カモシカ

退職後主に夫婦で野山を歩いた記録です

伯母子岳

2016年06月19日 | 2016年前半の山歩

2016年6月18日(土)

今回は奈良県野迫川村と十津川村の町界にある伯母子岳1344m)に和歌山県と奈良県の県境付近を走る高野龍神スカイラインを北上し護摩壇道の駅より少し高野山方面に走った所から舗装はしているが殆どガ-ドレ-ルもなく、狭い林道奥千丈線を7kmほど行ったところにある登山口からピストン登山とした。

 

総歩行距離:  11.03Km

総所要時間:  4時間56分 (頂上休憩31分含む)

累計高低差:  ±663m

 

奥千丈林道の路肩に駐車(この付近に7~8台駐車可能)し矢印の方向に歩き始める

 

この林道は国有林の管理道で頂上直下までこんな広い道を歩くことになる

 

ここはブナやイヌブナ、ミズナラ、コナラ、カエデ等の大木があり気持ち良い歩きが出来ます

 

まばゆい緑の木漏れ日の中の歩きです

 

途中の口千丈山1330.8m)です、ウエアを新緑に合わせました

 

ブナですかイヌブナですか大木です

 

こんな直ぐい所ばかりではありません

 

牛首山1322m)、三角点はありません

やっと伯母子岳の頂上が木々の間から向こうに見えてきました

 

途中ブナの大木の枝が風で折れて落ちて道を塞いでいました

 

頂上直下に来ました、60mほどの急登が始まります

 

頂上直下です

 

この斜面に一輪だけ咲いていました、名前は判りませんが可愛い花です。教えて頂きました、「ヒメハギ」です。

 

頂上で記念撮影。アマチュア無線の433メガ帯では神戸、播磨、四国がよく入感していました。144メガも433メガも不法無線が多くなりました。

 

西方向、中央の山は今歩いてきた山々です

 

頂上では夫婦の登山者と高野山から本宮まで1泊2日で駆け抜けるトレランさん3人に出会いました

山頂直下と途中にフタリシズカの群落が・・・

 

帰り道和歌山新宮から来られた10人ほどのトレッカ-に出会いました、日本200名山ですから人気がありますね

 

今日の高低図

 

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嶽ノ森山

2016年06月11日 | 2016年前半の山歩

2016年6月11日(土)

国道371号線古座川町道の駅「一枚岩鹿鳴館」の所に一枚岩と対峙してそびえる関西百名山の嶽ノ森山376m)に登って来た。

何時もは反時計回りに周るのですが今回は時計回りに歩いてみることにした

 

 

総歩行距離:    3.68Km

総所要時間:   3時間8分 (頂上で30分休憩を含む)

累計高低差:   ±422m

 

登山口手前の国道371号線から概ね西向きにみると、今回登る嶽ノ森山雌岳の鋭い岩峰が頭を見せています、主峰の雄岳は丁度向こうに隠れています。

 

天然記念物の一枚岩です

 

登山口から檜林の急登です

 

途中有名な「豆腐岩」です

 

シダに覆われた檜林もきれいです

 

分岐までもう少しと言う所で雌岳のすそを通ります、岩山が垂直に立っていますが・・・写真にうまく撮れません。

 

分岐から上がって来たところです、右手は主峰雄岳へ、左手は雌岳へ、

 

雌岳への登りは半端ではない急登で手足すべてを使って登ります

 

此処もきついですよ

 

雌岳頂上(369m)に登ると目の前に主峰雄岳(376m)が急峻な姿を見せてくれます。こちら側の斜面を登りますが、登山道がしっかり附けられており何とか登れますよ。

 

雌岳から分岐に降っています

 

分岐から雄岳への急登

 

最後の急登、太いロ-プが設置されています

 

雄岳頂上から雌岳を

 

頂上には大阪から来られた御夫婦が居られました、関西百名山最後の100座目と言うことで100名山関東の自作プリント紙を掲げた姿を写真に撮ってあげました。おめでとう御座います。

