カモシカ

退職後主に夫婦で野山を歩いた記録です

燕岳(つばくろだけ)(2013/06/26~27)

2013年06月28日 | 2013年前半の山歩

 梅雨の真っ最中ではあるが、前線が太平洋に居座り日本海には弱いながらも高気圧が・・・・・、北アルプス辺は、まあまあの天気と考え燕岳2762.9m)に長野県安曇野市の中房温泉登山口から登ることにした。


 1日目は山頂近くの燕山荘に泊り2日目に燕岳に登って帰って来ました。


   往復(2日間)   

      総歩行距離:   13.1Km

      総所要時間:   10時間32分(休憩等含む)

      累積高低差:   ±1590m


Photo 


中房温泉登山口手前の安曇野市市営駐車場を出発する頃には、小雨がぱらつき始めました

Imgp1857 


登山口すぐからの急登です

Imgp1865 


唐松の新芽が綺麗です

Imgp1866 


この山は下から頂上まで花崗岩質で形成されているため、登山道は花崗岩の崩れた砂で滑りにくく泥濘んでいないため歩きよいです。しかし所々このような花崗岩の崖を這い上がります。

Imgp1881 


途中から雨も大降りになりレインウエア-を羽織り黙々と登りました。途中にある合戦小屋で休憩させてもらいました。

Imgp1890 


7月1日から販売する、ここの名物「スイカ」をわけてもらいました。8分の1の大きさでなんと800円、二人で半ぶんこして頂きました。甘くて美味しかったぁ

Imgp1895  


合戦小屋から少し進むと(2400m)所々に雪渓が表れ始めます、アイゼンも持参していましたが、山荘管理の方がステップを付けてくれていましたから、気を付けて慎重に進みました。この雪渓この雨この寒さで♀カモシカもテンション上がりません。

Imgp1905 


この辺りから雨風も強くなり手が凍えて来ました

Imgp1907 


もうすぐ山荘です、山荘直下の急登の階段

Imgp1910 


雨の中の山荘、周りはなにも見えません、白一色の中にいます。

Imgp1914  


計画では山荘で一休みの後燕岳山頂に登る予定でしたが、この雨この風、山荘でマッタリすることにしました。まずビ-ル。

Imgp1920 


♀カモシカはケ-キとコ-ヒ-

Imgp1923 


夕食は美味しかった。ご飯おかわりして頂きました。

Imgp1924 


2日目の朝食、

Imgp1928 


部屋は、畳二畳の個室タイプになっており、山小屋としてはゆっくり休めます。一泊二食でお一人9,500円。

 梅雨の真っ最中、最大600人もの登山者が泊まれる山荘も今日は、日本人は僕達も入れて14人、ノルウエー人カップル2人と日本人ガイド、台湾のグル-プ17人でした。

Imgp1925 


夜中雨が降り続きましたが、朝六時ころから雨もやみガスも少し薄くなって来ました。あきらめかけていた頂上への登山決行、♀カモシカもテンションアップ。燕山荘も良くみえます。一旦降って登り返します。

Imgp1934 


まあこのくらいのガスは許そう。周りの槍や穂高が見えないのは残念ですが。

Imgp1937  


こんな天気の時には雷鳥がよく現われます。今回も三羽見ました。雄の雷鳥

Imgp1942  


最後の一羽は数十メ-トル僕達を先導してくれました。コッチダコッチダ気をつけろ、と振り返りながら。(赤矢印が登山道)

Imgp1944


最後に「気を付けて行けよ」と言ったように思いました

Imgp1946 


花崗岩の奇岩と砂と緑のハイマツが綺麗です

Imgp1952 


山荘から頂上まで30分ほどこんな気持ち良い所を歩きます

Imgp1964  


山頂は小さな広場で何箇所かの階段状に付けられた花崗岩の岩を登ります。

Imgp1967 


記念に

Imgp1971 


途中の眼鏡岩、皆さん登られるようで柔らかい岩が階段上に掘れています

Imgp1976  


有名な(?)イルカ岩

Imgp1983 


ここには駒草(コマクサ)の群落があります

Imgp1974 


何個か小さな花が咲いていました。

Imgp1984 


山荘手前です、朝出発時よりガスが出て来て雨も降り出しました。燕山荘に置いていたザックにカメラもしまい、雨降る中を昨日登ってきた道を帰りました。

Imgp1989  


今回の高低図

Photo_2 


最初の地図をグ-グルに貼り付けてみました、立体的に見えますか?

