カモシカ

退職後主に夫婦で野山を歩いた記録です

烏帽子山

2014年12月31日 | 2014年後半の山歩

2014年12月30日(火)

 今年の納山は那智の烏帽子山909.2m)です。コ-スは先日光ヶ峯に登った時と同じ登山口から大杭峠を通って登ることにした。

烏帽子山は那智三山の主峰で、新日本百名山に選ばれているらしい(こう言うことはあまり関心がないが)

  

    総歩行距離:  90.8Km

    総所要時間:  6時間48分 (含む頂上休憩35分)

    累計高低差:  ±1,256m

 

駐車場から登山口を見る、今日は年末、工事は休みで安心して通過することに

大杭峠までは那智と新宮市高田間の昔の生活道(古道)の為少し急な所にはこんな石積の階段が多く残っており、この石段を探しながら歩くと迷わないです。

大杭峠です。右手方向は光ヶ峯、真っ直ぐは高田、今回は左手に進む。

此処から烏帽子山までは基本的には尾根道を歩きます。案内板や赤テ-プがあり迷うことはなさそうです。しかしなかなか急峻な所が多く疲れた。

烏帽子山に近づくにつれこんな岩が尾根に現れ巻いたり超えたり

こんな苔の生えた岩も

 

今日最大の岩、下方に映っている方は今日会った登山者の一人です

これは疲れる

やっと頂上直下、ここも写真以上に急ですよ

頂上で自分写真を撮ろうとカメラの設定をしている時に若者が登ってきてとって頂きました。

感じの良い青年で当地那智勝浦出身で関東方面に行っているが登山の楽しさにはまり山岳会に入って頑張っているとのこと。里帰りの時にこの界隈の山を楽しむそうです。

 

頂上はあまり眺望がよくありません、新宮市高田の一部のみが見れます。少し下った所からは那智方面が・・・・

左手妙法山と那智の山々

 

帰りも同じ道を通ります。岩をよけて歩き、急な傾斜の尾根を降ります。

 

途中こんな糞が登山道の真ん中に、新しい糞で「まさかクマでは」緊張するが、帰ってネットで調べたら、多分イノシシの糞らしい。

今日の高低差

 

 

3Dで

 

今年も当ブログ見て頂きありがとう御座います。来年もよろしくお願い申し上げます。

来年もよい年でありますように

 

 

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光ヶ峯

2014年12月15日 | 2014年後半の山歩

2014年12月14日(日)

40日ほど山歩きをしていなかったので、近場の光ヶ峯685.8m)にゆっくり登って来た。
熊野那智大社を中心にした那智は妙法山、烏帽子山、光ヶ峯の那智三山に囲まれています。
光ヶ峯の名前の由来は、紀伊の国名所図絵に「神光を放ちしによりて、光ヶ峯と名付けし」とあり、那智大社から真東の方向にあり春分の日には光ヶ峯から日が登ることになります。
2009年に那智大社に問い合わせた所メ-ルで丁寧にお答え下さいました。
 「遙拝所というのは那智の瀧の境内内にございますが、光が峯の方向を示す石があり、その石を通じて光が峯を遙拝します。社伝によると神武天皇が御東征の折、熊野灘から山々を眺めると光が射す峯があることに驚き、それを目指して歩くうちに那智の瀧を見つけられその神々しさに感銘され神としてお祀りしたとあり、古くより熊野那智大社では光が峯を崇拝し、境内地にて遙拝石という形でお祀りしております」

   

      総歩行距離:   6.4Km

      総所要時間:   4時間52分

      累積高低差:   ±857m

 

2011年9月の台風による大雨の為、那智のいたる所の谷筋で土石流が発生し、その対策としての砂防ダムの工事により、登山口の様子が一部変わっています。工事中を避けるため日曜日に行きました。

工事中の場所を通過すれば此処から従来の登山道です

登山口から大杭峠までは、那智から新宮市高田への昔の生活道の為急な所には石積の階段が付けられており、殆どの所で現存しています。この所々にある石段を確認しながら登ると迷うことはありません、しかし何か所か細い倒木が道をふさぎ通行不可に見え、道なきところを歩いたトレッカ-の踏み跡がありつられて入り込まないようにしましょう。

