カモシカ

退職後主に夫婦で野山を歩いた記録です

稲村ヶ岳・山上ヶ岳(2009/06/20)

2009年06月21日 | 2009年前半の山歩

 女人禁制の山上ヶ岳大峯山1,719.2m)と隣の稲村ヶ岳‥‥‥‥(山上ヶ岳が女人禁制で入山出来ない為隣の稲村ヶ岳が女人大峯と親しまれ女性の登山者が多いい 1,725.9m)‥‥‥‥に洞川温泉の清浄大橋から周遊歩きをしてきました。

   歩行距離 : 約17Km

   歩行時間 : 8時間20分

3d

清浄大橋のたもとに駐車し,朝早かったのでヘッドランプを点け暗い車道をテクテクと1.5Kmほど戻り母公堂横の登山口から山に入ります。薄暗い杉林の中を1時間ほど登って法力峠を越えるころから自然林になり気持ちのいい登山道を歩くことが出来ました。

P6200003

P6200010

P6200012

2時間30分の歩きでやっと山上辻に到着です。ここから先ず稲村ヶ岳と大日山にピストン登山です。

P6200013

大分霧が出てきて眺望が良くなく稲村ヶ岳や次に登る山上ヶ岳は見ることが出来ません。しかしブナと足元のササと霧がいい雰囲気を出しています。

P6200017

P6200019

P6200028

稲村ヶ岳(1,725,9m)の頂上です、三角点の側には大きな鉄製の展望台が建てられています。展望台の上は風にのった霧が強く吹き付けてくる為身をかがめています。

P6200029_2    P6200032

稲村ヶ岳と隣の大日山(1,119m)の間のキレットです、左側が稲村で右側が大日です。ガスっているので高度感等ありませんが下方にまっすぐ切れ込んでいます。

P6200036

次はこの大日山(1、669m)に登ってみることにしました。これは急峻。

P6200037

これはすごい登山道です、木の根っこや鎖等捉まえて四つんばいで登る所が沢山あります。三点確保で慎重に登ります。

P6200038

鉄橋の下は垂直の崖です。網目の足場から下が丸見えでいやが上にも気持ちが引き締まります。

P6200040

この木製階段は相当危険ですね、手すりはふらふらで持てません。V字の谷ですから落ちても大丈夫です

P6200041

やっと頂上です。頂上は意外と平ですが見晴らしは良くありません、大日如来様が祭られています。カメラを置くところが無く地面に直接置いたので相当ロ-アングルです。

P6200044_2

やっと先ほどの山上辻に戻ってきました、十人程の登山者が居りました、今日初めて遭った登山者達です。

P6200050

ここから道を右手にとってレンゲ辻に向かいます。レンゲ辻までは大きなアップダウンの無い綺麗な自然林の道です

P6200052

下方にレンゲ辻が見えてきました。ここから先は女人禁制の大峯山(山上ヶ岳)に入る為「女人結界門」が建てられています。

P6200059

ガスがきつく山上ヶ岳は見えません、この巌峰の横を登ります。信者の法螺貝の音が聞こえるようになり霊場の山に分け入る気持ちになります。

P6200061

鎖と鉄階段の連続です

P6200062

P6200064

やっと頂上近くの狭い尾根に出ました。

P6200066

頂上は広い笹原です、三角点はこの奥の木立の中です。霧がすごく周りの山々はまったく見えません。

P6200069

P6200072

山頂より少し下りた所に大峯山寺の講堂や宿坊が建っていていっぺんににぎやかな雰囲気になり会う人毎「ヨウオマイリ」 「ヨウオマイリ」「ヨウオマイリ」と声を掛け合います。

P6200074

P6200077

西の覗きも霧に霞んでいます

P6200080

さぁ、下山です。途中白装束の多くの信者さんに出会い少し時間がかかりました。絶え間なく法螺貝の音と「六根清浄懺悔懺悔」「六根清浄懺悔懺悔」・・・・

P6200083

P6200086

P6200093

趣味で山歩きをする者にとっては大峯山も開山時期ではなく冬の静かな時がいいかな・・・・

今日歩いた地図と高低図(大きくしてみてね)

Tizu

Photo

   

コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

龍神岳(2009/05/23)