 

下山途中にある滑床岩です、ここを降りますが岩に昔の山作業の為ステップを切っていますから、安心して降れますよ。

 

まぁしかし水の流れの方に滑ると苔でツルツルですから下まで一気に行くでしょうね

 

登山道もよく整備されています

 

途中一枚岩が見れます、先日上のどの辺を歩いたのか・・・・

 

今日の高低図です

 

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妙法山

2016年06月10日 | 2016年前半の山歩

2016年6月10日(金)

早くも梅雨の中休み的な良い天気の為、夕方の孫たちの保育園迎えに間に合うように近くの山那智の妙法山749.5m)に登って来た。

大門坂無料駐車場から大門坂を通り那智大社、大戸平から山頂までの往復です。

 

 

総歩行距離:    8.08Km

総所要時間:   3時間50分

累計高低差:   ±752m

 

右の道は上まで車で行けますが、左の道から大門坂を歩いて登ります

 

石段と大きな杉とシダ、いい景色です

大門坂の夫婦杉から那智大社までは殆ど石段です、やっと大社ですが今日は静かです

撮影スポットです、今日の那智の滝の水量は多めです

 

大社横の青岸渡寺を過ぎてすぐの石段、ここから登ります

 

登り口から大戸平(那智高原)まで、ここも石段がほとんどです

 

大戸平の昔植樹祭の跡です、公園になっていますがいつ来てもほとんど人影がありません

 

向こうに先日登った烏帽子山が・・・・、写真中央のとがった山

 

大戸平から妙法山山頂まで所々苔むした石段です

 

この辺はよく滑ります

 

最後の階段、階段の終点が頂上です

 

今日は久しぶりに汗をかきましたよ

 

おぉ帰って来てブログ投稿準備したら4時前、さぁ迎えに行ってきます。

本日の高低図

 

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八郎山

2016年06月03日 | 2016年前半の山歩

2016年6月3日(金)

今日はいい天気で明日からの土日は降り坂の様ですから、何処かの山に登ろうと思いました。しかし夕方4時ごろには孫二人の保育園への迎えと6時ころまでの保育がありますから近場の小さな山である八郎山249.6m)に決定。

 

総歩行距離:   5.23Km

総所要時間:   2時間31分

累計高低差:   ±400m

 

国道42号線から佐部方向に入り上田原の「古座町上田原生活改善センタ-」の駐車場に止めさせてもらい、そこから20m程行ったところの橋を渡ってすぐ右折

 

右折から200m程町道を歩くとここが登山口

 

少し急な道を登るとこんなきれいな道となる

 

木々が小さくとも自然林は特に新緑の自然林は心身とも洗われます

 

コ-スの中間辺で八郎山(写真中央少し左側)が見えてきますが、あとは八郎山直下まで手前の山に遮られ見えません

 

八郎峠です、登山口から此処までは熊野古道大辺路道で真っ直ぐ行くと下里の方に行きます。八郎山はこの峠を右にとって登ります。

この八郎峠からは急な滑りやすい斜面や、一部崖を登ります。

 

♀カモシカも頑張って登ってきました、この小さな崖を登ればすぐ頂上です。

 

南西方面には紀伊大島や潮岬がよく見えます、前線の影響か太平洋の水平線上に薄い雲が・・・・

 

頂上は50坪くらいの平地です

 

北側には那智の山々(真ん中のとがった山はこの5月14日に登った烏帽子山)と手前那智勝浦町南平野の集落

 

北東側には太地町森浦湾から勝浦の島々

 

立ち木にカメラをセットして手前に一等三角点石柱

 

今日の高低図

 

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一枚岩のテッペンに登る

2016年05月29日 | 2016年前半の山歩

2016年5月29日(日)

和歌山県古座川町にある天然記念物の一枚岩高さ100m、巾500m)の上を再度歩いてきた。先日の南紀熊野和みの里の主催でトレッキングで歩いた所です

 