大杭峠までの途中3か所ほど台風による谷崩れがあり、少し高巻きをして通過。

気持ち良い登山道

此処は登山道すれすれで崩落。気を付けましょう。

薄暗い大杭峠です。左方向は烏帽子山、真っ直ぐは新宮市高田、今回は右方向に取り光ヶ峯に登ります。

殆ど尾根を歩きます。薄い踏み跡と所々のテ-プ目印、赤いプラスチック製の境界杭、等を頼りに・・・

頂上直下です、頂上だけが少し開けていますが見晴しはよくありません。

記念に。気温も低く風も強く寒くてたまりません。

此処だけ周りが見えました。5年前に来た時はもっと見晴しが良かったように記憶しています

今日の高低図

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藤原岳

2014年10月26日 | 2014年後半の山歩

2014年10月25日(土)

 鈴鹿山脈の北部に位置する藤原岳1,144m)に三重県いなべ市の大戸貝登山口より登って来た

歩いた軌跡をGoogleEarthで3Dに

 

地図

 

    総移動距離:    10.7Km

    総所要時間:    7時間32分(含む食事休憩40分)

    累積高低差:    ±1217m

 

いなべ市大戸貝登山口には立派な無料休憩所が建てられており、トイレ、登山靴洗い場、食事室等があります

神社の鳥居が登山口になっています

 

最初は杉檜の植林地を登ります、急な所もありますよ。♀カモシカの前を歩く方は、藤原山荘のトイレをボランティアで建設している方達に飲料水等を担ぎ上げるボランティアグループの方で山荘まで色んな事を話しながらの登山になりました

 

標高が高くなると自然林の登山道になります

 

9合目です。今日は最高の天気です、紅葉もそこそこきれいに色づいています

 

北東方向には先日大噴火を起こし多くの登山者が犠牲になられ、まだ6名の登山者が行方不明となっている御嶽山が見れました

 

此処から百数十Km離れてはいるがもくもく吹き上がっている水蒸気がはっきり確認できました。

犠牲になられた方と行方不明者に心で合掌をして撮影しました

 

藤原山荘に着きました。数人の方々が作業をされていました。手前の赤いザックの方が一緒に登った方です。ザックいっぱい水です。

 

藤原岳には山荘から少し下って登り返します

 

振り向けば藤原山荘がカルスト台地の中ほどに

 

少し石積みされた山頂です

 

山頂からの見晴しは抜群です、北西方向には御池岳がその手前(写真右側)は後で登った天狗岩1,171m)です

 

頂上にて

九合目で見えたので此処でも見えます雲海の向こうに御嶽山

 

真北方向には伊吹山が

 

南西方向の雲海から顔を出した山々、琵琶湖やその向こうの比良山系の山々は見えませんでした

 

山頂で一休みをして天狗岩に向かいます、途中山荘手前で「まゆみ」の大きな木を見つけました、たくさんの濃いピンクの実を付けていました。

 

山荘の横を通って北方向のカルスト台地の中天狗岩へ向かいます

 

こんなきれいな所もありました

 

天狗岩1,171m)です。向こうの尖がった山は先ほど登った藤原岳です

  

天狗岩から山荘への帰り道伊吹山が見えるきれいな景色に出逢いました

 

カルスト台地で一瞬霧が周りを包みました、青空で太陽の中の不思議な光景です

 

もう一度藤原岳、見る角度により山の形が違います

 

山荘はトイレ工事中で中の食事室が使えないので近くで40分ほどまったりしました

 

いなべ市の市街地

 

今日の高低差

 

 

 

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大台ケ原

2014年10月18日 | 2014年後半の山歩

2014年10月17日(金)

大台ケ原の日出ヶ岳1,695.1m)に何時もの散策路ではなく三津河落山(さんずこうちやま)(1,654m)から巴岳1,641m)を通って登って来た

 

   総歩行距離:  6.2km

   総所要時間:  4時間31分

   累計高低差:  +508m  -380m

早朝大台ケ原駐車場に自転車をデポしドライブウエイを4.7km戻り道路脇に駐車し三津河落山の尾根に向け登り始める

 

