カモシカ

退職後主に夫婦で野山を歩いた記録です

金山散策(2012/02/05)

2012年02月05日 | 日記(2011~2012)

 久しぶりの暖かい良い天気に近くの大島金山(116.9m)へくしもと大橋橋詰の駐車場から椿道を通って散策してきました。


    総歩行距離:    7.5Km

    総所要時間:    2時間20分


 金山は串本の西に浮かぶ大島の北端に位置し低い山ですが見晴らしが良く国土地理院の三角点が設置されています。


軌跡図(電子国土地理院の18000分の1の地図をGoogleEarthに貼り付けました、少し立体的に見えますか?)

Photo 


行程の3分の2は椿道を歩きます、寒椿も先日の寒波で花が落ちてしまって、蕾のみが残っている状態です。所々に落ちないで残った花が寂しく咲いていました。

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金山への道はこんなウマベカシ等の常緑樹のトンネルが多く気持ちの良い散策が楽しめます

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途中古座や田原方面と太平洋

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常緑樹のトンネルのアップダウンが続きます

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大島港や対岸の串本市街地が・・・今日の海は穏やかです

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頂上の展望所で

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見晴らしは最高

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上の写真の右側

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ヤマモモのトンネルをもう少し先まで行ってみました

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帰りは途中にあるパン屋さんによって帰ることにしました。

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パン大好き♀カモシカは上機嫌、いっぺんに元気が出ました

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今日の高低図

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新年のご挨拶

2012年01月01日 | 日記(2011~2012)

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荒船周回コ-ス散策(2011/12/18)

2011年12月19日 | 日記(2011~2012)

 この週末は奈良北部の「明神平」と「高見山」に雪と樹氷を見に行こうと思っていましたが、今年最大の寒波となり暖かい南紀育ちのカモシカ特に寒さに弱い♀カモシカはビビッてしまいあえなく中止と決定し近場を考えました。 

 熊野古道大辺路刈開き隊の方々が串本町荒船でハイキングコ-スを整備されたと聞き行ってきました。

 赤く色付いた実をつけたセンリョウがたくさん群生するタロウ谷を登り、ウマベガシやカシ、ヤマモモの木の照葉樹の尾根道を何回かアップダウンしながら進み、鬼宿谷を下り荒船海岸に出ました。

 荒船海岸の車道を1.4Kmほど南西方向に歩いた後「ショ-トカットコ-ス」と表示している谷道を通って帰ってきました。


     総歩行距離:    7.8Km

     総所要時間:   2時間46分

     累計高低差:    ±461m


GPS軌跡図(丸数字は写真撮影場所)

Photo 


串本町田原湿地帯横の国道42号線 駐車場に車を置き建物の手前の谷(タロラ谷)沿いに山中に入ります

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入り口には真新しい案内板が設置されています

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タロラ谷沿いの道を歩きます、日本ミツバチの巣(この地方ではゴウラと呼ばれています)道端に置かれていました

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この辺りから峠までは実が赤く色づいた「センリョウ」が群生する植林地のなだらかな谷道を登ります

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峠に登りつめ左手にコ-スをとります、所々にコ-ス表示板があり迷うことは有りません

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尾根道は数回のアップダウン道です。周りは照葉樹のトンネルです

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一箇所だけ熊野古道によくある尾根道の「段築」が作られており、相当昔の生活道であったと思います

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ここから鬼宿谷を下ります、真直ぐ行けば浦神半島の方に行けます

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途中鉄砲を担いだ猟師2人に遭いました。使っている無線機の周波数を聞き、自分が何時も携帯している小型アマチュア無線機をその周波数に設定し、その後ずっとワッチしながら歩きました。猟犬が吼えたりしていましたが、発砲の音がきこえず、猟師らの無線会話の中身から猪を見つける事が出来なかったようです。しかし山中で鉄砲を担いだ人間に遭遇すると気持ちの良いものではありません。

途中こんな「炭焼き窯」が何基かありました。

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やっと海岸が目の前に・・・・・鬼宿に着きました

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今日は海は凪いでいます、岩場近くでは二人乗りの小さな漁船がイセエビ漁の網を流し入れておりのどかな海岸風景です

「鬼」とは海賊のことでこの辺りは熊野水軍の拠点の一つと言われています。

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ここから1.4Kmほどコンクリ-ト道を歩きます、手掘りのトンネルが2箇所あり

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荒船の集落から「ショ-トカットコ-ス」を歩いてみました、所々道が猪に掘り荒らされ歩き辛いです

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途中からはかすかな踏み跡を見ながら進みます。又数箇所谷が分かれており踏み跡も定かでなく、歩く人は地図、GPS等必要と思います。

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途中一箇所踏み跡ばかり見て歩いていておかしいなぁとGPSで確認すると間違って右の谷に入り込んでいました。70mほど戻って正規の道に出ました。