総歩行距離:   2.18Km

総所要時間:   2時間16分

累計高低差:   ±267m

 

国道371号線古座川町道の駅「一枚岩鹿鳴館」の前にそびえる高さ約100m幅500mの一枚岩の上を歩いてきた

道の駅から奥に850m程行った所の洞尾橋を渡り900mほど川向を下った所にある「どんどろの森」に駐車し登ることにした。写真は駐車地から振り返ってみた所

 

直ぐに堰堤の様な所を登り向こう岸を歩く(水は溜まっていない)

 

谷沿いの植林地を進む、岩や木の根元は苔むしていい感じです

 

200mほど進むと石積の古道跡があらわれ山の斜面に向かって登っていく

ここから尾根までは相当急な斜面を登ります

 

ケルンあり

 

ふみ跡のある所とない所があるがたまにある赤テ-プを見ながら登る

 

峠に到着、まっすぐに行けば相瀬の集落に降ります(数年前に僕も降ったことがあります)峠から右手に登る

 

ふみ跡薄く道が不明瞭、時たまテ-プあり上方向に登る

 

尾根道直下、僕は真っ直ぐに登ったが右手にもふみ跡あり、帰り道にはそちらを通った

 

尾根に出ると真っ直ぐに降る、左手はぐるっと回って帰ってくる道です。今日もっともびっくりしたことは、黄色い丸印かほんの少し下の方ですごい音、大きな落石のような音。小ぶりのイノシシが下の方に一直線に駆け下りました。昼寝でぐっすり寝ていたので近くで人の気配を感じ相当びっくりしたのでしょう。ぐるっと回って下の方を通る予定ですし、イノシシもその向こうの絶壁は通れないので如何するのか。まぁ大きなイノシシではないようだから進むことにした

 

上の黄色矢印の方向に降り右方向に向かうとふみ跡あり、左側はシダが右側は絶壁(木が生えているから安心感有り)

 

こんな尾根道を少し歩くと

 

尾根道が岩尾根となるが、まったく滑らないので安心、ここから左手に曲がって降りて行く

 

向こうに嶽ノ森山(関西百名山)の雌岳(下ノ峰)が見えだすと左手に急降下

 

谷状の低い所に降り登り返すと

 

道はないが一枚岩の一番北西側の端に行けます

 

嶽ノ森山(雌岳)が目の前に、雄岳は向こうに隠れています

 

真ん中に一枚岩トンネルと古座川町洞尾の集落が

 

ここから一枚岩の国道が見える所を歩きます、木があるから安心感がありますが・・・・

 

少し降ってふみ跡がない急斜面を登ります。向うに見える斜面に向かって木々をつかんだりして登ります

 

ここが第2展望ポイント手前です

 

この高度感、少し足がすくみます。落ちれば道の駅鹿鳴館の前の川にドブンですね

 

多くの人が川下りのカヌ-の準備をしていました

 

道の駅鹿鳴館の丸い屋根が真下に、落ちないように三点支持で進みます

 

ここから真っすぐに行けるようですが、相当危ないためいったん上に登って巻きます

 

やれやれ安心して歩ける所に出ました

ここは本日一番の急な下りとなります、20m程大岩の傍を木の根っこ等頼りに降ります

 

♀カモシカも久しぶりの山歩きを頑張っています

 

降り切った所に池があります、先日(4月19日)には足元まで水があったのに

 

池から少し戻り気味に尾根に登り途中からふみ跡と赤ペ-プを頼りに横道を歩く

 

先日行った第三展望ポインは相当降るので今日はパスし第四展望ポインと向かうこととした、この斜面を適当に斜めに這い上がる

 

大きな岩に出た、ここが第四展望ポイント、♀カモシカも少しテンションアップ

 

ここでパンを一個食べて帰ることにした。持ってきたアマチュア無線機で145MHzも433MHzも入感なし、紀南は寂しいアマチュア無線環境である

 