かすかな踏み跡を頼りに尾根に向かって登るが、途中大きな石ころの所や細尾根の所があるがGPSを頼りに登る。こんなきれいな所もあります

 

尾根に登ると・・・・

 

なんと全体小さな笹に覆われた台地が、大台にもこんな所があるのだと、一度見たら忘れません、何度も来たくなります。中央の尖った所がヤマト岳です

 

少し風があり寒いですが、この景色は心を温めてくれます。後ろの山並みは大峰の山々です

 

頂上の大きな岩が大和岳1,597m)です、この木は緑の葉っぱを付け頑張っている大木です

 

大和岳頂上で、この時間帯は晴天でした

 

これから行く三津河落山方向です、笹原の中を急登しますが周りの景色を楽しみながら登るとすぐに上に着きました

 

尾根には自然に生えた笹原と環境省のシカ除けフェンス(笹は周りより背が高い)と一昨年試験的に草払い機で笹を刈り取った所が混在しています。あまり手を入れてほしくない・・・・

此処の紅葉は今日見た中で一番でした。

 

日本鼻は気が付かず通り過ぎました、三津河落山、国境と書いている石柱です

三津河落山とは日本鼻1,640m)、この石柱のある所、もう少し先の如来月1,654m)三峰の総称だそうです。

 

如来月への途中

 

如来月です

この頂上に如来月と読める石柱あり

 

ナゴヤ岳に向けていったん下って登り返します、向こうに見えています

 

♀カモシカも笹をかき分け登っています

 

ナゴヤ岳(1,610m)です

 

川上辻に向かって笹原の中シカ除けフェンス沿いに降ります

 

川上辻を通過して日出ヶ岳方向に少し登った所からの川上辻、傍をドライブウエイが通っています

 

此処からも笹原と紅葉を楽しみながら

 

巴岳(1,641m)です

 

シロヤシオの木が多いです

 

この辺から風も強くなり寒さも一段ときつくなりました

 

やっと日出ヶ岳頂上が見えて来ましたが、ガスに包まれています

 

最後の急な笹原の斜面を登る♀カモシカ

 

おぉ日出ヶ岳の見晴台兼雷避難所の横に出ました。さすが紅葉時期百名山でもあり標高1,570mまで車で来れるということで大勢のハイカ-で賑わっています

 

山の天気予報通り山頂は気温5度、風速10mほどでした。予報的中、うれしいやら悲しいやら

 

記念に、尾鷲方向は霧

 

東大台方向

 

少し日が差した時ガスの中撮影、紅葉きれいですね。しかし今年の紅葉は葉っぱの周りが台風の影響か枯れてアップには耐えられません。

 

落雷避難所で食事後駐車場までハイキングコ-スを帰りました。途中の尾鷲方向が見える遠望所で霧を見つめるハイカ-

 

金曜日にも関わらず駐車場は満杯、さすが紅葉のメッカ大台ケ原です。デポしていた自転車で愛車を取りに行ってきま~~す、お~さぶ~。

 

今日の高低図

 このコ-スを歩かれる方は、「立ち入りご遠慮」の環境省の方針をよく考えて行動してください

 またほとんどのコ-スは笹原ですからスパッツ等必帯です。ダニはない模様です。

 

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嶽ノ森山

2014年10月10日 | 2014年後半の山歩

2014年10月10日(金)

 古座川町の国道375号線「道の駅一枚岩」に駐車して一枚岩の前にそびえる嶽ノ森山376m)に登って来た。

小さい低山ではあるが、岩場、鎖場、滑床とスリルに富んだ山である。

 

 

      総歩行距離:  3.27Km

      総所要時間:  2時間50分

      累計高低差:  ±425m

 

一枚岩手前のトンネル出口から見える急峻な山容の嶽ノ森山です、主峰の雄岳は向こうに隠れています。

 

一枚岩の道の駅に駐車し国道を700mほど歩いたところに登山口があります

 

登山口までの道沿いに「キイジョウロホトトギス」が沢山咲いていました

 