Google

コメント (22)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

八経ヶ岳(2013/05/31)

2013年06月01日 | 2013年前半の山歩

 大峰の新緑を楽しみたく、奈良県北山村から国道309号線を進み行者還トンネル手前の道路番号「90番」の所の登山口から近畿最高峰八経ヶ岳(1,914.9m)にピストン登山に行って来ました。


Photo_2  


    総歩行距離:     15.3Km

    総所要時間:    9時間25分  (食事休憩等含む)

    累計標高差:    ± 1,466m


90番の道路法面に付けられた鉄階段(赤い矢印)が登山口です

Imgp1736 


先日行者還岳七曜岳に登る時に比べて新緑が一段と綺麗になっていました、

心が癒されますね

Imgp1741


右手に大普賢岳の勇姿が見えます

Imgp1742


1時間ほどで大峰奥駈道出合です、新緑が綺麗です

Imgp1745 


シロヤシオは満開を少し過ぎた所ですが、花が少なく例年のように木自体が白く見えるようではありませんでした(木に点々と咲いているように見えます)

Imgp1755 


これは花が多い方です

Imgp1758 


この花はいつ見ても綺麗ですね

Imgp1760 


今日の目的、奥駈の新緑、いいですね。又この道の雰囲気たまりません

Imgp1762  


新緑の木々の間から今日の目的地八経ヶ岳が臨めます。わぁ遠いなぁ

Imgp1769  


緑、いいなぁ

Imgp1771 


ここも好きな場所です、心が洗われます

Imgp1774 


バイケイソウが増えてきたのが気になります

Imgp1785 


♀カモシカはハイテンションで先先歩いていきます

Imgp1790 


ブナとカエデの新緑

Imgp1793 


新緑の木々の木漏れ日の中を歩くこの気持ち良さ、いいですよ。

Imgp1802 


左手に山上ヶ岳、稲村ヶ岳が・・・・。昨日までの雨のため空気が綺麗でよく見えました

Imgp1804 


6Kmほど歩いてきて疲れた足にはこの長い木製階段は堪えます

Imgp1805 


大普賢岳と左端に山上ヶ岳、こんなに綺麗に見えるのは久し振りです

Imgp1806  


弥山の避難小屋が枯立木(立枯木)の向こうに見えて来ました

Imgp1807 


弥山小屋は素通りで近畿最高峰八経ヶ岳に向かいます、帰り避難小屋の横で昼食

Imgp1808 


八経ヶ岳への下り道、左手には枯立木(立枯木)が・・・・・・、手前の茶色は、5月の降雨量が少なく枯れかけた苔です、梅雨に入って雨をもらったが回復していません、青々とした苔を楽しみに来たのですが・・・・・

Imgp1809 


梅雨期八経ヶ岳の楽しみオオヤマレンゲはまだまだ、硬い蕾が所々確認できました

Imgp1811 


いつ頃咲くのかなぁ

Imgp1821 


今日は遥か遠くまで山々が見れました、又弥山小屋がこんなに近くに見えたのは始めてです

Imgp1814 


八経ヶ岳山頂にて

Imgp1819 


弥山小屋サイドで昼食とコ-ヒ-タイムの後朝来た道を帰ります

Imgp1824 


写真真中の木は直径3m以上有りそうなブナの木、トレイルから相当離れていたので近寄らず

Imgp1827 


新緑はいいなぁ

Imgp1830 


この雰囲気たまりません、身も心も癒して帰ります

Imgp1834 


奥駈道から90番登山口への分岐点P1458、 わかり難かったが、どなたか親切な方が倒木の根っ子に黄色と赤のテ-プ(写真赤丸印し)を付けてくれていました。ここから右手に降りますが、テ-プのため踏み跡も微かに付いて来ました。僕達も踏み跡を忠実に辿って、登山道の普請をして来ました。

Imgp1837  

拡大図

Imgp1837_2


タイタン広場です。誰が付けたかいい名前です。此処から右手に降ればもうすぐ登山口です

Imgp1838 


今日の高低差

Photo_3 


最初に掲載した地図を Google Earthに貼っつけました。少し立体的に見えますかね。

Ge

 