向こうの赤矢印は登って来たとき、手前の太い赤矢印は帰るル-トです。黄色い丸は恐ろしい速さで駆け降りるイノシシを見た所で何もなくてよかった

 

どんどろの森に帰って来た、向こうには嶽ノ森山がかすんで見えます。

 

この記事を参考に行かれる方は地図や磁石を持ち複数人で歩いて下さい、一人では絶対行かないことです。赤テ-プは所々にありますが案内板等なし、ふみ跡もほとんどわからない所あり。先日の記録も参考にして下さい

今日の高低図

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八経ヶ岳

2016年05月22日 | 2016年前半の山歩

2016年5月21日(土)

天気も良いし今日もソロで山歩きと言うことで近畿最高峰の八経ヶ岳1,914.9m)に新緑とシロヤシオとアマチュア無線を楽しみに国道309号線行者還岳トンネル西口から登ることにした。

 

総歩行距離:  10.22Km

総所要時間:  7時間03分

累計高低差:  ±1,142m

 

登山口から200m程行ったところに三角木橋、新緑がいっぱい。

奥駈道に出会うまでの急登の登山道の両サイドにはシロヤシオが満開の状態で迎えてくれました

シャクナゲは花の時期ももうほとんど終りに近い状態

こんな急登をはぁはぁ言いながら登りましたよ

今日会った一番いいシャクナゲ

もうすぐ奥駆道に出会う辺の満開近いシロヤシオ

やっと奥駈出合です、山と高原社の地図で標準時間1時間(速い人は45~50分)の所1時間2分で上がって来た

稜線に出るとシロヤシオは咲いているのとこのようにつぼみ状態のが混在していた

新緑は最高、新緑の下の歩きは最高です

大峰の大部分はこのオオイタヤメイゲツ(カエデ)で新緑は素晴らしい色です

新緑の木漏れ日は最高です

登山道サイドにはこんなきれいな花が至る所に咲いていました、大きさはワイシャツのボタンほどです

この木製階段は歩くのには案外しんどいですよ

弥山小屋の三角屋根が見えてきました

八経ヶ岳が見えます、弥山から70mほど一旦降って登り返します

八経ヶ岳への登りの途中に「オオヤマレンゲ」の自生地があり6~7月にきれいな白い花を咲かすオオヤマレンゲも固い蕾(触っていませんから固いか柔らかいかは不明)が既に出来ていました

八経ヶ岳山頂から弥山方向、その向こうには大普賢岳や山上ヶ岳が

山頂に居られた方に撮ってもらいました。山頂では145MHzも433MHzもよく入感していました、433MHzで岡山県浅口市の原田さん(JR4BXW)と交信しました。出力1W(最大5Wです)の小さなトランシ-バ-で200Km離れた岡山と交信できるとはビックリ。兵庫、福井、愛知、岐阜からも多くの入感ありました。尚登山口から頂上まで常にどっかの局の入感があり携帯電話が全く通じない山中では安心感があります。

山頂からもと来た道を帰り弥山小屋の横を通り弥山山頂に行ってみました。

山頂には弥山神社の祠が建てられています

弥山神社の横のシャクナゲはまだ蕾でした

弥山小屋です、周りは多くのトレッカ-が休んでいました

帰り道小屋の横から奥駆道北方向を見る、右手から三兄弟の大普賢岳、竜ヶ岳、山上ヶ岳、稲村ヶ岳、稲村の大日岳も見えます。

苔の中からトウヒの若木が元気に育っています。大峰ではトウヒやシロヤシオ、オオイタヤメイゲツ(カエデ)、ヒメシャラ等の若木が多くみられますがブナは全く見られません、僕がよう見つけないのかしれませんが大木ばかりで毎年多くの大木が枯れて倒木しています。これでは何時か大峰からブナが無くなりそうです。

今日の高低図

 