トンネル(一枚岩トンネル)手前を右にとり、旧道を60mほど行った所に登山口(標識有)があります

 

少し気を遣う道

 

このコ-スで一番の楽しみ、滑床岩です、ステップを切っているので・・・・・

 

滑床岩の終わりです、丸い岩、転げてくるなよ。

 

後は主に急登の植林地を登ります、もうすぐ主尾根に着きそうです

 

こんな岩場もあります、後ろに転げ落ちないように

 

雄岳頂上です

 

東の方向に次に登る「雌岳(369m)が見えます。これも雄岳に負けずに急峻ですね。大きく降って登り返します。

 

雌岳直下です

 

雌嶽で、後ろは先ほど登った雄嶽です

 

帰りはほぼ杉檜の植林地を降ります、「とうふ岩」と言われる変わった岩壁です、豆腐を積んだ形をしています

 

植林地にはたくさんのシダが

 

本日の高低図

 

 

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八経ヶ岳

2014年09月28日 | 2014年後半の山歩

 2014年9月27日(土)  

初秋の八経ヶ岳(1,914.9m)に登って来た

八経ヶ岳は、大峰山脈の中心にあり近畿最高峰で日本百名山に選ばれています。 奈良県上北山村の国道189号線から309号線に入り天川村との境界に位置する行者還トンネル西口からいつものように登山開始です

この山には今年3回目でトータル23回目です

 

   総歩行距離:  10.0Km

   総所要時間:  8時間05分 (食事休憩62分)

   累計高低差:  ±1230m

登山口から沿いに少し奥に行った所の木製三角橋です

 

 この谷を渡ればすぐに急登です、おおむね1時間ほどで奥駈出合に着きます

 

 今朝は霧が濃く何時もと違った景色です

 

 霧にかすむ大峰奥駈道も初秋の雰囲気です、少し紅葉も始まっています

 

 晴天の大峰と一味違う景色を楽しめました

 

 ♀カモシカは何時もの様に露払いです、僕は写真を撮りながら後ろを止まり止まり歩きます

 

 水分を充分吸って青々した苔に生えた幼木が秋を感じて葉を赤くしています

 

 何時もの木製階段です

 

 弥山小屋横の立枯木です

 梅雨時期に可憐な白い花を楽しませてくれる天然記念記念物の「オオヤマレンゲ」です、実が沢山なっていました

 花に似合わず赤いグロテスクな実です

 

 頂上直下です、周りは濃い霧の為何も見えず・・・・

 

 登って来た可愛い二人の男の子を連れた若い御夫婦に撮って貰いました

 

 弥山で見かけた苔の塊、きれいでした

 

 お昼の食事は弥山小屋のテーブルでラーメンです、八経ヶ岳の頂上では霧がすごかったが、北の空から青空が広がって来ました

 大普賢岳がきれいに見えました

 

 今日の高低図

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山上ヶ岳

2014年09月19日 | 2014年後半の山歩

2014年9月18日(木)

 

 

 今回は修験道の祖・役行者(えんのぎょうじゃ)が開いたわが国修験道発祥の地である大峰山上ヶ岳(1,719.3m)に奈良県天川村洞川から登ることにした。山頂近くには、わが国最高所の国重要文化財のお寺であり、世界遺産でもある大峯山寺が建てられています。

天川村洞川温泉を上り詰めた所にある大峯大橋駐車場から山上ヶ岳に登り、帰りは稲村ヶ岳方向に降ったレンゲ辻を通り帰ってくる周回コースを楽しみました。

 

 

 

    総歩行距離:  9.1Km

    総所要時間:  6時間28分

    累計高低差:  ±839m

 

 今日は普通日で登山者やお参りする行者さんも少なさそうです。奥の赤い欄干の橋を渡って登ります

 

 

いろんな石碑があり修験の山に入り込む雰囲気です(写真は帰り道撮りました)

 

大峯大橋(清浄大橋)からは綺麗に手入れされた杉檜林の中を行きます

 

途中に「お助け水」があります、今日は水量が少なさそう

 

登山口から570mほど登った所で大峰奥駈道に合流です、写真奥の方が吉野です

 

