北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」

元杉並区議会議員(2007-2011)北島邦彦の活動日誌 e-mail kjmirai@jcom.home.ne.jp

「広範な統一戦線」がどうなるか

2009年06月16日 | 日記
6・14闘争が各党派によってもたれました。私はこうしてブログをもちながらもあまりネットをのぞかない方なので、「あの集会はこんな様子だったようだぞ…」などと、ネットサーファーの友人から教えてもらうことになります。印象に残ったのは、社会文化会館で開催された集会の模様です。集会参加者は主催者発表で550人、デモの参加者は200人程度だったそうです。この集会、民主党・社民党などの既成政党をはじめ、国労=国鉄労働組合を中軸にする「4者4団体」派、元○○派と言われる人たちなど、きわめて“広範”な陣形の集会でした。
実は1週間ぐらい前に、革共同から逃亡したK&S(現職杉並区議と元杉並区議ですが)を支援しているであろう(?)人から、「あなたたちは孤立しているじゃないの」と“批判”されたことがあったのです。その人のイメージでは、6・14社会文化会館集会のような形態であれば多くの人々が集まることができるのに、私たちの党派性を鮮明にした行動形態では人が集まらないということのようです。
しかし!6・14の闘争の状況は、「広範な統一戦線」がいかに貧相な集会とデモに終わらざるをえなかったかを明らかにしているのではないでしょうか。世界大恐慌情勢下の戦争と革命の時代にあって、路線が鮮明にされない運動がどういう命運をたどることになるのか、その“広範”さに誘引された人たちがいかに落胆していくことになるのか、明白な事実としてわかったのが6・14闘争ではなかったでしょうか。