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那智烏帽子山

2016年05月15日 | 2016年前半の山歩

2016年5月14日(土)

那智勝浦町市野々の大門坂駐車場から那智川対岸の山を大杭峠まで登り、そこから概ね急な尾根道を関西百名山である烏帽子山909.2m)に登りました。帰りは近くのこの山の由来となった烏帽子岩を通り鬼杉谷を通り那智谷を降った。今回は♀カモシカの都合によりソロ登山です。

今まで烏帽子山への主登山コ-スである東の谷コ-ス(陰陽の滝コ-ス)は大水害で崩落が激しく工事中の為歩くことが困難です。無理をして東の谷コ-スを歩かず大杭峠コ-スを歩きましょう。

 

総歩行距離:    11.76Km

総所要時間:   7時間28分

累計高低差:   ±1370m

 

対岸の新しい砂防堰堤の手前に登山口がありますが、標示等なし。

大杭峠までの道は新宮市高田への昔の生活道で急な所には石の階段が付けられています。所々にある苔むした石を確認しながら歩くと迷わないです。

此処も石段があります。

3か所ほど数年前の大水害の爪痕が残っています。上を巻いていきます。

 

もう少しで尾根に登る辺は道が判りにくく、皆さんいろんな所を歩いていますが、この緑色の石を目安に登れば間違いありません。ここの石は花崗岩で苔が生えていても滑りません。(雨の時は判りませんが)

やっと大杭峠です、まっすぐ進むと新宮市高田で右に進むと光ヶ峯です、今回は左に進みます。

峠からは尾根を中心に登りますが、急な所、岩がある所、急な下りと登り等なかなかハ-ドな道です。

数回こんな岩に突き当たります、テ-プ、ふみ跡を確認して左右どちらに巻くかを決めます。

 

立ちふさがった今回一の大岩です、上の方は写真からはみ出ています。

見晴らしの良い所に出ました。中央は妙法山です、その向こうには串本町大島と我居住地潮岬が見えます。

頂上に居られた5人の若者グル-プに撮ってもらいました。関西百名山烏帽子山の頂上です。

頂上は見晴らしは殆どありませんが、唯一この木々の間から新宮市高田の集落が見えました。

頂上では緑の若葉が輝いていました。尚ツツジや少しあるシャクナゲは花も終わっていました。おにぎりを食べ少しゆっくりし、那智谷を通って帰ることにした。

 

頂上から少し西方向に降った所に烏帽子山の山名の由来となった大きな烏帽子岩があります。梯子とロ-プを使って上まで上がれます。僕は今回パス。

600mほど降った所から6~700m程荒れ果てた廃林道を歩きます

林道途中から鬼杉谷を降りますこの谷も相当荒れていますね

途中一か所崩落地帯に、大きくえぐり取られていますから向こうまで真っ直ぐにはいけません、標識の通り一旦下に降って登り返します。

鬼杉谷と那智谷の合流地点近くに「山ノ神」の祠と鳥居が

那智谷を降っていくと三ノ滝の落ち口に来ました。流れの向こうから真っすぐ落ちています。今日の水量はいつにもまして多いです、最後の数か所の渡渉が心配です。

三ノ滝上部です、木が茂っていて全容が見れませんがすごい水量と落差です。ここの崖には木道が掛けられていますが、前の朽ち果てた恐ろしい木道ではなく新しく作られていて安心して通りました、落ちたら滝つぼにドボン。

一旦降った所から谷を登り返すと三ノ滝の滝つぼの所に行けるのですが、水量が多いいためパス。これは二ノ滝です、きれいな滝です。

二ノ滝からは大きな徒渉が3か所あります。まず一か所目は全部の石が水面より出ています、岩の上で足を滑らすことが無いよう細心の注意して渡ります。セ-フ

ここの渡渉は一番広い所に木の板が設置されていました、アリガタイ

三番目の渡渉地点。半分の岩は水面下2~4センチ下です。靴を脱いで渡ろうかとも考えたのですが、そのまま水につかった岩の上を渡りました。ゴアテックスの登山靴は素晴らしい、くくり紐の辺が水中に浸かっても中には水が入って来ませんでした。まぁ長靴を履いているようなものです。ベンキョウニナリマシタ