2009年05月23日 | 2009年前半の山歩

吾が和歌山県の最高龍神岳(1382m)に登ってきました。

 国土地理院が2000年に、護摩壇山(1372m)の山頂から約700メ-トル離れた山脈のピ-クが護摩壇山より10メ-トル高いことを確認し和歌山県の最高標高地点としました。それまでは護摩壇山が県内最高峰とされてきました。このたび田辺市(この山域の自治体)が公募しこのピ-クを「龍神岳」と命名し国土地理院に登録を申請したそうです。

 県の最高峰ですが近くを通っている高野龍神スカイラインから距離にして僅か1.3Kmほどしか離れてなく道も険しくなく散策道です。普通に歩いて20分もかかることなく山頂に立てます。県最高峰ですから、もっと苦労し時間をかけて登る山であってほしいです。

 今日は、♀カモシカと愛犬アッシュを連れて登って(?)来ました。アッシュも初めての登山参加でしたが往復とも元気に歩き通しましたよ。

3D図です, Google Earth で作成(高低は少し強調しています)。

3d

 スカイラインの駐車場は、オ-トバイの若者であふれていました。前方に護摩壇山と龍神岳が見えます。

P5230164_2

途中の道は落葉樹の散策路です

P5230173

アッシュも嬉しそうに歩きました

P5230176

今日の登山の荷物はアッシュの排泄物処理用品を入れた赤いバックのみです

P5230178

龍神岳の頂上にはNHKの放送中継塔があります、写真左が三角点標識です

P5230179

山頂で抱っこしてもらいました

P5230183

今日はガスっていて大峯の方がはっきり見えません

P5230185

帰り道護摩壇山でもう一度抱っこしてもらいました、

P5230188

GPS軌跡と高低図です

Tizu

Photo

尚この龍神岳は元々「耳取山」と言われていたようですが、諸説があるようです。関心のある方はネットで「耳取山」と検索してみて下さい。

コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

妙法山(2009/05/09)

2009年05月09日 | 2009年前半の山歩

いつもの山、那智の妙法山(749.1m)に大門坂から那智熊野大社、那智高原を通って登り、帰りは少し下って登りかえすことになりますが妙法山の阿弥陀寺によって帰ってきました。真夏のような暑さで汗が全身に滴る山歩きでした。

   GPSによるデ-タ

       総歩行距離   :  10.0km

       総時間(含む休憩) : 4時間28分

       累積標高 :   970m

       総歩数  :  17,100歩

大門坂の夫婦杉です

P5090176_3

先日来の大雨の為水量豊富な那智の滝

P5090182

果てしなく続く石の階段を上ります

P5090183

P5090185

P5090186

妙法山頂上です

P5090188

妙法山阿弥陀寺の山門と本堂

P5090194

途中道端でギンリョウソウに出会いました

P5090196

GPSによる歩いた軌跡と高低図

Tizu

Photo

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

転法輪岳(2009/04/11)

2009年04月12日 | 2009年前半の山歩

 国道425号線白谷トンネル口より四十数個の鉄階段(NTT通信塔管理用)を延々と標高にして300m登り大峰奥駈道に合流し行仙岳(1226.9m)、倶利伽羅岳(1252m)を通り今日の目的の山転法輪岳(1281.2m)までピストンで大峯奥駈道を楽しんで来ました。

    総歩行距離:  約9Km

    総時間   :  7時間20分 (内休憩 2時間6分)

    累積標高  :  1200m 

 朝一番に鉄の急階段に息を切らしながら大峰奥駈道に出ました。10分ほど奥駈を進むと行仙岳の頂上です。頂上にはNTTの通信塔とNHKのTVとFMの中継塔が建てられてます。

P4110047

行仙岳の頂上からは今日のル-トが一望出来ます。ここから前方にほぼ真っ直ぐ 140mほど急な斜面を降ってすぐ登り返して(下記の写真の赤い点のル-トの始まりの所)その後何回かアップダウンを繰り返すと倶利伽羅岳(くりからだけ)です。倶利伽羅から転法輪岳(てんぽうりんだけ)までは写真以上に急登急降下の連続です。この道は写真の中央に薄く写っている孔雀岳、釈迦ヶ岳と続いて吉野に至ります。右の鉄塔はNHKのTV電波の中継アンテナ。

P4110048

気持ちの良い尾根道です

P4110054

先ほどの行仙岳の通信塔がはるか遠くに見えます

P4110058

さすが修験の道「大峯奥駈道」です、厳しい道が続きます

P4110074

    

P4110075

      

P4110076

      

