カモシカ

退職後主に夫婦で野山を歩いた記録です

大塔山(2008/06/14)

2008年06月15日 | 2008年前半の山歩

梅雨の晴れ間に紀南の最高峰大塔山(1121.8m)に和田川松根ス-パ-林道の足郷トンネルよりピストン登山を楽しんできました。トンネル口と頂上の標高差は560m程ですが途中大きなピ-ク越えが4箇所ほどあり累計登り降りが1200mになりました。途中には大きなブナの自然林があり大変気持の良い山歩きとなりました。なおこの山には、大塔橋よりの谷沿いコ-スを2回と今回を入れて足郷尾根コ-ス2回の計4回の登山となりました。足郷トンネルから登って谷沿いコ-スを大塔橋へ降る一周歩きもいいと思います。大塔橋からトンネル出口までは、約3.5Kmの林道歩きとなりますが・・・・・・

P6140499 緑のトンネルです

P6140515

足郷山を過ぎるとほとんどが尾根道の登山道です

P6140516_2  最初に大きなミズナラの木に出会いました

P6140519

ブナの自然林です、細い尾根に頑張って生えています

P6140521  今日出遭った一番大きなブナです。

P6140550

P6140523

足元はイマイチのところが多いいです

P6140527

P6140529

P6140531

山頂直下のブナ林

P6140546

山頂は広場になっています。石積みのケルンが以前ありましたが撤去されていました。頂上一円を鹿の食害から守る為和歌山県は金網の防護ネットを張り巡らすそうでこの頂上にもう立てないかもしれません。

P6140542

P6140534

天気は良かったのですが、少しガスっていて南の方もはっきり見えません

P6140508  途中ギンリョウソウに遭いました。

Photo

GPS軌跡

Photo_2

高低図

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

行者還岳(2008/06/01)

2008年06月02日 | 2008年前半の山歩

大峰奥駈道の大普賢から八経ヶ岳の間に位置する行者還岳(1546m)に新緑と花々を楽しみに登ってきました。行者還トンネル東口から約350mの急な登りの後は奥駈道の尾根歩きで緑豊かで素晴らしい景色を満喫させてくれるコ-スであります。最後の行者還岳への登りは、その昔役ノ行者が大峰山を開山するにあたりこの山まで来たがあまりの急峻さに登れず引返したと言われ、登山道は急な梯子の連続です。

 尾根道のブナ、カエデ等の新緑は登山者の心を癒してくれます

2

3

5  ここは足元がミヤコザサに変わってバイケイソウの群落です

6

7

青空とブナのまばゆい新緑とシロヤシオに♀カモシカも大満足のようです

8

9

10

11

今回の最も楽しみにしていたクサタチバナの花です。花の形がミカン科のタチバナに似ているため付けられたようです。殆どが蕾状態で所々に開花したのが見受けられました。

1

2_2

3_2

もう開花時期が過ぎてると思っていましたシロヤシオ(五葉つつじ)が標高の高い所では満開を少し過ぎたところでしたが楽しませてくれました

1_2

2_3

3_3

4

大峰の所々に自生しているヤマシャクヤクは開花時期が過ぎていて花びらを落としていましたが、何本かの株が遅咲きでラッキ-でした。

1_3

2_4

3_4

4_2

5_2

その他サラサドウダンと石楠花が咲いていました

Photo

Photo_2

西方向には近畿最高峰の八経ヶ岳と隣の弥山が見えます

P6010450

行者還岳ピ-クへの登りの木製梯子です

P6010454

P6010455

やっと頂上に、見晴しは良くありませんが頂上の標識より20mほど南に行くと絶壁で眼下に行者還ノ宿と今歩いてきた奥駈道が見渡せます

Photo_3

P6010449

今日歩いたGPS軌跡と高低図

Tizu

Photo_4

コメント (16)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

風吹山(2008/05/26)

2008年05月26日 | 2008年前半の山歩

土日の雨から一変天気になりいつものKさんを誘って近くの風吹山(281m)にプチプチ登山に行ってきました。

P5260309

登山口からしばらくは新緑のトンネルをくぐって歩きます、気分爽快です

P5260312

少し登ると見晴しもよく歩きやすい道が続きます

P5260316

尾根歩きは気持いいです

P5260317

途中登山道の東側斜面の馬目樫(ウマベカシ)の樹林が伐採されていました。たぶん私有林で紀州名産備長炭の原木生産の為の伐採であろうと思いますが何か今の時代照葉樹の伐採に複雑な気持になりました。地蔵様も今年の夏は暑い思いをしなければならないでしょう。

