北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」

元杉並区議会議員(2007-2011)北島邦彦の活動日誌 e-mail kjmirai@jcom.home.ne.jp

Jパワー(電源開発)抗議闘争

2013年02月14日 | 日記
大間原発の建設強行を続けているJパワー(電源開発)への抗議行動に参加してきました。私としては2度目。NAZEN杉並としての申入書を掲載します。



2013年2月14日
電源開発株式会社 取締役会長 沢部清 様 取締役社長 北村雅良 様
すべての原発いますぐなくそう!全国会議・杉並(略称:NAZEN杉並)
東京都杉並区天沼2-3-7-2A TEL 03-6794-7101

申 入 書
たび重なる抗議にもかかわらず、御社が工事継続を今なお強行している青森県大間原子力発電所建設工事につき、ただちに中止されるよう申し入れるものです。また、建設計画そのものの白紙撤回をも求めます。
現在建設中の大間原発は、これまでに建設された原発と比べても、きわめて特異な施設です。原子炉予定地点からわずか300mに、いまなお「あさこはうす」という家屋・農地が残されていることです。こうした状態にありながら工事が開始され、見通しのないまま工事のみが強行されてきました。これまでもあらゆる原発建設計画に対して、地元からの反対運動が突きつけられてきました。それによって計画撤回に追い込まれた原発建設計画も多々あります。しかし、この大間原発のような形で建設が強行されている例は皆無です。
大間現地に行って原発建設現場を見ればすぐにわかりますが、原発からこれほど近くに民家が存在する原発は他にありません。また、人口30万人を擁する北海道函館市は30km圏内。当然のことながら、大間原発は津軽海峡を越えた反対運動を生み出しています。立地計画そのものが、無理に無理を重ねて策定されているとしか言えません。
このような事態をかんがみれば、大間原発建設計画が最悪の条件の下で強行されていることは明らかであり、ただちに建設中止―白紙撤回されて当然の計画です。にもかかわらず工事継続が強行されている現実は、ただ一点、フルMOX燃料を使用する原発を建設することによって、使用済み核燃料を再処理してプルトニウムを抽出する、核燃サイクルの完成を支えるための原発だからです。これは安倍政権が進めようとしている日本の核武装への道を掃き清めるために不可欠の存在として、大間原発が位置づけられているからです。御社がこうした憲法違反の事業に加担することも含めて、ただちに本事業から撤退されるよう求めるものです。
以上

地下鉄銀座駅で下車してJパワー本社に向かう途中、懐かしい銀座シネパトスのところを通りかかったのですが、なんと!閉館のお知らせ。時の流れですな。