北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」

元杉並区議会議員(2007-2011)北島邦彦の活動日誌 e-mail kjmirai@jcom.home.ne.jp

外資系企業との団体交渉へ

2012年08月22日 | 日記
NAZEN(すべての原発いますぐなくそう!全国会議)の仲間である青年労働者に、「即日解雇」の通告がありました。この青年労働者、外資系企業の非正規労働者として働いてきたのですが、突然の事業縮小のあおりで解雇されるというのです。しかも通告のやり方が尋常でなく、いきなり口頭で「明日から来なくていい」的なことが言われており、アメリカン・スタイルと言えばそうなのかもわかりませんが、いかに外資系企業といえども、こんなことが通用していいはずがありません。東京西部ユニオンとして、さっそく団体交渉に向けた準備に入りました。この青年労働者の話によると、おそらく解雇対象者になっているであろう同僚の非正規労働者は、「(会社は)私たちのことはどうでもいいと思っているのね」と静かに怒りを表わしているそうです。これはどこかで聞いた言葉だ!そう、福島の人たちの政府・東京電力に対する怒りの言葉と同じです。資本―国家権力の本性なのだな。新たに労働組合員として闘うことを決意した青年労働者は、みずからの闘いの困難性を見すえつつも、職場の団結をつくりだすことをめざして歩み始めました。東京西部ユニオンとしても、全力をあげてともに闘いたいと思います。

東京西部ユニオン夏の合宿

2012年08月19日 | 日記
今年の夏は激闘に次ぐ激闘ということで、東京西部ユニオン恒例の夏合宿は「合宿」とならず、東京・夢の島にある第五福竜丸展示館見学とバーベキュー大会となりました。24人の参加者が第五福竜丸平和協会の方の説明を受け、1時間強の見学会を終えました。何回目かの訪問となった組合員もあれば、長年東京に住んでいてもこれが初めてという組合員もありました。しかし異口同音に、「来てよかった!」との感想が述べられています。ビキニ事件が日本における反核運動の原点であること、ヒロシマ・ナガサキを掘り起こしたのもビキニ事件に端を発する原水爆禁止運動であること、そして福島の現実…。これがスッとつながった想いの明瞭さが、「よかった」と確信させてくれているのだと、自分自身の感覚からもそう思います。第五福竜丸見学会、他のユニオンにも勧めたいし、またNAZENの企画としてもありです!



BBQ大会は肉を食べるのに一生懸命で(!)、写真を撮り忘れました…ああ!。

杉並で「かんしょ踊り」を舞う

2012年08月18日 | 日記
脱原発杉並宣言グループの人たち(?)が呼びかけて、蚕糸の森公園で「盆ダンス・ウィズ・フクシマ」というイベントが開かれました。「福島原発告訴」を支援する取り組みの一環です。私も充分な時間は確保できなかったのですが、とにかく「かんしょ踊り」には参加しようとかけつけました。主催者が「ボンダンス」「ボンダンス」と言うので、どんな意味だ?フランス語かいな?などど思ったのですが、いわゆる「盆ダンス=盆踊り」のことでした!社民党・日本共産党の区議会議員とも挨拶を交しつつ、いざ「かんしょ踊り」へ。民謡「会津磐梯山」に乗って踊ります。足で大地をける振付は、地下にいる祖先の魂を鎮めるための動作と教えられるのですが、実際に踊ってみると、ヨシッと大地に立ち上がる闘いのポーズに思えてきます。地元杉並での「かんしょ踊り」、力が入って汗だくとなりました。
教組の人たち(?)による福島の子どもたちの保養運動パネル展示が、会場の一角で行なわれていました。杉並の富士学園を利用した活動です。すでに全国で様々な形で展開されていますが、これはなかなか重要な活動です。NAZENとしても知恵をめぐらせましょう。

反靖国デモ―8・15労働者市民集会

2012年08月15日 | 日記
竹島=独島、尖閣=釣魚台をめぐって、日本・韓国・中国の支配層が排外主義を煽り立てているさなか、「反靖国・反原発」を掲げて、韓国・民主労総の仲間と日本の労働者階級が並んでデモを敢行しました。この動かすことのできない事実のなかに、各国支配層がねらう排外主義攻撃を打破している現実があります。そのことに確信がもてます。右翼の妨害は例年どころではない凶悪さです。つまり、排外主義に頼らざるをえない各国支配層の危機があまりに深く、ただひとつのデモでその体制はもろくも崩壊する可能性さえあるということです。「労働者階級に国境はない!労働者階級に領土はない!」国際連帯闘争―労働者の国際的団結の前進を、水をどっぷりかぶったような汗の中で実感しました。
8・15労働者市民集会は、いつものことながら裏方でまったく聞けていません。ひとつだけ!松元ヒロさんの一瞬の形態模写「オスプレイ」は、まさしく墜落しつつあるオスプレイそのものでした。拍手!

自治体業務の外注化は「偽装請負」が不可避に

2012年08月12日 | 日記
足立区は「日本公共サービス研究会」を発足させ、その第1回会合には152自治体が参加した、との都政新報の報道がありました。自治体の窓口業務や国保・戸籍・会計出納などの「専門定型業務」について、外部委託の手法を自治体が連携して検討・構築するとしています。今なぜこうした研究会が必要なのか?記事によれば、「手詰まり感の強い従来型の民間委託や市場化テスト手法を超えるため」とコメントされています。その要因として、偽装請負問題や自治体業務の外部化に伴う公権力の範囲の解釈問題にあると指摘されています。つまり自治体業務の外注化は、不可避に偽装請負という違法事態を発生させるということです。それを「超える」ためには、業務の外注化と同時に自治体職員の出向→転籍によって脱法行為を行なうか、自治体が日本経団連と一体になって法改定を求めるプレッシャー団体になるかです。さらにもうひとつ…自治体による小規模な個別業務の民間委託では、外注先の民間企業にとってスケールメリットがないと言われてきました。そこで「自治体が連携して」一括して大規模な業務量の外注化を実施することで、外注先民間企業の利益を生み出すのがねらいでしょう。自治体の行政コスト=人件費カットと外注先民間企業の利益確保を一体でやることは、労働者人民の税金を外注化によって大資本の利益に付け替えるということでしかありません。このカラクリは許せません。