どちらの踏み跡もしっかりしていましたから右側の道は猟師たちの通る道かと思います。

振り返って間違った道を撮影。破線は間違った道です、炭焼き窯が目印です。

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やっと峠の分岐に着きました。後は先ほど通ったタロラ谷を下るのみです。

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今日の高低図

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今日の散歩(2011/06/26)

2011年06月26日 | 日記(2011~2012)

なかなか遠くの山に行くことが出来ず近くを散歩することにした。

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那智勝浦町の大門坂駐車場に車を置き石段ばかりの道を足を鍛える目的で歩き始めた。

樹齢800年の夫婦杉の間を通って古道大門坂を熊野那智大社めざします。

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大門坂は風も無く蒸し暑いです。

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那智大社の鳥居には「茅の輪」が作られていました。

茅の輪をくぐると健康に過ごせると言う中国の言い伝えをもとにかやを束ねて作った大きな輪です。

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何時もの所からの「那智の滝」です

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此処から又石の階段が続きます

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やっと那智高原です。人っ子一人居りません。

今日の高温多湿無風の歩きは元気な老カモシカでも堪えます。今日は妙法山頂上まで行くつもりでしたが、此処で引き返すことにしました。

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大門坂です。

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今日の散歩(2011/06/22)

2011年06月22日 | 日記(2011~2012)

今年の紀南の梅雨は九州南部のような激しい雨ではなく、殆んど毎日シトシトと降り続いています。今日は久しぶりの天気(晴れではなく薄曇状態)になり何時もの散歩コ-スを歩きました。GPSを持参しましたので軌跡もアップします。

気象庁発表の潮岬の6月の雨量

Ame 

朝散歩時刻の岬の気象

  気温 25.1℃  風速 5.5m/s  湿度 87.0%

散歩の距離と時間

   距離:  13.26Km

   時間:   2時間40分

軌跡図

Photo

ここん所あまり運動をしていないので高温多湿の中しかも熱いアスファルトの上を歩くのは山道と違って相当身体に堪えます。

ネットやテレビで東京、群馬等真夏日の暑い日になったそうですが、なぜ気温だけを取り上げるのか不思議です。身体は気温だけではなく湿度や風も合わして暑さ寒さを感じると思います。特に湿度は重要で昔湿度のデ-タを入れて「不快指数」とか言われていたと思います。

参考までに今日お昼2時の各地の気温と湿度です

  潮岬      25.3℃   88%

  大阪      30.0℃   58%

  東京      30.9℃   49%

  群馬前橋   34.9℃   31%

  神戸      28.2℃   73%

潮岬は30℃を越すことはめったにありませんが湿度は半端ではありません。

ちなみに昨日は97%でした。

上の数字だけ見ると今日関東は「暑い」、関西は「暑苦しい」となりますか。

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「風雪のビヴァ-ク」を読んで

2011年02月22日 | 日記(2011~2012)

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1940年代に若くしてしかも殆んど単独行で山登り岩登りに無類の強さを誇った松濤明が友と共に槍ヶ岳北尾根で人生の幕を閉じるまでの事を彼自身の山岳会報等への報告書や書き残したメモをもとに本にした「風雪のビヴァ-ク」を読んだ。カンテ、ルンデ、リッジ、ガリ-等ロッククライミングの用語がどんどん出て来る為パソコンの右の画面に登山用語のHpを開き左の画面にはカシミ-ル3Dの地図を開いて確認し自分も歩いたり這い上がったりした気持ちにながら読み始めました。

 今の様に交通機関が発達してなく林道も余り整備されていない時代、例えば上高地に入るのも松本市の西の島々から1日歩き又今の新穂高には上高地から焼岳近くの中尾を越えて入ると言う考えられない山歩きの後穂高の滝谷や岩場を登る文を読み、自分もこれらの山歩き岩登りの中に入りこんでしまいました。僕らは登山道としてペンキマ-クや鉄ハシゴ、鎖等を利用して歩きますが彼は冬の積雪期自分でハ-ケンを打ちザイルを使って登ります。凄い技術、精神、根性である。

 しかし彼の人生最後の登山になった積雪期の槍ヶ岳北尾根縦走で友の有元と共に行動をする中、有元が滑落してよう這い上がって来れなくなりました。今でしたら麓まで降りてヘリを要請等出来るでしょうが、この時代降りて救助隊を頼み現場に行くことは時間的にも技術的にも難しかったと思われます。
彼は友のところに降り共に死ぬ事を決意したのである。

