コタンクルカムイのまったり生活

野山の散策、小さな旅行、テニス遊びなど、札幌生活を不定期に掲載。
'06年版は「みみずく先生の日記」で。

そして今日

2013年03月11日 | よろず覚え書き
もう丸二年が経ったのですね。
大津波が東北地方沿岸を襲い、原発の吐き出した物質が地を海を覆い、日常生活を狂わせることになった最初の日です。
政府は、省庁は、金は出した、あとは良きに計らえと言わんばかりです。
TPPで日本経済は上向くと言います。
いつもいつも農山村漁村は消費都市の犠牲になるのでしょうか。
50年以上前、石炭から石油にエネルギーシフトしていった時代、鉱夫家族は都市部に移動せざるを得ず、都市部の人口は増大し、産炭地の人口は激減しました。
高度成長期には土や水で暮らしていた人たちは製造業に吸収されました。食のもとを造ることだけでは妥当な収入が得られなかったのです。
今は吸収する場所はありません。
いったい何で暮らせというのでしょう。

テレビの画面はつらくて被災地の姿をじっと見ることが出来ません。

トシをとって涙腺が緩んでいるようです。