P4110077

転法輪岳の頂上は綺麗なところです

P4110080

      

P4110078

転法輪岳の名前の由来を調べてみました。

法輪とは仏教の教義、特に釈迦が説いた四諦(したい)・八正道のことで、その教義を他人に伝えること(転)を転法輪と言います。

 ※四諦とは

   ・人が生きるということは苦であるという真理

   ・その苦の原因は人間の執着にあるという真理

   ・この苦を滅した境地が悟りであるという真理

   ・その悟りに到達する方法は八正道であるという真理

 ※八正道(はっしょうどう)とは、人間の八つの正しい道のこと

   正見・・・正しく見る

   正思・・・正しく考える

   正語・・・正しく語る

   正業・・・正しく働く

   正命・・・正しく生活する

   正進・・・正しく人と調和する

   正念・・・正しい目的意識をもつ

   正定・・・正しい反省と瞑想、禅定(ぜんじょう)する

まったくもって其の通りですが、なかなか出来ることではありません。

GPS軌跡図と高低表です(見にくい場合はクリックして見てね)

Tizu

       

Photo

コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

重畳山(2009/04/03)

2009年04月03日 | 2009年前半の山歩

 近くの重畳山(かさねやま)302m)に串本町古田の集落から登りました。この山は5年ぶりの歩きとなります。最初は杉桧林の中を登りますが、あとは気持ちの良い道が続きます。帰りは少しル-トを変えて小笠山を越えて尾根歩きで下山しました。

 歩行距離:  約6.3Km

 時間(含む休憩):  2時間1分  10、800歩数

 累積標高:   635m

最初は杉桧林の中を登ります。丸太でつけた階段が微妙に僕の歩幅にあいません

P4030002

気持ちのいい遊歩道です

P4030006

北方にはよく登る鳥屋ノ森山が綺麗な山容を見せています

P4030007

途中にある重畳山神社、神王寺の参道の石佛群です

P4030010

重畳山山頂直下です、山頂は見晴らしはあまりよくありません

P4030012

山頂には国土地理院の標識があります

P4030014

頂上より少し下った所の展望台からは大島や潮岬が遠望出来ます

P4030016

帰りは少し来たル-トを逸れて小笠山を通る道を歩きました。大変気持ちのよい尾根ル-トで始めての歩きです。写真は撮っていませんが相当急な降りのところもあります

P4030021

P4030028

P4030032

GPS軌跡と高低図です

Photo

Photo_2

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鳥屋ノ森山(2009/03/21)

2009年03月21日 | 2009年前半の山歩

 今日も近くの鳥屋ノ森山457.2m)に古座川町直見添の郷からピストン登山を楽しんできました。最初桧林の急登と最後の頂上直下の登り以外は、ほとんど気持ちの良い自然林の尾根や尾根近くの歩きです。

   往復距離:9.45km

   移動時間: 3hr26min         休憩時間: 1hr02min

P3210005

  

P3210007

   

P3210011

   

P3210036

    

ギンリョウソウ(銀竜草)のつぼみを発見

P3210020

こんな所もありました、楽しいです

P3210012

   

P3210019

   

頂上です

P3210032

天気がよく古座川河口や大島、重畳山が良く見えます

Oosima

大雲取山、烏帽子山、妙法山も綺麗に見えます

P3210030

GPSによる軌跡図です

Tizu

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

嶽ノ森山と峯ノ山(2009/03/18)

2009年03月18日 | 2009年前半の山歩

 古座川町の観光名所一枚岩手前の相瀬橋つめの登山口から嶽ノ森山(395m)を通って峯ノ山(482.0m)にピストン登山を楽しんできました。

   往復距離 : 6.12Km   

   移動時間 : 2hr30m

   休憩時間 : 50min

 最初に登る嶽ノ森山の雌嶽の勇姿が目に飛び込んできました。雄嶽は後ろに隠れてこちらからは見えません。この先の携帯電話中継塔のところに車を置きます。

P3180002

↓ 最初のうちはよく手入れされた桧林の急登です

P3180005

↓ 登山道の横に雌嶽が見えてきました

P3180009

↓ 雌嶽頂上から見る次に越える雄嶽です、左手の山の尾根を峯ノ山へと歩きます

P3180011

↓ はるか向こうに峯ノ山が見えます(赤丸辺が頂上)