此処から大峯山寺までは奥駈道を歩きます、気持ち良い道です、今日は少し風があり肌寒いです

 

木々の間から洞川温泉の集落が見えます

 

途中鐘掛石方向にはいかず右側の上り道を歩いてみました。この道はほとんどが木の急な階段でした

 

奥駈道に合流して間もなく大きな木の門をくぐります

 

道の横には色んな石碑、木塔が建てられています。綺麗な景色と共に荘厳な雰囲気がします。

 

向こうの山の中腹に宿坊等の建物が見えて来ました。

 

宿坊を過ぎて少し登った所です、この石段を上り詰めれば大峯山寺です

 

大峯山寺の山門です

 

大峯山寺の本堂です、写真左手から上がって来ました、右手に降りて行くと大普賢岳や八経ヶ岳を通って那智までつながっています

 

僕は此処から手前に登っていきます、少し登ると山上ヶ岳頂上です。頂上は広い笹原となっています、お花畑となっていますが、笹のみ。

 

頂上は少し奥の高い所で、地理院の三角点石碑が建てられています。この辺だけが疎林に覆われています

 

笹原の向こうには「女人大峯」となっています、稲村ヶ岳と隣の大日岳

 

笹原を少し行った所から左手にとり、稲村ヶ岳方向にレンゲ辻を目指していきます

 

此処からレンゲ辻までは、細尾根の急降下を鉄梯子、鎖を使って慎重に・・・・

 

疲れてきた足には堪えます、慎重に、慎重に

 

 

此処は、前に通った時は凍り付いてアイゼンをつかって降りたことを思い出しました

 

やっとレンゲ辻が見えて来ました

 

反対方向から撮った女人結界門です。此処から山上ヶ岳には女性は登れません

 

レンゲ辻から右手に谷を降ります。降る途中今来た道を振り返りました

 

やっと林道が見えて来ました。

 

此処から林道を1.5Kmほど歩きます、駐車場が見えて来ました、

 

本日の高低差

 

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行者還岳

2014年09月04日 | 2014年後半の山歩

2014年9月3日

 
 
今年の8月は例年にない天候不順でどこの山にも登らなかった。9月に入ったので足慣らしを兼ね、天気はいまいちかも知らないが、大峰の行者環岳1,546.5m)に登ることにした。


Photo 


   総歩行距離:  6.8Km

   総所要時間:  5時間41分(食事休憩1時間10分含)

   累積高低差:  ±747m


国道309号線の行者環トンネル手前に90番標識のある場所、此処の階段から登ります

Dscn5654 


90番山側の鉄階段を登ると、のり面に長い鉄階段が上に伸びている

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此処から「清明ノ尾根」まで自然林の尾根を進みます

Dscn5660


 

最初はくもり気味な天気が、段々とガスが出てきた

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途中にある2本立ち大ヒノキもガスでかすんでいた

Dscn5666



清明ノ尾根に合流する手前には、ブナが沢山あります

Dscn5667
 

清明ノ尾根に出ると、すぐマツダのタイタン(杯林道に放置されています)に出逢えます、倒木により哀れな姿

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霧が木々に着いて滴となって落ちてきます

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笹原の急斜面を登れば奥駈出合です

Dscn5677 


霧に煙る奥駈道もいいものですよ、4枚続けて・・・

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Dscn5680


 

Dscn5681


 

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トレイルの傍の苔達もみずみずしい

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花の時期には、クサタチバナやヤマシャクヤクが咲き誇る一角にトリカブトの群落がありました

Dscn5689 


今の時期、大峰でよく見かける艶やかな色です

Dscn5693 


霧の向こうに行者還避難小屋が見えて来ました。最初行者環岳から七曜岳まで往復するつもりが、雨が強く降りそうなので、七曜岳は中止とし先ず行者還岳に登って来てからここで昼食とすることにした。

Dscn5702  


木の階段を延々と登った先には笹のきれいな斜面が

Dscn5710 


今までいろんな山でいろんなリンドウを見かけましたが、僕は初めて「ツルリンドウ」に出逢いました、雨が降っていたので上手く撮れませんでしたが、写真の右から左に伸びて節に花を付けていました