P52603175

以前この道はうっそうとした所で昼間でも薄暗くこの登山道で唯一安全歩行の為ロ-プの手すりをつけていた所です。出来れば切らないでほしかったです。

P5260326

風吹山の頂上を過ぎて展望所に向かう道です

P5260330

展望所からは大島や潮岬が良く見えます、目視では串本大橋もはっきり見えました。

P5260335 頂上の東屋でおにぎりとソ-メンを頂きました

P5260341

帰り道こんな可愛い石像に出遭いました

Tizu_2

2500分の1の地図にGPS軌跡

Photo

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

八経ヶ岳(2008/05/04)

2008年05月05日 | 2008年前半の山歩

近畿最高峰八経ヶ岳(1914.9m)に国道309号線行者還トンネル西口の登山口よりピストン登山を楽しんできました。今回でこの山は6回目の登山となります。♀カモシカの調子がイマイチのため超スロ-ペ-ス山歩きとなりました。

P5040221 朝暗いうちヘットランプをつけての登山で40分ぐらい登った所で日の出となりました

P5040227 雲海です(144度方向)

Photo 上の写真のパノラマ図、尾鷲方向です

P5040233  奥駈道のバイケイソウの群落、木々は未だ芽吹いていません

P5040242

 遠くに大普賢岳の特徴ある山容が霞んで見えます

P5040244

P5040247 弥山近くのトウヒやシラビソの立ち枯れです(大陸からの有害化学物質の影響か地球温暖化の影響かそれとも鹿の食害か・・・・・)

P5040255 頂上近くにはまだこの時期残雪が、紀伊半島でも標高2、000m近くになると違います

P5040261_2 丁度1年ぶりの山頂です

P5040263  八経ヶ岳の隣の明星ヶ岳です、立枯木が目立ちます 緑は針葉樹だけです   

P5040283 今日一番驚いたことは、なんとこの急な登山道をマウンテンバイクを担いで上がって来た青年に出会ったことです。降りや傾斜のゆるい所は自転車に乗るようです。この青年の話では、八経ヶ岳頂上から天川村の方に乗って降りるとのことです。

P5040286 朝天気が良かったのに11時ごろから突然のガスでもう頂上は見えません

P5040292 さすが5月の連休、登山口の駐車スペ-スは車であふれていました

Photo GPS軌跡

Photo_2

高低図

Photo_3 3D図、上方がおおむね南方向

P5040293 行者還トンネルより東側に少し下った所です、高塚山(1359m)の丁度1100から1200mを界に上の方は未だ木々は芽吹いてなく枯木状態ですが、下に行くほど新緑が綺麗です。濃い緑は杉の人工林です。写真をクリックで大きくして見てね。

コメント (16)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大雲取山(2008/03/16)

2008年03月17日 | 2008年前半の山歩

 那智高原より熊野古道大雲取越へを地蔵茶屋まで7Km、そこから無線中継設備保守用の林道を2.5Kmで大雲取山(996m)頂上に登りました。往復19Km、7.5時間の山歩きです。那智高原より船見峠付近までは気持の良い古道をウグイスの囀りを聞き古道の両脇に咲き乱れるバイカオ-レンの可愛い花を見ながら歩きました。

1

2

3

4 今回の山歩きはボッカ訓練を兼ねて大きなザックに17Kgを詰めて歩いてみました。久し振りの山歩きで疲れました。

Photo バイカオ-レン

Photo_2 船見峠を下った八丁の掘割から地蔵茶屋にかけて道端にはこんな丸い石が多く見られます。鬱蒼とした林の中の丸い石には苔がむしてなんとも言えない風景です。

Photo_3 

Photo_4

Photo_5  頂上はNTTの無線中継鉄塔に占領され周りは有刺鉄線が張り巡らされ頂上がわかりません。

Photo_6 傍の一番高そうな所で撮影

2_2  近くには同じ標高(966m)のピ-クが4峰あり(国土地理院の1/25000の地図に表示)最も南側の峰を除いて3峰に無線中継鉄塔が頂上を占拠しています。4峰を含めて大雲取山と呼ぶのではないかと思います。

