将棋をイメージしてください
日本にはレア名字がたくさん!
突然ですが
「五六」という漢字読めますか?
実はこれ実在する名字なんです。
宮崎県、とくに西部で多く見られるレア名字で、
初見ではほぼ読めない難読名字として有名です。
「ごろく」でも「いそろく」でもありません。
ここでヒントです。将棋の盤上をイメージしてみてください。
答えは、「ふのぼり(ふかぼり)」でした。
五六は「ふのぼり」、あるいは「ふかぼり」と読み、語源には諸説あります。
その一つとして挙げられるのが「将棋」から来ているというもの。
将棋は9×9のマス上で駒を動かすゲームですが、マスの位置を特定しやすいように
右上の「1一」から、左下の「9九」まで、各マスには読み方が振られています。
その中でも「5六」の場所は、
先手にとっては、王の上の「歩」のさらに一つ上のマス。
つまり、「歩が上る」位置になっています。
一方で後手から見ると、あと一歩進めば相手陣となる場所。
「歩」が上れば、「成金」となる重要なポイントです。
このような理由から、
「五六=ふのぼり」という名字が生まれたと言われています。
次回の漢字クイズもお楽しみに!