2013年10月2日~4日
北アルプスの上高地から奥に入った涸沢カ-ルの紅葉を楽しみ、翌日穂高連峰の主峰奥穂高岳(3,190m)に登ってきました。
涸沢は紅葉の真っ最中で多くの登山者や、健脚のアマチュアカメラマン等で賑わっていました。
☆1日目 上高地バスセンタ-から涸沢小屋(泊)
総歩行距離: 15.6Km
総所要時間: 7時間25分(含む休憩等)
累計高度差: + 1,062m - 220m
☆2日目 涸沢小屋から奥穂高岳往復、 涸沢小屋(泊)
総歩行距離: 4.41Km
総所要時間: 8時間30分(含む休憩等)
累計高度差: + 877m - 877m
☆3日目 涸沢小屋から上高地バスセンタ-
総歩行距離: 16.02Km
総所要時間: 7時間15分(含む休憩等)
累計高度差: + 220m - 1,065m
グ-グルの3Dです。出発地の上高地や途中一部の軌跡が山に隠れています
☆1日目(10月2日)
早朝上高地の有名な河童橋から奥穂高の方面を見るが雲に隠れて見えません。少しテンションが下がりましたが、天候の回復を期待して出発。
横尾までは、約10Kmの梓川沿いの林道歩きとなります。
途中の徳沢です。ここの芝生でテント泊も楽しそうですよ。帰りにここの徳沢山荘で昼食に「山の幸カレ-ライス」を頂きました、美味かったですよ。
林道歩きの終点、横尾です、大きな吊り橋を渡って写真の岩峰「屏風の頭」を巻くように横尾谷を登ります。
横尾谷の揺れる吊り橋を渡れば、本格的な登山道になります。ここは距離的に休憩地としていいですよ
♀カモシカも頑張ってます
やっと奥穂高岳が見えてきました。紅葉と穂高岳、感動。
青空も広がって来て最高
今日泊まる紅葉に囲まれた涸沢小屋が見えてきました。明日はザイテングラ-ド(登山道の名前)を登り左端の奥穂に登ります
涸沢小屋のデッキから涸沢カ-ルの上部を見る。残雪と前穂高岳
カ-ルの下部には涸沢ヒュッテとテント場
涸沢小屋の横には紅葉と奥穂高岳(写真左より二つ目のとんがり)が見えます
☆2日目(10月3日)
朝5時45分に日の出が雲に遮られ、谷沿いにはガスが・・・・・
5時51分頃には小屋もガスの中、天気が心配。
その後天気もどんどん回復し奥穂高に登ることに決定。6時30分出発、背後から朝日を受けて紅葉のトンネルを登り始めました
振り向けば紅葉の谷に青空と雲と雲海。
しかし穂高の山々は深いガス、それも相当厚そう。
カ-ルのトラバ-ス道を涸沢ヒュッテの登山者や散策者が登って来ています
鎖場にやって来ました、眼下に涸沢ヒュッテとテン場が、
此処からはこんな岩場が延々と続きます。岩のすれ跡とペンキマ-クが頼りです。登山道を外すと大変ですよ。
やっと稜線に建つ山小屋「穂高岳山荘」に着きました。山荘側から垂直に近い岩壁を赤線の様に登ります、丸印に人影が
この垂直の壁を鎖やハシゴや岩角を使ってよじ登ります。ここを登れる人だけが奥穂高の頂上に立つことが出来ます。僕達が登る前に写真の中に10人、この下の方に4人ほどが登っていました。小さな石ころも落とさないように気をつけろよ。
鉄ハシゴの向こうは????
僕の後に続いて♀カモシカも頑張って登って来ました
三点支持を忘れずに・・・・山荘が少しずつ小さくなってきました
垂直に近い岩場を横に移動です。♀カモシカは案外楽しそうですよ。
鎖も何もない所もあり、緊張しました。山荘から相当登りました。左下方に赤い屋根が。
稜線に出ました、大きな石ころの登山道です。右向こうの岩を超えて行きます
足を引っ掛けたり、浮石に乗ったりしないように慎重に慎重に・・・・
ガスの中向こうに頂上の祠と、横に数人の登山者が見えてきました
やっと奥穂高岳頂上です。国土地理院の三角点はなく、石を積み上げた上に祠が建っていました。
ちょっと怖かったが石積みの上まで上がらせてもらって記念撮影。
罰が当たらないようにお賽銭を納めてきました。
頂上では ガスがあり周りがほとんど見えず、隣のジャンダルムと涸沢岳のみが微かに見えました。風は少し有り、気温は8度。
帰りは同じ所を
最後の絶壁は自分が降りるのに一生懸命で、写真なし。
穂高岳山荘で昼食事として「きつねうどん」を作って貰いました、標高2,983mで食べる熱々のうどんも良いものですよ、お値段は@¥850。
山荘から少し降れば涸沢カ-ルはガスもなく綺麗でした
紅葉の主役は何と言っても「ナナカマド」、実も葉もまっかっか。脇役は黄色い葉っぱの「ダケカンバ」と濃い緑の「ハイマツ」。
この美しい景色、立ち止まって長い時間見ていました。感動、感動。
紅葉三原色のトンネルの中を降ります
☆3日目(10月4日)
昨日も涸沢小屋にお世話になりました。昨日は定員の2倍少しの登山者で、ぎゅうぎゅう詰でした、幸い僕たちは予約宿泊でしたので布団一枚(幅60センチ弱)一人でしたが、一枚の布団に2人寝たようです。中には廊下で寝る者、座ってザックにもたれ掛かって寝る者、着替え室で寝る者もいたようです。
帰り道ヒュッテに立ち寄って二晩お世話になった涸沢小屋を写真に。
朝より晴れてきて・・・・・ 今なら奥穂高岳から360度・・・・残念
涸沢ヒュッテの少し上の方に、秋にしか現われない「幻の池」があり(カ-ルの残雪の雪融け水がたまり池になります、冬から夏までは残雪の下に隠れます)撮影スポットの様です。池に映った穂高槍と北穂高。
太陽が段々高くなり美しさ、艶やかさが増して来ましたが、今日山を降りねばならないので最後の一枚としてシャッタ-ボタンを押しました
一昨日歩いてきた道を帰りました。多くの観光客で賑わう河童橋から奥穂高岳を・・・・・・
3日間の高低図