P3180016

↓ 振り返れば先ほど登った雌嶽

P3180017

↓ 嶽ノ森山雄嶽の頂上にて

P3180018

↓ 峰ノ山への稜線は最初のうちはいい雰囲気でしたが・・・

P3180039

↓ 峯ノ山の近くでは桧林の伐採が行われて山肌が悲しい状態です

P3180022

↓ 最後は稜線の一部が林道となっていました、奥の山の一番高いところ辺が頂上です

P3180023

↓ 頂上には、テレビの放送塔と古座川町の防災無線の中継塔が建っていました。頂上にて

P3180032

↓ GPS軌跡図と高低図です

Tizu

 嶽の峰山は、国土地理院の表示では、376mとなっていますが、GPSでは急峻な雄嶽の頂上の標高が395mと表示されます。雄嶽と雌嶽のコルから頂上までは2~30mですから395mは相当近い値と思います。しかしどこが376mの地点か判りません。

Photo

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

金山(2009/03/16)

2009年03月16日 | 2009年前半の山歩

 朝から快晴となり我が家から一番近い山である大島の金山(116.9m)に串本から大島へ架かっている「くしもと大橋」の手前からピストン登山(登山というより里山歩き)を楽しんできました。

  往復距離: 10.5Km   時間:2hr30min

P3160078

写真左手の串本側から海上道路で苗我島に渡り串本大橋を渡って大島に行きます。洋上は魚の養殖筏がいっぱいです。

P3160081

田舎には勿体無いような立派な橋です、左奥の三角の山は重畳山(かさねやま)です

P3160083

橋より少し行ったところから車道を離れくねくねとした道「椿道」を進みます、道の両側には椿が植えられていますが、残念にもほとんど咲き終わっていましたが一部咲き残っていました。道上の方の枝葉は桜です、まだ咲いていません。

P3160107

P3160109

P3160088

金山登山口から少し行ったところです前方奥に金山が見えます。

P3160090

尾根道です

P3160097

頂上には石柱と国土地理院の三角点マ-クがあります

P3160100

今日は黄砂が強く遠くは霞んでいます。手前は大島の港と町並みです、右奥は串本港と串本市街中央台地は潮岬半島です

P3160102

西北西方向には、有名な橋杭岩が見えます

New

GPS軌跡図です 

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大師山(2009/02/15)

2009年02月15日 | 2009年前半の山歩

古座川町平井の栃ノ谷上流部の「まぼろしの滝」をまず訪ねてみました。この滝は那智の滝より「俵一つ低い」ゆえ幻の日本一とか、滝からの谷水が途中で地中を流れ水がなくなるため滝はないと引き返すことから幻の滝とか、言われていますが、林道がなければなかなか足を踏み入れることのない奥にあり目にする人が少なかった為「まぼろしの滝」といわれているようです。

 ↓奥山の杉林に差し込む朝日

P2150003

↓林道 終点に車を止め谷を10分ほどさかのぼると見えてきました

P2150006

↓思っていたより水量も多く綺麗な滝でした

P2150010

↓林道を数キロ引き換えし大師山656.6m)に林道脇登山口からのぼりました、すぐに自然林の道が続きます。途中うっそうとした杉桧の植林地もあります。

P2150015

途中八十八体の石佛がいたるところに祭られており、地元の人々がよく手入れをされているようでした

P2150022

頂上は見晴しもよくなくすぐに下山しました

P2150024

Tizu

コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

嶽ノ森山(2009/01/20)

2009年01月20日 | 2009年前半の山歩

 関西百名山の内一番南の山、古座川町の嶽ノ森山(376m)(たけのもりやま)に観光名所一枚岩の近くから登り、の集落、立会の集落を通り一周してきました

Dsc_8164

中腹から見上げた嶽ノ森山雄岳

Dsc_8166

ナメ床の谷、ステップが刻まれていて歩きやすいです、今日唯一お会いした夫婦の登山者です

Dsc_8168

主峰雄岳への急アプロ-チ

Dsc_8170

狩猟期間の為蛍光色の帽子を着用しました

Dsc_8172

今回は登りませんでしたが隣に聳える嶽ノ森山雌岳です

Dsc_8174

頂上より古座川と登ってきた登山道、ナメ床の岩が眼下に見えます。左下は今頂上に立っている主峰の影です。

 これより峯の集落までは殆ど杉桧の植林地の中を降り峯から駐車場まではアスファルト舗装道を延々と歩きました。

Gps

3

コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする