梅雨の真っ最中ではあるが、前線が太平洋に居座り日本海には弱いながらも高気圧が・・・・・、北アルプス辺は、まあまあの天気と考え燕岳(2762.9m)に長野県安曇野市の中房温泉登山口から登ることにした。
1日目は山頂近くの燕山荘に泊り2日目に燕岳に登って帰って来ました。
往復(2日間)
総歩行距離: 13.1Km
総所要時間: 10時間32分(休憩等含む)
累積高低差: ±1590m
中房温泉登山口手前の安曇野市市営駐車場を出発する頃には、小雨がぱらつき始めました
登山口すぐからの急登です
唐松の新芽が綺麗です
この山は下から頂上まで花崗岩質で形成されているため、登山道は花崗岩の崩れた砂で滑りにくく泥濘んでいないため歩きよいです。しかし所々このような花崗岩の崖を這い上がります。
途中から雨も大降りになりレインウエア-を羽織り黙々と登りました。途中にある合戦小屋で休憩させてもらいました。
7月1日から販売する、ここの名物「スイカ」をわけてもらいました。8分の1の大きさでなんと800円、二人で半ぶんこして頂きました。甘くて美味しかったぁ
合戦小屋から少し進むと(2400m)所々に雪渓が表れ始めます、アイゼンも持参していましたが、山荘管理の方がステップを付けてくれていましたから、気を付けて慎重に進みました。この雪渓この雨この寒さで♀カモシカもテンション上がりません。
この辺りから雨風も強くなり手が凍えて来ました
もうすぐ山荘です、山荘直下の急登の階段
雨の中の山荘、周りはなにも見えません、白一色の中にいます。
計画では山荘で一休みの後燕岳山頂に登る予定でしたが、この雨この風、山荘でマッタリすることにしました。まずビ-ル。
♀カモシカはケ-キとコ-ヒ-
夕食は美味しかった。ご飯おかわりして頂きました。
2日目の朝食、
部屋は、畳二畳の個室タイプになっており、山小屋としてはゆっくり休めます。一泊二食でお一人9,500円。
梅雨の真っ最中、最大600人もの登山者が泊まれる山荘も今日は、日本人は僕達も入れて14人、ノルウエー人カップル2人と日本人ガイド、台湾のグル-プ17人でした。
夜中雨が降り続きましたが、朝六時ころから雨もやみガスも少し薄くなって来ました。あきらめかけていた頂上への登山決行、♀カモシカもテンションアップ。燕山荘も良くみえます。一旦降って登り返します。
まあこのくらいのガスは許そう。周りの槍や穂高が見えないのは残念ですが。
こんな天気の時には雷鳥がよく現われます。今回も三羽見ました。雄の雷鳥
最後の一羽は数十メ-トル僕達を先導してくれました。コッチダコッチダ気をつけろ、と振り返りながら。(赤矢印が登山道)
最後に「気を付けて行けよ」と言ったように思いました
花崗岩の奇岩と砂と緑のハイマツが綺麗です
山荘から頂上まで30分ほどこんな気持ち良い所を歩きます
山頂は小さな広場で何箇所かの階段状に付けられた花崗岩の岩を登ります。
記念に
途中の眼鏡岩、皆さん登られるようで柔らかい岩が階段上に掘れています
有名な(?)イルカ岩
ここには駒草(コマクサ)の群落があります
何個か小さな花が咲いていました。
山荘手前です、朝出発時よりガスが出て来て雨も降り出しました。燕山荘に置いていたザックにカメラもしまい、雨降る中を昨日登ってきた道を帰りました。
今回の高低図
最初の地図をグ-グルに貼り付けてみました、立体的に見えますか?