コメント (25)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

行者還岳・七曜岳(2013/05/15)

2013年05月16日 | 2013年前半の山歩

大峰にヤマシャクヤクとシャクナゲを見に行者還岳1546.2m)と七曜岳1584.0m)に行って来た。


国道309号線の行者還トンネルより2Kmほど上北山側の90番表示プレ-トの所から奥駈道に上り、二つの峰を往復してきた。


Photo_2 


     総歩行距離:    10.6Km

     総所要時間:    7時間41分  (食事休憩を含む)

     累計高低差:    ±1,150m


90番(国道169号線から分岐して9Kmの地点?)の表示の所に設置されている鉄階段を上がります

Imgp1673 


道の法面に長い鉄階段が設置されています

Imgp1674 


最初ヒノキ林の急登ですが、少し上からは尾根部分が自然林で新緑も綺麗でした

Imgp1677 


ブナの大木も沢山あり、見上げると

Imgp1679 


尾根道の途中で右手にこれから行く行者還岳や七曜岳(殆んど手前の山に隠れています)と大普賢岳の特徴ある山容が見えてきました

Imgp1682  


支尾根に登りつめると「タイタン広場」に出ました、廃林道に放置されたマツダのトラック「タイタン」が・・・・・

Imgp1684 


この辺でシロヤシオは蕾を僅かにふくらましつつある所です。

Imgp1690 


奥駈道に出ました、木々もやっと芽吹きはじめた所です。少し早かったかなぁ

Imgp1695 


シロヤシオも芽が動き始めた所です

Imgp1697 


何時もはヤマシャクヤクも終わり頃に来ているのですが、今回は少し早すぎましたが咲いていました。

Imgp1706 


殆んどは蕾状態で、こんなに咲いているのはほんの少しでした

Imgp1709  


このコ-スでもう一つの楽しみは「クサタチバナ」ですが、これはまだまだ

Imgp1715 


一箇所蕾を持っていました、咲くと綺麗なミカンの花のようですょ、(タチバナの名前の由来)

Imgp1791 


バイケイソウの海です、鹿が食べないので大峰では増えています。

Imgp1720 


左手後に朝歩いた尾根だけが自然林の支尾根が

Imgp1728 


所々にアケボノツツジ(?)が綺麗なピンク色の花をつけています

Imgp1730  


やっと行者還避難小屋です、後の山が行者還岳です

Imgp1731 


これまでの奥駈道は気持ち良いトレ-ルでしたが、此処から七曜岳にかけてはこれぞ「修験の道」と 思われる厳しい道が続きます、まずがれ場に架けられた長い木梯子です

Imgp1733 


行者還岳にはシャクナゲが咲きほこっているだろうと期待していましたが・・・・

Imgp1737 


何輪か赤い蕾が在りましたが、まったく今年はダメなようです。去年も咲かなかったので 、2年続きの不作です

Imgp1749 


行者還岳頂上です

Imgp1742 


弥山、八経ヶ岳がよく見えています

Imgp1747 


さぁ、七曜岳に向かいます、岩がゴツゴツした道となります

Imgp1761 


こんな崖も四足で 這い上がります

Imgp1765 


中途半端な傾きの梯子は登りにくい

Imgp1767 


鎖の助けを借りて登りつめると岩だらけの七曜岳です

Imgp1770 


頂上で。後の尖った山は大普賢岳。カモシカもお疲れのようです。

Imgp1774 


頂上は見晴らしがいいですよ、真ん前には稲村とバリゴヤノ頭が雄大な山容を・・・・

Imgp1775 


今まで気が付かなかったが頂上脇にヒカゲツツジが・・・・・、ピント甘ぁ

Imgp1779  


白い花は???

