「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ロシア側の停戦条件を探る<ウクライナ紛争2023.11.21

2023-11-23 21:04:43 | ウクライナ紛争

このような時に便利なのが、メドヴェージェフ元大統領です。ロシアの希望を、かなり膨らまして吠える係だからです。去年は、ウクライナで戦術核を使うべきだ!と喚いていました。NATOを牽制していたわけです。
今年は❓

2023.08.20
メドヴェージェフ元大統領、遅かれ早かれ西側は停戦をロシアに懇願する
https://grandfleet.info/russia-related/medvedev-sooner-or-later-the-west-will-beg-russia-for-a-ceasefire/
2023.08.17
メドヴェージェフ元大統領、ウクライナのNATO入りにはキーウ放棄が必要
https://grandfleet.info/russia-related/medvedev-says-ukraine-must-abandon-kyiv-to-join-nato/

(1)実は、プーチン氏は10月に以下の発言をしています。
ロイター
『ロシア、ウクライナのEU加盟に反対せず=プーチン氏』
2023年10月6日午前 2:36 GMT+92ヶ月前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/K6WYJ65AFNNWZIAGO4CD5SM2JM-2023-10-05/

ユーロはOK!
その裏側は❓⇒NATOはダメ!

これが最新の条件です。
これにどれだけ上乗せするかが交渉のポイントになりそうです。

だからアメリカが停戦の交渉を始めたければ、ロシア側が応じる用意はあると思います。
そもそも、軍事侵攻前にロシアが出した条件が・・
「ウクライナの中立」
「ウクライナのNATO加盟放棄」
「ウクライナ政府から反ロシア的な過激主義者を排除する」
大体、このような事だと思います。
今、停戦交渉を申し出ればこの条件+領土割譲でしょうね❓

(2)メドヴェージェフ(元大統領)先生は、違う条件を提示しています。
「NATO加盟OK!」
寛大ですね❓
しかし、領土がきついです。
「もしウクライナが同盟に加盟したいならキーウを放棄してリヴィウに首都を移せ」

つまり、NATO加盟アリならこれが条件になります。
大体、スターリンが第2次大戦後ポーランドに割譲させた西ウクライナを指していると思います。
要は、南ウクライナを含めた旧ロシア帝国領を返還しろ・と言うことです。

ウクライナは、二択です。
プーチン案かメドヴェージェフ案です。

これ以外にウクライナの選択肢は、ありません。
もう一つありますが、③トコトン戦争する方法です。
しかし③をやると、負けたらウクライナは地図から消えるかもしれません。

もう、私の見るところでは戦局はロシアの方に傾きつつあります。ロシアが(1)(2)以外の条件で停戦に応じる可能性は、少なくなりつつあると思います。

ロシアの方の戦争の体制が整いつつありますから、時間が経過するほど停戦条件は厳しくなると思います。

※付録(時事日記にも多少の楽しみは必要です❓)
ロシアにもロシア式民主主義は、あります。去年10月ごろロシア軍がボロ負けしていた時は、ロシア国内では怒号が飛び交っていました。

2022.10.3
『ウクライナ戦への批判が続出、クレムリンと国民との関係は気まずくなるばかり』
https://grandfleet.info/russia-related/relations-between-kremlin-and-people-worsen-as-criticism-of-ukraine-war-continues/



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