「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

アメリカのウクライナ支援の行方とオルバン節?<2023年10月

2023-10-29 14:05:37 | ウクライナ紛争

ウクライナ支援の行方とオルバン節に関連性はありません。まとめて二つ取り上げただけです。

(1)まずウクライナ支援の行方。
ウクライナとイスラエルの支援策を分割すべき=米下院新議長
ロイター編集
2023年10月27日午前 11:40 GMT+918分前更新
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/7SHV6DQA7RL2LAZMADOWB5NLCU-2023-10-27/

ウクライナへの武器供与停止=スロバキアが正式表明、人道支援は継続
2023-10-26 21:13
https://sp.m.jiji.com/article/show/3083125
「武器送らず」発言火消し=ポーランド、ウクライナ支援継続を強調
2023-09-22 05:49
https://sp.m.jiji.com/article/show/3053095?free=1
ポーランド、ウクライナへの武器供与を停止へ 穀物輸出で対立
2023年9月21日
https://www.bbc.com/japanese/66874151

東欧では、ポーランドがウクライナ支援に関しては消極姿勢に転じています。今回スロバキアが選挙公約の通りウクライナへの武器援助の停止を表明しました。
これにはウクライナの農作物をめぐるGAT提訴が大きく影響しています。

迷走を続けたアメリカ下院の共和党は、やっと折り合いが付きトランプ派の新人議員が議長に選出されました。共和党内の主導権争いは、トランプ派が勝利したと言うことだと思います。共和党の主張通り早速、ウクライナ支援を今回提案の予算から切り離すべきだとの主張がなされました。バイデンさんは、ウクライナ支援とイスラエル支援を抱き合わせで予算を通そうとしましたが、早速「待った!」がかかりました。

2024年度予算でもウクライナ支援の分は、議論の的になると思います。今のアンケート調査では、ウクライナ支援を支持しないアメリカ国民は過半数を超えています。
来年の大統領選挙を考えてもアメリカ国民の意識は予算の内容に影響を与えると思います。

アメリカ議会も今年の1月は(やや冷めた)熱狂していましたが半年以上経過して共和党は秋風と言うより初冬のような雰囲気があります。

そもそもウクライナ紛争を主導したのはバイデンさんであると言えます。共和党は、そんな事に金は出せないという姿勢です。アメリカの走狗を務めているウクライナには、結構アメリカ議会でも逆風が吹いてきました。
前回の国連総会にゼレンスキー氏が出席した時に、アメリカでは議会演説も許可されませんでしたし、共和党の重鎮議員との面会もありませんでした。
つまり今ゼレンスキー氏を支持しているのは、バイデンさんと民主党だけです。

やはり戦争が長期化すると誰でもこの戦争をどうするべきか考えると思います。アメリカは超大口のスポンサーですから有権者への説明もあります。アメリカの税金をウクライナ紛争に注ぎ続けていいかどうかは、当然議論されると思います。それが当然だと思います。

ウクライナはアメリカの金で3年でも5年でも戦争を続ける心算でしょう。アメリカだってバイデンさんが引き起こしたようなウクライナ紛争に金を出し続けるバカらしさに気が付いていると思います。バカらしければ、止めるでしょう。

プロパガンダに熱狂する季節が過ぎれば、どこの支援国も現実を考えると思います。そんなに余裕のある国は、アメリカを含めてどこにもありません。冷静に考えてみると、ぼろ儲けしているのは軍需産業だけです。

上手いこと名演説で世界の金をかき集めたゼレンスキーマジックは、賞味切れと言うことであろうと思います。

そうなれば、ボチボチと停戦の話もチラホラと出てくると思います。既にスロバキアは、停戦の方向でロシアと接触を始めています。応援団が停戦の話を持ち出せば、ウクライナもいつまでもは逆らえないでしょう。

(2)オルバン節
ハンガリー首相にEU内から批判、プーチン氏との会談巡り
Gabriela Baczynska、Marine Strauss
2023年10月27日午前 10:30 GMT+91時間前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/LBPLYE76URLQHNSY3ZOFMJ5Y5I-2023-10-27/
ロシアとの対話維持は「誇り」 ハンガリー首相
2023年10月27日 11:34 発信地:ブリュッセル/ベルギー [ ベルギー ハンガリー ロシア ロシア・CIS ヨーロッパ ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3488297?cx_part=top_category&cx_position=1

プーチンさんと北京で面会したのが悪いとEU内から意見が出ているようです。オルバン首相は逆に「誇りだ!」と切り返しています。

これは、EUの意見が書生論すぎますね?
ロシアとのパイプがなければ、停戦の話を誰が持っていきます?
アメリカは無理だと思いますし、EUの中でロシアとパイプを持つ国は少ないです。停戦の話を切り出せる国がありません。
ロシアが悪いからと言う理由で外交関係をなくせば、交渉の時に困ると言うことです。ほぼEUは「青二才!」と言うべきでしょう。だからウクライナの口車に乗ってロシアのエネルギーの全面禁輸に踏み切りました。結果、困ったのはEU自身でした。アホでしょう?「青二才!」のやる事は、こんな事が多いです。

NATOの政治家で停戦話をロシアに持っていけるのは、トルコのエルドアン大統領くらいしか見当たりません。

最近の欧米の政治家で外交を理解してる政治家は、ほとんどいませんね?

戦争と外交は、別です。
外交関係を断絶するのは、最後の最後です。
そこら辺を全然理解していません。

こんな調子では、ウクライナ紛争の停戦をどうやって実現するのか怪しいものです。停戦にもっていかずに永遠に戦争を続けさせる心算なんでしょうか?

ほぼ、理性とか知性とか常識とか?
見当たりませんね❓
どうするんだか・・・



コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。