Imgp1790 


ヒトリシズカ

Imgp1794 


今日の高低差

Photo_3


今日出逢った大木  (二本の桧 )

Imgp1681 


仲良し。  桧とヒメシャラの木、喧嘩しても別れられません。

Imgp1799

コメント (18)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

烏帽子山(2013/05/03)

2013年05月04日 | 2013年前半の山歩

大型連休中は高速道路等が込むため遠出はやめ近場の山に登ることにした。


平成23年9月の那智川の大水害後始めて那智谷を歩きました。
車窓からの那智川は堤防や川底の土石の搬出等まだまだ工事の真っ最中で、烏帽子山909.2m)への主登山コ-スである東の谷コ-ス(陰陽の滝コ-ス)、大杭峠コ-ス(市野々二瀬)共に工事中の為、那智の元谷を通って鬼杉谷を登りつめるコ-スを歩くことにした。


Photo 


     総歩行距離:    11.8Km

     総所要時間:   7時間24分(含む食事休憩等)

     累計高低差:    ± 1300m


那智大社の神域に足を踏み入れるので、那智大社にお参りした。

Imgp1589  


いつもの定番写真。今日は少し水量が多そう。

Imgp1592 


此処から入山、那智の滝の裏側を通って那智元谷を進みます

Imgp1594


ウッソウとした森の中を通って那智西ノ谷に降ります

Imgp1595 


西ノ谷から元谷へ合流、一昨年の水害で荒れ果てています、谷の岩や石は苔が剥ぎ取られ寒々しいです

Imgp1597 


谷の石ころより上部はいつもの雰囲気です

Imgp1600 


二の滝です、変わってなくホッとしました

Imgp1601 


いたる所にウンゼンツツジ(和歌山ではコメツツジと言っています)のピンクの小さな花が綺麗に咲き誇っていました

Imgp1605 


三の滝は上部を巻くように進みます、この高度感、危な気な木橋、緊張しました。

Imgp1606 


元谷へ支流からの崩落土石が凄いことになっています。

Imgp1611 


元谷への支流によってはこんな綺麗な所も

Imgp1616 


「山の神」の平地の所で那智元谷から鬼杉谷に入ります

Imgp1618 


前方に大きな崩落地が、ここは上部からの落石等気を付けて何とか横切りました。鬼杉谷には二箇所の崩落地あり。

Imgp1621 


振り返って見ると。崩落場所辺はテ-プ印も少なく地図を見たりして迷わないようにしましょう。頂上近くで遭った四人組のハイカ-も同じ所で迷ったようです。もう一つ元谷から鬼杉谷への分岐も迷いやすいです。

Imgp1625 


少し道が判らず迷ったりしましたが、やっと廃林道に出ました。

Imgp1628 


林道にも上から土石が、下からは路肩がえぐられた所が数多くあり

Imgp1631


この道沿いにもウンゼンツツジが咲いていました、花の直径十数ミリのピンク色です

Imgp1629 


やっと烏帽子山の言われである大きな烏帽子岩の麓に、向こうに見えるのが烏帽子岩の下部です

Imgp1638_2 


烏帽子岩です

Imgp1641 


烏帽子岩から少し登ると頂上です

Imgp1645 


頂上は木々に覆われ北側の一部しか見れません。高田とその向こうに子ノ泊山、その奥に八経ヶ岳等がうっすらと見えましたょ

Imgp1647 


食事休憩の後は来た道を帰るのみ、まだまだ元気な♀カモシカ、片手で渡渉の後の崖を上がっています。

Imgp1665 


西ノ谷から那智に超える峠からは下界が・・・・、右て那智大社、中央が勝浦の市街、左手 那智川沿いの市ノ瀬、向こうは太平洋。

Imgp1667 


さすが連休、多くの参拝客でいっぱいの那智大社

Imgp1668 


大社の鳥居の所から烏帽子山が、丸印は烏帽子岩

Imgp1671


今日の高低差

Photo_2 


今日出逢った大木。登山道と三ノ滝の分岐に在る杉の大木。

Imgp1659


コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

竜ヶ岳(2013/04/18)

2013年04月19日 | 2013年前半の山歩

鈴鹿山系の竜ヶ岳(1,099.6m)にいなべ市の宇賀渓から登って来ました。


駐車地から吊り橋などがある遊歩道を約2kmほど歩き、そこから金山尾根登山道を登り、帰りは遠足尾根登山道を降って来ました。


Photo_2  


    総歩行距離 :   11.03Km

    総所要時間:    6時間46分 (食事休憩等含む)