Dscn5716 


花の終わった石楠花のトンネルをくぐると頂上が見えて来ました

Dscn5717 


記念に

Dscn5720 


少し濡れながら行者還非難小屋まで引き返し休憩です、小屋は板張りの部屋が3つと台所完備の立派な作りです。

今日は誰にも出逢わない山歩きとなりそうでしたが、行者還岳から降り奥駈道に入った所で七曜岳方面から来られた単独さんを見かけました、その後小屋までご一緒し、中で少しお話しをしました。彼は横浜から来られ、山上ヶ岳から八経ヶ岳へ避難小屋泊りで縦走される途中でした。彼が出発してから少し早いが昼食休憩を1時間10分ゆったりまったりし、雨が強く降ってきたのでレインウエアを着てカメラをザックに仕舞、来た道を帰りました。

Dscn5723
 


高低図

Photo_4

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富士山

2014年07月25日 | 2014年後半の山歩

2014年7月23日(水)



幾つかの登山コースがある中で、日時により5合目までマイカーで上がることが出来る「須走コース」で富士山3,645m)に登って来た

Photo 



 総歩行距離:    12.8Km

 総移動時間:   15時間40分

 累計高低差:   ±1,650m

 


前日22日の夕刻須走口5合目の無料駐車場に到着、車中泊とする。後ろに富士山が・・・・

Imgp4549_2 


標高は2,000m、パルスオキシメーター(血中酸素濃度計)で測定、脈拍90、Spo2値92、まぁこんなものか

Imgp4547 


深夜2時登山開始、登山口

Imgp4552 


写真は、前日の夕刻に撮影したもの

Imgp4540 


真っ暗い中ヘッドランプの明かりを頼りに、シラビソの林の中を、続いてタケカンバの林の中を2時間ほど歩くと標高2540mほどになり、周りが明るくなってきた。


眼下に富士五湖の一つ「山中湖」がきれいに見えてきた

Imgp4561


6合目の山小屋にやっと到着、前方に富士山が見えるが、なかなか近づかない。

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手袋を履いた手が冷たく、腕時計を見ると気温8.5度、気圧746hPa。

Imgp4563 


山中湖の向こうに御来光が、雲が邪魔していまいちです

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朝日を背に受けて登ります

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頂上辺が見えれども近づかない

Imgp4576 


下り専用の「砂走り」を何人か下っています。結構な斜度です

Imgp4581


後ろの太陽を見て一休み

Imgp4582 


所々残雪が

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7合目山小屋大陽館で一休み

Imgp4589 


上の方は雲も少なく青空が広がって来ました

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中央は砂走りを降る登山者、左下の白いロープは登りコースの迷い防止、左下より右中央への縞模様は、荷物運搬用のブルトーザーのキャタピラー跡

Imgp4600_2 


やっと8合目手前吉田口ルートとの合流地点、間違いやすい所で英語や韓国語、中国語等の自動案内放送と、案内人も立っています。

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まだ遠いいなぁ

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8合目山小屋です

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眼下には雲が湧いてきました

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8合目5勺の御来光館です

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これぞ富士山の山肌

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こんな岩石の大きいの小さいのが

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御来光館からつづら折れの登山道を上がってくる登山者

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此処は標高3,645m。頭痛や吐き気めまい等はないが、足が上がらない、両足で立っていてもふらつく、手等の色が黄色に見える、♀カモシカに「手の皮膚が黄色い」と言うも、♀カモシカ「???、普通、黄色くない」、これは大変、あと御鉢の稜線まで標高差66mですが、これは無理をすると帰れなくなるかも・・・・・、恐怖心が、すぐ降りることを決心。♀カモシカは残念だっただろうが降ることに同意してくれる。須走口吉田口頂上はその上だが・・・・。疲労こんぱいの写真

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9合目まで降りて測定、脈拍124、Spo2値は「74」これは一刻も早く降らなければ・・・・

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御来光館から砂走りを・・・

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マスクをして、登山靴に砂が入らないようにスパッツを付けて楽しそうに走る♀カモシカ