Gps  青丸のところが国土地理院の地図でも同じ966mのピ-クとなっています。拡大図は「GPS.pdf」をダウンロード(Adobe Reader)で。

Photo_9

  拡大図は「ookumotorisannkouteizu.pdf」をダウンロード(Adobe Reader)で

Reader_icon_special_2Adobe-Reader のダウンロ-ドとインスト-ルはこちらから

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

烏帽子山(2008/01/27)

2008年01月27日 | 2008年前半の山歩

那智の烏帽子山909.2m)に曼荼羅公園駐車場から谷沿いコ-スをピストン登山してきました。那智山は烏帽子山、光ヶ峰、妙法山に囲まれた地域の総称で一番標高が高いこの烏帽子山が那智山の主峰となっています。烏帽子山の名前は、頂上近くの大岩が烏帽子に似ているところから付けられた様です。

 国土地理院の一等三角点となっている。(和歌山県には13の一等三角点があります。)

 深田久弥さんの日本百名山は有名ですが岩崎元郎さんの新日本百名山に選ばれています(新日本百名山は色々賛否があるようです)

 近畿百名山でもあります。

曼荼羅公園駐車場9:15陰陽の滝9:34松尾の滝10:53頂上11:54

昼食休憩頂上発12:18駐車場14:35

Dsc_6638 先日妙法山に登る途中熊野那智大社から撮影した烏帽子山と烏帽子岩

P1270001

P1270002 最初のうちはこんな綺麗な登山道が続きます

P1270003 登山道から少し離れた所に陰陽の滝があります

P1270005 数回渡渉をくり返します

P1270007 途中に一枚岩を流れ落ちる松尾の滝があらわれます、この手前から急登が始まります

P1270013 烏帽子山の山頂直下に鎮座しています巨大な烏帽子岩

P1270014 急登の連続です

P1270020 P1270024_2 山頂は北風が強く吹きすさび寒さも半端ではありません、雪も少し残っていました

P1270021P1270028 三角点標識と新日本百名山の名標

3 GPS軌跡、切れ込みの深い地形と鬱蒼とした杉林、自然林の為衛星をキャッチ出来ない所が多くありました。

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

妙法山(2008/01/19)

2008年01月19日 | 2008年前半の山歩

 那智の妙法山(749m)にボッカ訓練を兼ねてザックに水タンクを詰め込み20Kg近い重さにして登ってきました。前にも記事をアップしましたけれど、このコ-スは、登山口の大門坂から那智高原までは九割以上が石段で高原から頂上までは6割方これも石段です。足腰の訓練にはいい山です。

Myouto  登山口大門坂入り口の夫婦杉です

Dsc_6632 大門坂

Dsc_6670  登ってきた大門坂を振り返る

Dsc_6641 撮影ポイントからの那智の大滝、先日の雨の為水量は多いです

Dsc_6647 延々と続く苔むした石段と杉林

Dsc_6651

Dsc_6656 

Dsc_6658 頂上のお堂の傍に国土地理院の三角点標識があります。自動シャッタ-で撮りました

Dsc_6663 下山時このような自然林もありました

Dsc_6666 下りも延々石段です

Photo 1/25000の地図にGPS軌跡

Photo_2 カシミ-ル3Dで作った高低図

Photo_3 Dパノラマ3で作った高低図

 

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

嶽ノ森山(2008/01/14)

2008年01月14日 | 2008年前半の山歩

 天気も良く近くの嶽ノ森山(タケノモリヤマ)376m)にプチプチ登山に行きました。この山は「日本の桂林」とも言われる古座川峡、そのシンボルである一枚岩の向かいで、ちょっとブキミにそそり立つ山、雄岳と雌岳からなる。標高は低いが、その峻険な地形は標高以上のものがある。

P1140102 駐車地点から見た嶽ノ森山の雌岳、雄岳 は奥に隠れて見えません。

P1140109  登山口から少し登るとナメトコの道が続く

P1140112 先日の大雨にはどの位水量があっただろうか・・・・・

P1140115 誰か付けたか滑らないように階段状の道をつけています、これがなかったら靴では滑って歩けません。

P1140117 雄岳直下の登り

P1140123 

P1140122

雄岳頂上にて

P1140126 雄岳から見た次に登る雌岳、目の前の大きな岩壁を巻いて登ります。

P1140128_2

P1140136  雄岳と雌岳の間のコルから見た雌岳

P1140138 登ってきた斜面

P1140137  洞尾の集落

P1140140 雌岳から見た先ほど登った主峰雄岳、こちら側の急斜面をロ-プ等頼りに降りました

P1140145 暖かいのか馬酔木(アセビ)がもう花房を大きく膨らませていました

P1140147 鹿子の木(木肌が小鹿の肌に似ているため)の大木に出会いました

Photo GPS軌跡

Photo_2

コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大塔山(2008/01/03)