    累計高低差:    ±1,135m


宇賀渓観光案内所の駐車場(¥500)に車を置き観光遊歩道を歩きます。


こんな橋を渡り

Imgp1517 


桜やミツバツツジ(?)の咲く谷を渡り進みます

Imgp1521 


竜ヶ岳に登るにはいくつかの登山道がありましが、今回は尾根を中心に登り降りしました。

Imgp1531 


左手奥に竜ヶ岳が見えて来ました

Imgp1536 


もう少しで金山尾根から主尾根に合流します。この辺からは足元は一面のササ原です。

Imgp1539 


やっと遠足尾根との分岐点です、ここまで道間違いの20分と急登2時間 です

Imgp1540  


北方向には先日積雪の中登った藤原岳が望めます、今日は黄砂なのかぼんやりとしか見れません。

Imgp1541_2 


向こうに竜ヶ岳が、相当歩き甲斐がありそう

Imgp1542 


段々近づいて来ましたよ、右手の直登のトレイルはキツそう。

Imgp1546  


振り返って見ると

Imgp1548 


さぁ、頂上めざして一直線に登るぞ。

Imgp1549 


頂上は広くカマボコの様な形状です、今日は暖かく風もなく、しかしガスっていて周りの展望は今ひとつでした、食事休憩。

Imgp1550 


記念撮影

Imgp1552 


頂上から帰りに通る遠足尾根方向。ササ原に点々とはえている木は「シロヤシオ」です。5月半ば過ぎ(?)にはこの木が真っ白な花をいっぱいつけ、ササ原も一面緑になり、草原で草をはむ羊の如く光景になるそうです。しかしこの時期には「ヒル」がうようよ、来たいけど・・・・・

Imgp1557 


帰りの遠足尾根から竜ヶ岳方面。

向こうの矢印の尾根を登り分岐から竜ヶ岳に登りました。

Imgp1566 


今日の高低図

Photo_3 


出逢った花達

Imgp1524 


Imgp1537 


Imgp1538_2  


Imgp1570


Imgp1576

コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

釈迦ヶ岳(2013/04/04)

2013年04月06日 | 2013年前半の山歩

 奈良県十津川村旭ダムからの不動木屋林道が4月1日から冬期通行止めが解除されたので釈迦ヶ岳(1,799.6m)に行って来た。


GPSによる軌跡図

Bmp 


   総歩行距離:   12.03Km

   総所要時間:   7時間58分  (含む食事休憩等)

   累積高低差:   ±1,102m


登山口から尾根に出るまでは、こんな所も登ります

Imgp1401 


尾根に出ました、気持ち良い所です。

Imgp1405 


木々は芽が動いてなく冬の景色のまま

Imgp1412 


谷向こうには今回釈迦ヶ岳の後登る予定の大日岳(1588m)が見えて来ました、写真中央の凹んだ所が深仙 の宿で右の急峻な山が大日岳です。

Imgp1417  


右手奥に釈迦ヶ岳が見えて来ました。山肌に雪が残っているようです。

Imgp1420  


段々近づいて来ました、向こうに見えるのが近畿最高峰の八経ヶ岳です、相当雪があるようですね、来々週に登る予定にしていますが、その頃には雪もなくなっているでしょう。

Imgp1424 


標高1650m辺の千丈平です、海岸沿いの平地や里山では、もう桜も散り春も終わりに近づきつつあるのにここ大峰山脈の1600~1700m以上では、いまだ冬景色で春はまだまだの雰囲気です。

Imgp1427


♀カモシカも頑張っています

Imgp1431 


頂上に立つ釈迦像です、僅かな残雪です、

Imgp1435 


石の上にカメラを置いて自動シャ-タ-でパチリ、手袋を履かないと手が冷たいです

Imgp1440 


真北方向には残雪の八経ヶ岳を中心に大峰の主な山々が見れます

Imgp1442  


釈迦ヶ岳から急な尾根道を一気に降ると深仙の宿が真下に、左手奥に急峻な山容の大日岳が目に飛び込んできます

Imgp1448 


振り返ると今降りてきた釈迦岳の山容が

左手奥の稜線が朝歩いた稜線です

Imgp1465 


大日岳の勇姿です。中央の岩の所に上から鉄の鎖が垂れ下がっており、それを持って上に上がることが出来ますが、高所恐怖症を発症しつつあるカモシカにとっては危ないことはカット、横を這い登ることにした。

Imgp1470


途中大日岳のふもとにザックをデポして、木の根や岩角を掴みながら大日岳(1588m)に這い上がりました。頂上には大日如来像が建立されています

Imgp1467 


大日岳の急な斜面を細心の注意を払って降り深仙の宿跡で昼食休憩とします、少し向こうに外人さんが一人ポツンと座っていたので「こんにちわ」と声をかけると此方に近づいて来ました。

