山上ヶ岳(1,719.2m)
女人禁制の山と言うことで雌カモシカには留守番をお願いして我輩が一人で登って来ました。コ-スは、天川村洞川の大峯大橋→洞辻茶屋→奥駈道→鐘掛岩→大峯山寺→頂上→レンゲ辻→川瀬谷(レンゲ谷)→大峯大橋と一周してきました。洞辻茶屋を過ぎ奥駈道に入ると景色は一変し周りの木々は樹氷となってなんともいえない綺麗な景色となり感動の連続でしたが寒さは半端ではありませんでした。又足元の雪はアイスバ-ン状態となり固く滑りとめに履いたアイゼンの爪も少ししか雪の中に入りません。曇りの天気でしたのでバックに青空がなくせっかくの樹氷の写真も冴えませんでした。
登山口でこの奥に女人結界門が立っています。
洞辻茶屋の上です。修業の山大峯山らしい雰囲気と樹氷が素晴らしい
斜面の木道が半分アイスバ-ン状の雪に覆われています。
単調だった登り坂が一変して来ました。油こぼし(小鐘掛岩)と呼ばれる岩場に来た。チェ-ンが凍って滑りましたが何とか上がりました。
見事な樹氷です。
このコ-スで一番難所である鐘掛岩です。すべるのが怖ろしく直登は避け巻き道を登りました。
これが大峰山の有名な西ノ覗の行場を横下方から見たところです。
雪も深くなり踏み跡のみが頼りです。
大峯山寺の山門です。本堂等全ての建物は、閉まっていました。静かな山上を一人で歩いていると周りの石佛や石碑の「ようお参り」「ようお参り」「・・・・」「・・・・」とのささやきが聞こえ心の中で「おお」「よっしゃ」と叫び元気が出ました。
山上ヶ岳頂上で、上がって来た登山者に撮影してもらいました。雪が固く靴が沈みませんので我輩が浮いたように写っていませんか?
樹氷のトンネルを歩きます。
これが「海老のシッポ」と言うのでしょう。
登山には何時も持ってゆく磁石(方位計)の簡単な温度計は氷点下4度を表示しています。ザックのサイドに入れていましたペットボトルの麦茶がシャ-ベット状に凍っていました。
周りの山々は、桜が咲いたように白く綺麗でした。
3枚は、山上ヶ岳からレンゲ辻に下る急な登山道です。鎖等は凍って冷たいし足元は滑るし気の抜けない下山でした。
GPS軌跡
レンゲ谷は大きく切れ込んだ深い谷の為衛星を捕捉していません。
ハンデ-GPSによるコ-スの高低図や3D図に興味のある方は、http://sskamosika.exblog.jp をご覧下さい。