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後ろから登山者が、砂埃をあげて楽しそうです。しかしカモシカはなかなか立っておれません。ストックで何とか身体を支えますが、数回こけました。砂と石ころの急傾斜では足だけでは身体を支えきれません。こんな経験初めて。

Imgp4639 


下山道と荷物運搬用のブルトーザーが一緒の所が有り、砂ほこりにはたまりません。このブルは各山小屋の空き缶を集めているようです。

Imgp4640_2 


7合目辺からの本格的な砂走、降りる恐怖との戦いで写真はありません。5合目まで降りるのが精いっぱいでした。
砂払い5合目ころからは、身体の安定も回復し、皮膚の色も普通に見えるようになり一安心。今までは高山には強いと思い、あたまも痛くならなかったが、こんな症状もあるのが解りました。

Imgp4644 


5時30分、無事5合目登山口に着きました。ホォ

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3Dで、上が南です。駿河湾が見えます

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八経ヶ岳

2014年07月13日 | 2014年後半の山歩

2014年7月12日(土)


台風8号では、九州、中部、東北地方で甚大な被害が出ましたが、幸い我が棲家である紀伊半島は大きな被害もなく、潮岬はそよ風程度でした。


山の天気予報では、台風通過翌日の金曜日は1,500m以上の山岳では風も強いが、土曜日は朝の2時ごろまでは、10mほどの風が吹くが、その後夕方にかけ風も収まってくる、あくる日日曜日には風も強まり、雨模様とのことです。


これは明日しかない、「明日でしょう」と金曜日夜に出発し行者環トンネル口で車中泊、朝5時30分近畿最高峰八経ヶ岳1914.9)へと登り始めた。


Photo  


登山は何時ものコ-ス行者環トンネル西口からピストンである。

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上の地図の3Dです

3d 



    総歩行距離:    10.47Km

    総所要時間:   7時間39分

    累計高低差:    ± 1180m



早朝奥駆道へトンネル口からの急な尾根道を登るが、天気予報通り、強い風に吹かれ、汗をかくことなく登れた。奥駆道手前の気持ちよい斜面。

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弥山、八経ヶ岳か見えるポイントに来ました

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アップで見ると右側に弥山の山頂と避難小屋が、左手に八経ヶ岳が青空をバックに見えます

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梅雨の雨で草木が最高の緑となり、さわやかな風が吹きぬけ、顔の周りにまとい付く虫たちもなく、何時もと違って疲れません。

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長い木製階段のところに来ました、あと少しで弥山ですがここから最後の急登が始まります。

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大普賢岳の急峻な山容がよく見えます

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やっと弥山小屋と隣の避難小屋に到着、周りの苔が綺麗

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今日は久しぶりに小屋から100mほど少し登ったところにある弥山1,895m)山頂にカモシカ単独で行ってきた

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ここから見る八経ヶ岳もいいものだ

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山頂には天河大弁財天社弥山奥宮の祠が建っている、登ってきた人に撮ってもらった。

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弥山小屋前に帰って、八経ヶ岳に向かいます

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さぁ、この扉を開けて入れば、今日の目的「オオヤマレンゲ」(天女花)の自生地です   (天然記念物のオオヤマレンゲを鹿の食害から守るためネットを設置しています)

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蕾、開花寸前、綺麗に開花、茶色く変色した花、・・・・

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蕾もかわいい

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ちょっとピンボケ

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周りには沢山のカラマツソウが

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先ず頂上に・・・、明星ヶ岳です

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登山者に写真を撮ってもらいオオヤマレンゲを再度見に下山開始

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何回見てもかわいいね

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僕と同じ年頃かなぁ

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これは♀カモシカと同じ年頃か・・・・

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コケも生き生き

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弥山小屋の前で昼食です。こんな景色を見ながらの食事もいいものです

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休憩後来た道を帰る事に・・・・このころから天気予報通り風も殆ど吹かなくなり暑くなってきた。途中登ってきた多くの登山者は暑さでヘロヘロ・・・・・

早朝登山は成功でした

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出あった大木

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コメント (10)
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