英語で日本語は話せませんとのこと、此方は英語が話せないと告げるとその後は、英単語と手振りでなんとかコミニュケ-ション。

片言の英語もトッサの時には出てこなく・・・・・・

後で♀カモシカと話して

日本語でもこの歳になると「えーと」「あの」「その」「あれ」と単語が出てこないのに英単語が出るはずが無いゃ

と、大笑い

最初イギリス人かと思っていたがベルギ-から来られて奥駈を奈良吉野から4日をかけて歩いているとのこと、テントは持たず所々にある避難小屋泊りとのこと、♀カモシカと共に感動する。

持っていたコンビニで買った「アンコ入りの餅」を勧めると喜んで食べてくれましたよ。

♀カモシカはモチ、モチ、モチとすすめましたが、彼と別れた後「モチと言っても分からないじゃろう、ジャパニ-ズスイ-ツと言えば・・・・・・」とカモシカ、♀カモシカは?????


記念に写真を撮らしてもらいました。

Imgp1475 


お気をつけてと別れ、無事に目的地に着けることを祈って後ろ姿をパチリ、この春まだ早い大峰で半袖半ズボンとは元気です。

Imgp1476 


後は帰るのみ、僕の好きな釈迦の稜線、今度は新緑の頃に訪れたい。

Imgp1497  


左手谷向こうには先程の大日岳と深仙の宿が、あのベルギ-の青年は大日岳の右手の方を歩いているでしょう。

Imgp1498 


今日の高低図

2bmp_2

コメント (16)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伯母子岳(2013/03/06)

2013年03月07日 | 2013年前半の山歩

 奈良県野迫川村と十津川村の境界に位置する伯母子岳(1,344m)に、高野龍神スカイライン護摩壇山駐車場より少し北に行った所の分岐から、野迫川方面への林道を7Kmほど奥の登山口より登って来ました。林道は数箇所凍結していましたが何とか行けました。


A 


    総歩行距離:   11.2Km

    総所要時間:   5時間27分 (食事休憩等1時間含む)

    累計高度差:   ±759m


登山口から登山道には残雪が在りましたが雪は固く締まりアイゼンなしでサクサク歩けました。しかし全ル-トの3分の2ほどは殆んど積雪なし。

Imgp1138 


最初のピ-ク、口千丈山(1330m)です

Imgp1144 


伯母子岳へは小さなピ-クをいくつも乗り越えての山歩きですが大きなピ-クもなく楽しい山歩きですよ

Imgp1150


P1322を通り過ぎ少し下った所に牛首山が(?)

Imgp1151


まわりの山の斜面には殆んど雪がないのに登山道だけに残雪が

Imgp1156  


僕達の登山のため登山道に白いジュウタンを敷き詰めてくれてる様で、なんかルンルン気分で歩けます。

Imgp1159 


このル-トで唯一尾根道を外れ小さなピ-クを巻いて進む登山道

Imgp1162  


もうすぐ頂上です

Imgp1170


伯母子岳頂上です。今歩いて来た道が向こうの山腹に白く見えます

Imgp1175  


この晴天、久しぶりに青空の山頂に立ちました。今日は朝から下山するまで360度青空で一つの雲も見ることはありませんでした。

Imgp1176 


今日は黄砂の影響も少なく遠くまで見えました。まだ積雪が相当ありそうな大峰もよく見えましたよ。

Imgp1179 


さぁ、定番の昼食の時間ですよ、晴天に無風、気温14.7℃。

Imgp1181  


昼食は、ミニカップラ-メン、赤飯のおにぎり、あんこ餅、パン、バナナ等。後コ-ヒ。

Imgp1186  


今日は誰一人にも遭わず静かな山歩きでした。今日出逢った緑の植物は所々にある松と馬酔木(アシビ)だけで、ブナ等の木々はまだ落葉したままです。

Imgp1194  


お腹もいっぱいになったし、もと来た道を帰ります。

Imgp1211 


今日の高低図

A_2 


久しぶりに今日出逢った大木、ブナです。

Imgp1169_2

コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

藤原岳(2013/02/21)