那智谷から外れ小さな峠を越します。木の根が無かったらこの岩の斜面は滑って歩けません。

やっと熊野那智大社に来ました、参拝客の多くは中国語がペラペラでした(笑)、それもそんなに大きな声で話さないでもと思いました。

那智大社の赤い鳥居の所から登った烏帽子山が向こうに見えます、二つのピ-クを越えて稜線を歩きました。赤丸は烏帽子岩です。帰りは手前の山の向こうを廻って左手奥の滝の所からこちらに来ました。

 

大社から駐車場までは大門坂を降りました

今日の高低図

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行者還岳・七曜岳

2016年05月09日 | 2016年前半の山歩

2016年5月8日(日)

ヤマシャクヤク等の花を見に大峰の行者還岳(1546.5m)と七曜岳(1584m)に登ってきた

奈良県上北山村の国道169号線から国道309号線に進み9Km進んだ所に路駐し歩き始める

 

 

総歩行距離:  10.05Km

総所要時間:  7時間35分(お昼休憩50分)

累計高低差:  ±1,105m

 

90番(上北山分岐から9Kmの所)表示板の先ののり面に設置された長い鉄階段を登ります

 

最初は檜林をジグザグに登っていきます

 

概ね尾根筋を登っていきます、所々丸太階段が設置されていますが、相当朽ちてきています。周りの木々も新緑で気持ち良い歩きが出来ます。

 

この大きな2本の檜の所に来れば大峰の支尾根の一つである清明ノ尾根までもう少しです。

 

清明ノ尾根に出ました。廃林道に放置されたマツダのタイタンが数年前の台風で倒れた大木に押しつぶされて見るも無残な姿です

 

標高1300mのこの辺ではシロヤシオもつぼみが膨らんで来ていましたが、それより標高の高い所ではつぼみすらありませんでした。

 

奥駈道に出ました、木々も芽吹きが小さく新緑を見ることが出来ません。左側行者還岳から中央大普賢岳が見れます

 

一旦降って登り返したところです、この辺から足元には大きな石が、多分石灰質の岩と思いますが。

 

今日の目当ての一つ「ヤマシャクヤク」ですが、段々とバイケイソウに押され気味です。(赤丸がヤマシャクヤク)

 

蕾は固く後どれ位で咲くのか僕には分りません。

 

蕾のテッペンが虫に食べられています

 

クサタチバナも出始めた所です、これもバイケイソウに押され気味です。

 

ここは相当密生しています

 

P1486手前から北にかけて(行者還岳方向)バイケイソウの海です。

 

バイケイソウは毒を持っている為鹿が食べません、我が物顔に増えています。

 

左手から七曜岳、大普賢岳、小普賢岳、和佐又山です、その向こうに大台ケ原へのス-パ-林道が、はるか向こうに台高の峰々。標高1300mくらいから下は新緑が綺麗です。

 

目前に行者還岳の切り立った山が、こちらからは絶壁で登れない(行者さんも登れずに帰った所から行者還岳と言う名になったらしい)為右手に回って写真の低い所から登り返します。

 

ルンゼ状の絶壁に近い谷間を登っていきますが、浮石も多く多人数で上り降りの時は落石に注意です。写真で見るより急ですよ。

 

この辺も木々の芽吹きもこんな程度です

 

お目当てのシャクナゲは蕾が固く咲くのはまだ先のようです。

 

行者還岳頂上から十数mほど南に行った所、絶壁の真上から正面に八経ヶ岳がド-ンと。

 

カメラを木に挟んで撮影しました。その木も一緒に写っています。

 

今大峰の高い所での新緑はカエデが殆どです。

今日見た一番色づいたシャクナゲです

 

