2015年11月21日(土)
和歌山県の土地でありながら三重県と奈良県に囲まれ、和歌山県のどの市町村とも接していなく新宮市熊野川町とも分かれて存在する特殊な場所である「嶋津」の山から北山川の蛇行の絶景が見えると言うことを聞き登ってくることにした。又この北山川は大台ケ原の南部、紀伊半島の屋根である大峰山脈の大普賢岳から笠捨山までの東側に降った雨水がすべて集まって瀞八丁を通ってここを流れます。
総歩行距離: 5.8Km
総所要時間: 4時間48分
累計高低差: ±668m
この山は入口のプレ-ト以外案内板やテ-プ等一切見かけられず、距離が短い割には分かりにくい手ごわい山である、最初分岐点が分からず進んでいると如何もおかしいとGPSを出して調べるともう通り過ぎていたようで引返しました。帰り道標高310mの小さな峰から左に急降下しなければならない所、右側にはっきりしたふみ跡がありそちらに行ってしまった。ここは迷いそうです。
国道311号線の瀞大橋の手前を左折し「この道は行き止まり」と書かれた道を嶋津集落に向かって走ると行き止まりとなり、右折して少し行くと駐車出来る川原に出ます。登山口は黄緑色の矢印にあります。左の人家は私設「嶋津観光協会」です。
登山口の標識
最初は杉の林の中を進む
15分ほど歩くと峠に到着、ここを降ると木津呂への昔の渡し船乗り場に行く道である、ここを左折しここからは概ね尾根道を歩きます
思っていたより急である
案内プレ-トはないが急な所にはトラロ-プが付けられていた。島津観光協会さんより連絡(11/22)があり「トラロープはいつも張ってあるわけではなくツアーが入っているときに張って、ツアーが終わると外します」とのことです
この急登を登り切った所(310m地点)は帰り道間違いそうなので覚えておくことが良いですよ
ここから小さいアップダウンがあります
行き過ぎた為シダのブッシュを通過
全く標識等ない絶景ポイントに行くためには所々に立っているアナログテレビ時代の共同アンテナケ-ブルの中で唯一機器箱の付いたP336地点
このポ-ルから西方向約50mの所が第一展望所降り口です。♀カモシカが先に行っています、ここから約5~60m降ると絶景が・・・、丸印の石を覚えて下さい。
上の地点からもう48mほど西に進むと第二絶景展望所降り口です。道の上に1mぐらいの桧の切り株が目印です
ここから約70mほど降りますが、第一より相当きついです、見晴らしも僕的には第一のコ-スの方を薦めます。どちらもほとんど変わりなし。
これが絶景、蛇行した北山川の外側は和歌山県、中の前方後円墳のような所は三重県紀和町木津呂です
もう一枚、写真左手は大台ケ原や大峰山脈から流れ出た水が池原ダムを通ってあの有名な瀞八丁(このすぐ奥)を流れここに。紀和町木津呂をほとんど一回りして右手奥に行き向こうの高い山と手前の杉林の低い山の間を回り込んで、僕たちがいる山の反対側、写真で言えば背中の方を流れて熊野川に合流します。
瀞峡めぐりのジェット船が頻繁にこの蛇行した川を瀬をよけながら走っていました。音が結構大きい
アップで、山の緑と白く輝く川原とどこまでも碧い水です
広角レンズではないのでいまいち引きたいのですが無理。合成してみました
これはいけません、要らなくなったら持ち帰りましょう
所々にリンドウが可憐な花を咲かしていました
登山口から少し奥にはこんな立派な石積の屋敷跡が
教の高低図
トラロープはいつも張ってあるわけではなく
ツアーが入っているときに張って、ツアーが終わると外します。ちょうど今週末ツアーが入っていたためロープを張っていました。
ケーブルは昔のTVのアンテナの線で、地元住民が撤去できずに置いてあります。おそらく土地の所有者です。
お越しいただきありがとうございますm(__)m
ロ-プやテ-プ、案内板がない山はありますが、自然を愛する者にとってはそれも良いことです。標高310mの小さなピ-クから南東の方にふみ跡がありますが、これは何処まで歩けるのでしょうか?
これから人気が出るの間違いなしでしょう。
写真の降り口は非常に危険ですので
事故が起きる可能性があるので、できれば公開して頂きたくないです。
ツアーでは、こちらではない安全な降り口を使用しております。
「先に三角点があります」
国土地理院の三角点大洞394.9mのことでしょうか。
「安全な降り口」を公開して下さい。
登山者は常に安全な道を探しています。
瀞峡は学生時代に行きましたが、その頃はプロペラ船で
扇風機の大型で推進してましたが、音がとてもうるさかったのを覚えてます。三重、奈良、和歌山県の県境と説明がありました、地図で確認すると、面白いことになってます、お陰様で詳しく知りました。
先日は持経ノ宿のこと参考にさせて頂いたので、遅く着きましたが全く心配なく、快適に過ごせました、ありがとうございました
一見、これはどこの山だろうと思える程奥地ですね。
やはり十津川あたりなんで相当奥だと思えました。
広尾根で分かれているときはなかなか注意が
必要ですよね・・・。いつのまにか片方の尾根に
迷い込んでしまいます・・・。
ここは今ではきれいな道が付きましたが昔は相当な奥地であっただろうと思います。
短い道でしたから何も考えなく歩いていると行きすぎたり帰りは尾根筋を間違えたりとミスの連続でした。
場所はおおむねカシミールのカシバードで描いた画像と写真を比べて見当を付けました。奥の入口は手前の展望所にいた時若者の声でわかりました。