2013年02月22日 | 2013年前半の山歩

雪の鈴鹿山脈藤原岳を見たく登りに行って来ました。


昨晩車中泊した御在所パーキングエリアでは、雪が相当降っており、朝車が真っ白になっていました、雪でいなべ市の道も積雪と凍結で、車もノロノロ運転です


Dscn5363  


大貝戸登山口への道


大貝戸の登山口駐車場です、昨日から駐車している(?)車と2台だけ、雪も深そうだし行ける所まで行こうと、ポストに登山届を出して出発。

Imgp1033 


3D図

3dbmp 


  総歩行距離:    7.0Km

  総所要時間:   7時間15分  (含む避難小屋での休憩等1時間)

  累積高低差:    ±1,001m


無料駐車場すぐ上の鳥居をくぐり、少し進むと神社があり、その横から山に入ります

Imgp1034 


最初は雑木が混じった杉林の中を進みます

Imgp1040_2 


時たま吹く風で木に積もった雪が、吹雪の様に落ちて来ます。この辺りで単独の青年と、少し後に中年の男性に追い抜かれました。この中年の男性は名古屋のある山岳会に 所属し、この藤原岳には何十回と登っており、今日は避難小屋の管理と積雪計を見に行かれる(これは避難小屋でお話した時聞きました)とのことで、「ついて来な」と言って下さったので、ラッセルしてトレ-スをつけて下さった後を付いて行きました。この方に遭わなかったら、この深さの積雪をラッセルしながらの登りは、諦め帰っていたでしょう。

Imgp1047 


急な斜面をジグザグにトレ-スを付けながら登る男性に、必死でついて行く♀カモシカ

Imgp1053 


積雪は 膝位ですが深い所では70センチほどあり、踏み抜くと太腿ぐらいまで沈みます。

Imgp1055 


やっと9合目です、眼下にいなべの市街が

Imgp1057 


ここからが積雪が一段と深くなりました、雪に悪戦苦闘しています。根性で登る♀カモシカ。

Imgp1060 


藤原岳山頂東方面です、吹雪いているようです

Imgp1062 


避難小屋近くは相当吹雪いていました。そのため帰りには、今回付けたトレ-スが一部分完全に消えていました。

Imgp1068 


やっと避難小屋が見えて来ました、ほぉ・・・

Imgp1071 


避難小屋で温かい食事をし、コ-ヒを飲んで冷えきった身体を温め、ホッとしました。小屋には先導して下さった男性と僕達を追い抜き、少し違ったル-トで登った若い男性と、後で登って来た若いカップルと、僕達6人で雑談しました。

小屋から頂上までは普通25分ぐらいで登れるが、今日の積雪では4~50分はかかるだろうと、僕達を案内して下さった方の説明で皆さん頂上には上がらず思い思いに下山しました。

カップルの男性に記念撮影をして頂きました

Imgp1085 


朝付けたトレ-スを辿って帰るカモシカ、青空になって来ました。

Imgp1090 


頂上には立つことが出来ませんでしたが、なんかルンルン気分で降る♀カモシカ、ザックにくくり付けたスノ-シュ-は今回残念ながら使いませんでした。

Imgp1096 


急斜面に付けたトレ-ス

Imgp1105 


綺麗な雪の斜面

Imgp1107 


今日の高低図

Bmp_2 



名古屋の山岳会の男性の方にはお世話になり有難う御座いました。トレ-スを付けながら案内して下さらなかったら僕たちは8~9合目付近から引っ返していたでしょう。何処かの山でまた会えることを楽しみにしています。

コメント (20)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明神平(2013/02/09)

2013年02月10日 | 2013年前半の山歩

8日は気圧配置が西高東低で寒気団も南下て冷え込みその後9日は気圧配置も緩み良い天気が期待できるので明神平に樹氷と積雪を楽しみにおニュ-のスノ-シュ-を担いで登ることにした。


朝7時過ぎに積雪と凍結の奈良県東吉野村の大又林道を登りつめた駐車地に着くと車は2台、3連休の初日にしては期待ハズレである。準備して歩き始める頃には7台となる。


Imgp0898 

今日は明神平辺を散策の予定


Photo_2 


       総歩行距離:   8.0Km

       総所要時間:   6時間49分(休憩等含む)

