戦国の山城、3日間の復活 滋賀・甲賀、巨大バルーンで
滋賀県甲賀市水口町の古城山(283メートル)に17日、戦国時代末期に築かれ、15年で廃城となった水口岡山城が、高さ11メートルの巨大バルーンとして再現された。日没後はライトアップされ、山頂を訪れた市民らが幻の天守の姿に思いをはせていた。
2012年には水口青年会議所が段ボールを使って同城を再現している。今回は、城のあるまちづくりを目指し、住民有志らでつくる社団法人「水口岡山城の会」が遊具の巨大バルーンを使い、この日から始まったイベント「よみがえれ水口岡山城2014」で披露した。
巨大バルーンの城は20日まで山頂に置かれ、麓から見上げることもできる。友人と散歩で山頂を訪れた近くの女性(60)は「短期間で片付けるのはもったいない。城の存在に興味を持ってもらい、観光名所になってほしい」と話していた。