2015年10月5日(月)~7日(水)
紅葉を楽しみに富山県立山の日本一の落差350m、4段構成の滝「称名滝」側から大日平に登り、大日岳、中大日岳、奥大日岳とまわり立山室堂を通り天狗平、弥陀ヶ原を歩いて急な坂で有名な八郎坂を降るコ-スを2泊3日で歩いてきた
総歩行距離: 29.5Km
総所要時間: 21時間31分 (山小屋宿泊時間は除く)
累計高低差: ±2684m
コ-スを3Dで作りました。青色が1日目、赤色が2日目、黄緑色が3日目です。クリックして見て下さい
富山県県道170号弘法称名立山線を上り詰めた所にある駐車場に車を置き、林道を15分ほど歩いた所から登り始める。
称名滝の上の部分が少し見えています(写真の中の赤丸印)、下の方は前の尾根に隠れて見えず、帰りに前の急斜面の八郎坂を降りる時まで見ることはなかった。登りは後ろ側の急斜面を登った
登山口です
急登を滑らないよう細心の注意を払って登ります
標高1040mの登山口から一気に410m登ります、疲れてきます
やっと上の台地「大日平」に出ました、紅葉が最高
環境省の立派な木道が設置されています
紅葉、素晴らしい
ナナカマドの赤とこれから登る大日岳
大日平の中ほどに建っている「大日平小屋」でトイレを借りました、おおむね赤線を登りつめます。大日岳は上の方がガスに覆われています
突然荷揚げ用のヘリが飛来
ナナカマドの紅葉は綺麗です
黄葉もきれい
カエデの黄葉
途中からは登山道がこんな大きな石の道に
♀カモシカも黙々登って来ます
振り返ると大日平と大日平小屋が、少しガスってきましたよ、小屋の向こうの切れ込は称名滝への深い渓谷です
下からのガスが僕たちを追い抜いて上がって行きます、風も強くなり段々と寒く手が凍えて来ました
やっと大日のコルに来ました、小屋は右手少し上の方にあります
大日小屋です
小屋の前で震える♀カモシカ、この後靴の紐をほどくのも凍えた手で大変でした、石油スト-ブの前でながいこと温まりました
小屋の天井には石油ランプが、雰囲気が「これぞ山小屋」の雰囲気。夕食の後はスタッフの若いお兄ちゃんがギタ-を弾き乍ら歌を披露されました。
早朝小屋から劔岳が、雲海と共に素晴らしい景色を堪能しました。(写真右下の線は朝日のフレア)
小屋前の大日岳が朝日に照らされきれいでした
大日岳へは15~20分の距離です。早朝は気温0~1度、さむい さむい 葉っぱに霜が
劔をバックに大日岳(2,501m)で
雲海の切れ目から富山市の市街が見えました
いったん降って登り返す、暑くなって来て♀カモシカも上を脱ぎ帽子もつばのあるのに交換
中大日岳(2,500m)にて
中大日岳から奥大日岳へはいくつものアップダウンを繰り返します。天気も良く気温も上がって来たので♀カモシカもテンションアップ
七福園と名付けられた所です、奥左手から劔岳、これから行く奥大日岳、右手は立山三山
奥大日には前の山を越えて大きく降って登り返さねばなりません
数か所鎖が設置された急な崖
眼下には称名滝へ続く称名川の大きく切れ込んだ渓谷と右横は弥陀ヶ原の立山有料道路、奥は立山三山と浄土山
落石が多いいザレた急斜面、ハシゴが設置され少し安全になったようです
登山道からの遠望、槍ヶ岳も見えました
草紅葉の斜面をトラバ-スする♀カモシカ
おぉ 奥大日の頂上に人影が見えます、右手の山を巻いて向こうから登ります。
奥大日岳(2,606m)頂上で、頂上で知り合ったブログ「ピッカリおやじの山歩き」の作者に撮影して頂きました。うまく撮って頂きありがとう御座いました。♀カモシカは劔岳に手を当てているつもりかなぁ
ここからの劔岳は真正面で最高です、登ったことがある五龍岳も見れて満足
上の写真の30分後にはもうガスがここまで上がって来ました
室堂に向かってあるきます
草紅葉の斜面
眼下には室堂の地獄谷です、吹き出すガスと水蒸気が不気味な音を立てています
やっと雷鳥沢キャンプ場が見えて来ました
この木道を降って称名川にかかる橋を渡りキャンプ場の中を通り右上に登り返します
紅葉と立山三山
みくりが池を通り室堂に向かいます、多くの観光客で賑わっていましたよ、室堂のバスタ-ミナルまで行かず、途中から分かれて天狗平に向かいました、ここからガスの中を歩きます
途中逢ったトレッカ-にこの先で道の水路でライチョウが砂浴びをしていたと聞いたので、気を付けて歩いていたら・・・
ありましたライチョウの足跡と落羽根
周りを見渡すと居ましたライチョウ君、雌のライチョウが砂浴び中
雄のライチョウも居ました
1mより近くに行ってカメラを向けると雄ライチョウはこちらを睨んだ(??)、それ以上には近寄らなかったです
少し離れると向こうも何時もの姿勢になりました。もう冬が近ずいてきていますから足部とお腹の羽は冬毛に・・・
ガスのおかげでライチョウにも遭え元気を取り戻して今晩の宿に向かいます
遊歩道と有料道路が接近しています
天狗平山荘はお風呂もありビ-ルも飲んで羽毛布団でぐっすり寝ました。朝の気温は昨日よりはよく3℃でした
出発朝、同宿の3人連れの山ガ-ルの一人に記念の写真撮影をお願いするとあとの二人が「私達も一緒に入っていい?」一緒に撮影することにしました、後で見ると山荘のスタッフも・・・・三人の可愛子ちゃん有難う御座いました
山荘の前から天狗平を降ります
天狗平です
紅葉はやはり青空に映えます
少し紅葉の時期には遅かったですが、この辺まで降りてくると綺麗です
すごい
♀カモシカも見とれています
弥陀ヶ原の草紅葉と池塘
今日も早くからガスってきました、草紅葉です。晴れていたら・・・・
紅葉のトンネルです
赤と黄色のコラボレ-ションは素敵でした
弥陀ヶ原も最後となりました、あと少しで八郎坂入り口になります。晴れていたら最高でしょうね
急坂を降ると、見えて来ました称名滝、上の方にはガスが
もう少し降ると、しかしガスがジャマ
滝と紅葉
この八郎坂は北向きで日があまり当たらず、しかも滝の湿った空気に触れる為岩が湿って苔が生え滑ることこの上なし。
ここが一番よく見えました。八郎坂入口から標高300m程降りた所です、あと標高230m程降りなければなりません
やっと降りてきました
最後まで見て頂き有難う御座いました
今回の高低図