       累計高度差:   ±852m


車両通行止め林道を少し歩いた所にある登山届ポストに登山届を

Imgp0901 


これから急な林道を歩く、路面は凍結していたが積雪が3~5センチほどあるためノ-アイゼンで歩けました。登山道に入ると何回かの渡渉があり相当緊張しっぱなし、年をとるとこんな所は苦手である、一度くるぶしから10センチほどまでチャポン、スパッツと靴が新しいので撥水効果が効いて靴の中には水が入らずヤレヤレ。登山道に入ってからはアイゼンを着けました。

Imgp0905 


上の方に行くと段々樹氷が現われてきて期待が持てます

Imgp0912 


明神平直下の樹氷のトンネル

Imgp0917 


やっとあしび山荘(大阪の高校の山小屋で一般には未開放)の所に、風は殆んど無いが氷点下6~7度の気温です

Imgp0919 


小屋の横手で簡単な食事をして、さぁスノ-シュ-での散策に出かけます。若者のグル-プや中年のグル-プ等20人ほどが樹氷や雪を楽しんでいます

Imgp0930  


これから行く前山の方向です

Imgp0938 


この雪景色が見たく車中泊と積雪の登山道を上がって来ましたImgp0951  


明神平を独り占めしている♀カモシカ

Imgp0952 


綺麗すぎて言葉も出ません。此方から前山を通って右手に廻り込みあの向こうを歩きました。何処を歩いても足が雪に沈み込むことがないのでスイスイ歩けます。

Imgp0954


前山への斜面から東側を見る。此方は雪雲が流れて来ました。

Imgp0958_2  


あしび山荘とその向こうは国見山

Imgp0960 


ブナ達も寒そう

Imgp0966 


♀カモシカも樹氷に感動して見とれています

Imgp0990 


一廻して山荘の所に戻って来ました。右手は前山、左手は通って来た三塚分岐

Imgp0999 


国見山方面、段々と青空が広がって来ました

Imgp1006 


記念に

Imgp1012 


青空に映える樹氷

Imgp1015 


さすが三連休の初日、下山中奈良交通の樹氷ツア-一行と遭遇、何と60人の団体さん。これで今日は明神平は100人以上の賑わいとなった。

Imgp1021  


樹氷に大満足して下山しました

Imgp1024 


さすが連休、駐車場は満杯

Imgp1028



今日の高低図

Photo_3 


大又林道の動画(車のドライブカメラより)***ブログアップの時ドライブカメラのことを忘れていました

</object>
YouTube: 雪の大又林道1


</object>
YouTube: 雪の大又林道2

 

コメント (27)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

八郎山(2013/02/03)

2013年02月03日 | 2013年前半の山歩

今日はお天気も良く昼間時間が出来たので近くの山八郎山(249.6m)に行って来ました。


八郎山は串本町と那智勝浦町の町界に位置し、標高は低いが見晴らしが良く紀伊半島最南端の一等三角点のある山です。


串本町上田原の集落から八郎峠までは熊野古道大辺路を歩くコ-スをピストン登山して来ました。


1 


    総歩行距離:    5.2Km

    総所要時間:    3時間11分 (含む 食事休憩1時間8分)

    累積標高差:    ±475m


民家の横から山に入ります

Imgp0800_2 


この看板、あまり気持ちの良いものではありませんね。アマチュア無線(145.68Mz)を使って猟師達は交信していました。

Imgp0801 


先週と違ってぽかぽか陽気の中木漏れ日の道を歩きます

Imgp0802 


熊野古道です、段築もあります

Imgp0809 


八郎山が見えて来ました

Imgp0811 


尾根道やトラバ-ス道を進み、八郎峠からは大辺路古道を離れ 頂上を目指します。このちょっとした岩場を登ればすぐですよ

Imgp0822 


頂上手前では細い尾根道を進みます。

Imgp0826 


記念撮影、国土地理院のプラスチック標識の上にカメラを置いて撮影

Imgp0829


頂上は眺望が良い所ですが、今日は白いガスが掛かってあまりはっきり見えません。(中国の例の汚染物質の影響かなぁ)。

Imgp0832 


陽気な春になって来ました、シダも生き生きしています

Imgp0840 


今年の干支のにょろにょろも冬眠から目覚めて出て来ていました

Imgp0853 


硫黄苔発見、興味の有る方はネットで調べて下さい

Imgp0859 


今日の高低差

1_2

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする