城郭探訪

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龍泉寺城  近江国(甲賀)

2014年07月27日 | 平城

 

 

お城のデータ

所在地:甲賀市甲賀町上野字護摩田 (甲賀郡甲賀町上野字護摩田) map:http://yahoo.jp/HUSmwS

現 状::寺院

遺 構:曲輪・土塁

区 分:平城

築城期:室町時代

築城者:上野四郎景光

城 主:上野四郎景光

目標地:上野 龍泉寺

駐車場:龍泉寺 門前駐車場

訪城日:2014.7.21

 

お城の概要

龍泉寺城は、油日駅から北東へ5分ほど歩くと中川を背に龍泉寺境内に位置する城である。駐車場は門前ある。

かつては、寺の三方を土塁と堀がめぐっていたいうが、現在は西側にL字に一部が残すのみ。現存土塁は巾1~2m、高さ1~2m。曲郭の規模は東西30m・南北25mを図るが、南側は地割が改変されおり本来の規模は復元できない。周囲には城郭遺構h確認できず集落からやや遊離した単郭の城館として立地する。

龍泉寺城の南西100mに木内城、北西300mに北上野城Bがある。周辺には上野同名中を構成する土豪層の城館が点在する。

歴 史

本来は上野同名中を構成する土豪層の城館として機能していたことが知られる。

龍泉寺は臨済宗永源寺派の寺院で、寺伝によると

天正年間(1573~)甲賀21家の一つである上野四郎景光が武家館跡に草庵を建て景光庵と名付けた。

その後、景光が四国阿波の国に渡り数年後帰る際、弘法大師の作といわれる十一面観世音菩薩像を受け、この庵に安置したといわれている。

その後、荒廃していたが、永源禅寺百四世朴祖淳大和尚により、延享二年(1745)十一月に本堂が再建し、万年山龍泉寺と改められた。

現在の本堂は明治23年に改築され、この落成式に歌舞伎が奉納された記念の額がある。現在の庫裏は昭和10年に完成したものである。

参考資料;滋賀県中世城郭分布調査、淡海の城、近江の城郭、甲賀市誌7巻甲賀の城

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