 彼の最後のメモを読みながら活字が涙でぼやけて何度も読み直しました。

 1月6日 フーセツ
全身硬ッテ力ナシ、
何トカ湯俣迄ト思フモ
有元ヲ捨テルニシノビズ、死ヲ決ス

 オカアサン
アナタノヤサシサニ タダカンシャ、
一アシ先ニオトウサンノ所ヘ行キマス。
何ノコーヨウモ出来ズ死ヌツミヲオユルシ下サイ。
ツヨク生キテ下サイ。

 我々ガ死ンデ 死ガイハ水ニトケ、ヤガテ海二入リ、魚ヲ肥ヤシ、又人ノ身体ヲ作ル。    個人ハカリノ姿 グルグルマワル。

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                                         合掌

両君の遺体は、3月24日に法政大学山岳部により千丈沢で発見されました。

 有元君の尻の下には細い木の枝がたくさん敷かれてあった。

見上げると今ではとても手の届かない木の枝が無数に折られていた。

傷ついた友に、少しでも暖かくと心した彼の優しい友情がしのばれます。

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熊野古道大雲小雲取越(2011/01/29~30)

2011年01月31日 | 日記(2011~2012)

 寒中の熊野古道大雲取小雲取越を1泊2日で歩いて来ました。大雲取越えは熊野古道の中でもいちにの難所と言われ藤原定家も「後鳥羽院熊野御幸記」に「終日嶮岨を超す。心中は夢の如し。いまだかくの如きの事に遇わず。雲取紫金峰は手を立つるが如し。・・・」と記しています。

1日目は請川から熊野川町小口までの小雲取越を歩き小口の民宿「百福」にお世話になり2日目は那智までの大雲取越を歩きました。

小雲取越     移動距離:    13.0Km

           所要時間:   4時間56分

           累積標高差:  ±1、100m

大雲取越     移動距離:    16.8Km

           所要時間:   7時間53分

           累積標高差:  ±1、550m

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★1日目小雲取越

 那智の大門坂駐車場に車をデポしバス(1回乗り換え)で本宮町請川まで移動しました。バスはカモシカ夫婦の貸しきり状態です。この時期古道を歩く人は少ないですよ。

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最初は杉林の中を登ってゆきます

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少し登ってくると綺麗な自然林となり

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ルンルン気分で歩けます

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今日の歩きで1番標高の高い所辺にきました

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小雲取コ-スの中で唯一眺望の良い所である「百間ぐら」です。西の方向には素晴しい景色が見れます。大塔山は手前の赤倉岳に隠れて見えないのが残念です。

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僕も1枚

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此処から小口までは石畳の急な坂を降ります、この坂は足に堪えます

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写真以上に急ですよ

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やっと小和瀬の集落裏手に出ました。

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此処から約1Kmほど行った所にある大雲取越登り口の近くの民宿「百福」にお世話になりました。料理も美味しく主人や奥様もよくお話をして下さり楽しい一夜を過ごすことが出来ました。

★2日目大雲取越

昨夜はゆっくり休めたのと又昨晩サッカ-アジアカップ決勝で日本が豪州を下し優勝したので気分よく今日の大雲取越を歩けました。

朝8時に「百福」の奥さんに門前で明るい見送りを頂いて出発です。

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上り口から越前峠までは急登の連続で寒さを忘れての歩きです

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有名な「円座石(わろうざいし)」です。

石に刻まれた梵字は、右が阿弥陀仏(本宮)、中央が薬師仏(新宮)、左が観音仏(那智)を表し熊野三山の本地仏の表現とのことです。

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梵字部分を拡大

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道端のお地蔵さんも「気をつけて歩けよ」といってるようです

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此処から急な石段の「胴切坂」が延々と続き一気に350mを上ります

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この登りは3回目ですが何時登っても身体に堪えます。

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登りきって越前峠を越えれば地蔵茶屋です。綺麗な小屋があり中で昼食休憩としました

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越前峠から舟見峠間は標高も高く寒さも半端ではありません、所々には雪が少し・・・

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道横の谷川の一部は凍っていました

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ザックに提げているペットボトルのお茶もシャ-ベット状に、又日陰の石段は氷でツルツルです。

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やっと舟見峠です。 太平洋が、勝浦の街が、太地町が、手前には妙法山が・・・・

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此処から熊野那智大社までは殆んど降り一方です

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やっと那智大社隣の青岸渡寺横に着きました

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本宮から30Km余りの山道を2日かけて歩き無事那智に辿りつけた事を熊野那智大社にお礼参りし大門坂を降って帰りました。

この2日間小雲取越で若いカップル1組に、大雲取越で1人の若者に出遭っただけの静かな歩きでした。

今回の高低図  クリックで大きくして見て下さい

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新年

2011年01月01日 | 日記(2011~2012)
新年明けましておめでとう御座います


昨年は多くの方に訪問頂き又うれしいコメント有難う御座いました
今年も頑張っていろんな山を楽しんで来ようと思っています
よろしくお願い致します

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           熊野那智大社の絵馬



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