行者還岳から七曜岳に向かいますが、行者還岳までの気持ち良い奥駆道とは打って変わって、これぞ奥駆道と言われるような険しい崖や梯子の連続です。

 

こんな岩を見つけました。詳しいことは解りませんが地球の成り立ちのすごさがうかがわれます。

 

♀カモシカも頑張っています

 

崖にかけられた木製梯子です。この小さな木々がなければ絶壁に足がすくむでしょう。

 

最後の鎖場を登れば七曜岳頂上です、頂上は小さな岩峰でほとんど平地はありません。僕は南側から鎖をつかんで登ると、北側から登ってきた3人組と同時でした。挨拶を交わした直後、一人の方が「カモシカさんですね」・・・・、「はぁカモシカです、え-と、どちらさんですか」・・・「ばんぽうです」。ばんぽうさんとはブログの上で永いお付き合いですが会ったことがなく顔を知らないため気が付きませんでした。短時間ですが色々お話をさせて貰いました。

 

記念に一緒に写ってもらいました、有難う御座いました。後ろの2人は出発の時一緒になり下山もほとんど同じ時間帯でした。

七曜岳からは東真正面にギザギザ山の「バリゴヤの頭」と右側「稲村ヶ岳」です

後は来た道を帰りました。

今日の高低図

 

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大塔山

2016年04月24日 | 2016年前半の山歩

2016年4月23日(土)

近くの大塔山1,122m)に登ってきた。古座川の松根の集落から林道を登り詰めた足郷トンネル東口から歩き始めます。

この大塔山の南斜面に降った雨は古座川を流れ降って僕たちの命の水となる大切な山域である。

大塔山へは9回目の登山となる今回時期的にアケボノツツジを期待して登ったところ、いろんなツツジがそこここに咲き乱れ満足の山歩きとなった。

 

総歩行距離:  12.72Km

総所要時間:  7時間50分 (内頂上での食事休憩50分)

累計高低差:   ±1191m

 

足郷トンネル東口に駐車しこの林道を1.6Kmほど歩きます、ここがしんどい。

 

ここが登山口です

 

1Kmほどはこのような歩きやすいトレイルが続きます

 

しかしここから頂上までは小さいピ-クも入れて9~10の登り降りがあり疲れますよ。

 

標識も所々にあり、基本的には尾根を歩くため間違うことは無いと思います

 

大きな木を見て一休み

 

根っこが浮き出た道は、高齢者にとって歩きにくい所です、意識的に足を上げる様にしています。

 

今日の出会った花はこの記事の後で載せますが、ミツバツツジ等の花を見ながらの歩きは楽しい。

 

今日であった直ぐくて一番大きいブナの木です

 

根ばりもすごい

 

こんな馬の背もあります

 

10回ほどピ-クを越えて、これを登れば大塔山はそこ

 

頂上の植物を鹿の食害から守るためネットが張られています。ネットで囲われたところは植生がよくなっては来ているが、下には笹がビッシリ生えています、将来落ちた木々の種が萌芽できなく、今ある木々(特にブナ)が枯れたりしたときは、笹野原になりはしないか心配です。

 

頂上で

 

天気は最高で少しガスがかかってはいたが360度見えました

 

潮岬方向です、真ん中辺のとがった小さな山は串本の重畳山

 

お昼休憩はミカンとラ-メン、今日は質素です。後は帰るのみ。

 

長い林道歩きでゲ-トと車が見えたときはホットします。

 

今日の目的アケボノツツジです

 

すごい、きれい、

 

ミツバツツジも咲いていました

 

アケボノツツジは先の葉っぱが5枚で花の後出ますが、ミツバツツジは3枚で花と同時に出ます。

 

ヒカゲツツジもミツバツツジ以上に多く咲いていましたよ。

 

ヒカゲツツジは枝先に輪生状に5~6枚集まりその上に花が咲きます。

 

これから梅雨時期にかけてギンリョウソウが出てきます

 

いたる所に顔を出していました。

 

今日の高低図

 

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一枚岩のテッペンを歩く

2016年04月20日 | 2016年前半の山歩

2016年4月19日(火)

南紀熊野和みの里主催のトレッキングで古座川町の高さ100m幅500mとそびえ立つ一枚岩のテッペンを歩いてきた。

洞尾から相瀬への昔の古座街道を峠まで登り峠から一息登れば尾根に出ます、そこから半時計周りに歩きました。

標識もなくふみ跡が不明瞭な所又滑落の危険がある場所があり、地図を持っていっても今自分が何処にいるか分らなくなる不思議な山です、複数人で入山するか、ここを知っている方と一緒に入山する様にして下さい。絶対一人では入山しないよう。場所により落ちれば100m下の古座川にダイビングですよ。ここは峠方面に降りる以外ほとんどの所は絶壁状態ですから道迷には十分気を付けましょう。

 

総歩行距離:   2.45Km

総所要時間:  2時間56分 (内休憩等1時間23分)

累計高低差:   ±323m

 

  3D動画です

 

国道371号線一枚岩道の駅「鹿鳴館」前にそびえる一枚岩、さぁこれからあのてっぺんに登ります

 

道の駅に集合、南紀熊野和みの里の主催でトレッキング、中央代表の山本氏の今日の説明を聞く。今日は紀伊民放の記者と有線放送ZTVの記者件カメラマンが同行取材です。

車で川向のどんどろの森まで移動して登り始める

 

急な杉林の中をゆっくり30分ほど掛けて登ると峠です。この道は古座街道で向こうに降ると相瀬と言う集落です。右手に進みます。

 

少しの急登を登ると尾根に登りつきます、手前はZTVのカメラマン

 

尾根筋を西に進むとこんな岩の上を・・・、岩は滑りません、今日は風が強く吹いています。

アラゲアオダモの白い花と嶽の森山の雌岳

第一ビュ-ポイントです、新緑がきれいです。写真中央下部に道の駅鹿鳴館の銀色の屋根が木々の間に見えます。

 

100mほど東に進んだ所の第二ビュ-ポイントです、ちょうど鹿鳴館の真上で100mの高度差があり、本日一番の見所です。

ここは木々が少ないので足を滑らしたら100m下の古座川にダイビングです。

 

あぁ怖かったと振り返りながら次に進みます

 

ZTVのお兄さんが皆さんが歩いているのを横から撮影中、後ろに気を付けて。

 

第三のビュ-ポイントです、木々が生えているので安心です

 

この一枚岩の上では今はこの白い花アラゲアイダモ(?)が至る所に咲いていました

 

第三ビュ-ポイントからの下りが本日の一番の急降下、紀伊民放の若い女性記者をサポ-トする山本代表です

 

なんと岸壁の上に池があります。イモリが何匹も生息していました、僕が命名「天上池」

 

池から少し登って今日の一番低い第四ビュ-ポイントです、右上に嶽ノ森山の雌岳

第四から第五ビュ-ポイントに向かいますが、木々が生えていなかったら恐ろしくて登れません

 

第五ビュ-ポイントです。ZTVの兄ちゃん頑張っています。おぃおぃあんまり向こうに行くなよ。

 

こんな道を登り返して峠手前で往路に合流し来た道を帰りました。

 

鹿鳴館に到着後「昔、岩が好物の魔物が岩を食い荒らしながら古座川を遡ってきました、いよいよ一枚岩を食べようと噛みついた時、里に住む猟犬が襲い掛かって魔物を追い払い一枚岩だけは穴だらけにならずに残ったという伝説があります」4月19日前後と8月25日前後の数日だけ見えるという夕日を受けて「守り犬」の影が一枚岩の岸壁に浮かび上がります。4時45分ごろ綺麗に守り犬が見えました。

 

今日の高低図

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