2008年01月03日 | 2008年前半の山歩

 新春初歩きは、紀伊半島南部の最高峰であり、我輩の命の水(水道水は古座川から採水)のみなもとである古座川の源流域の沢を松根林道大塔橋から大塔山(1,121.8m)に登ってきました。

A001 清流の沢伝いに歩きます

A002 途中何度も渡渉を繰り返します

A003 カモシカも♀カモシカも年末年始怠けた為久し振りの歩きとなりました

A004 この辺は気持ちよく歩けます

A005 水の流れる沢ももう少しで終ります

A006 源流です。もう少し進むと涸沢となります

A007 途中こんな物騒な物が2箇所ありました(ツキノワ熊の捕獲檻)。この辺りからは鬱蒼とした植林地の急登が続きます

A008 支尾根に出るとブナ等の自然林の中を気持ちよく歩きます

A012 少し先日の雪が残っています

A009 大塔山登山は3回目ですが今日は空気が澄んでいて遠くの山々がはっきり見えました

A010 南の方角に串本や古座の山々がはっきりと確認できました

A011 北北東の方向には木々の間から雪で白くなった大峰の山々が確認できました

追記

登る途中大塔山に数百回登っている大塔山の達人と思われる方が走って降りてきたので、「失礼ですが飯野さんですか?」と声をかけるとやはり飯野さんで気持ちよくいろんなことをお話下さりました。頂上に置いている登山ノ-トに今日で649回と記載していました。恐るべき達人です。今日は、僕らと同じ登山口松根から大塔に登って反対側の弘法杉まで往復の後松根まで帰るところで今日は、大塔山には2回登ったとのことです。

Dsc_6562a

Dsc_6597

 飯野さんには了解を取っていなかったのでブログには最初載せなかったのですが、地元の南紀州新聞の昨年2月15日付けの記事に掲載されていましたので載せさせて頂きます。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
精進重ねて400回
大塔山“詣(もう)で”
“ひとっ走り”は朝飯前
飯野さんは猿飛佐助?
古座川町

 熊野連山の主峰、大塔山に400回も登ったと、地元で評判なのが古座川町西川に住む飯野俊範さん(61)。
 「まだ序の口。千回に挑戦だ―」と、還暦にしてファイト満々。恐れをなしたのかイノシシもクマも、お山に姿を見せなくなったと言うから、ただの山登り男ではなさそう。まさしく「そこのけ、そこのけ飯野が通る」だ。
 登山のきっかけは「ウエストが95センチになってしまった。ジーパンがはけない」と、やや軟弱な発想だが。“やっと”五十路になった男にとって、ビール腹は最大の敵、最大の屈辱だった。

 なまった身体と精神をたたき直すには「汗を流す山登りがいい」と発憤。そこから古座川町のシンボルマウンティン「大塔山詣で」が始まった。
 取りつかれたように海抜1122メートルの山を往復。身も心もどんどんスリムになっていくのがたまらなく快感で“はまって”しまったと言う。時間は往復3時間弱に短縮(中級者の平均片道タイム)。猿飛佐助のようだと、周囲を驚かせている。
 回数を重ねるごと、大塔山の昆虫や動植物、鳥などが気にかかり辞典片手にウオッチング。また、途中一緒になった登山者には「語り部」役をかってでた。それだけではなく、歩きやすいようにと山道の整備も怠らない。いいことずくめで「ツルッパゲに毛が生えてきた」と「毛なし」に朗報も?。
 昨年は奧駆けにも参加。そこで覚えた般若心経を唱えながら歩くのがライフワークになった。ひたすらスリム化と健康願望から入った山登りだが今は「奥深い」と、飯野さん。妻の慈雨子さんは「飽きっぽい人なのに山登りだけは続行中。それだけ魅力があるのでしょう」と、微笑んだ。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする