのだろう。
22:09 from Keitai Web
「藤川」団扇が一瞬「川藤」に見えた@梅田
22:18 from モバツイ
目の前でレズのカップルがいちゃついている。ホモよりは暑苦しくないからいいけど。「男が暑苦しいから」と文福がレズ物のAVばかり見るようになった、と聞いた覚えがあるのだが、どこで聞いたんだったかなあ。
by kkmaru on Twitter
コメント
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