思い出せる範囲でざっと二日間を振り返ります。
読売新聞・第18回高校竜王戦のページ18日、大会1日目。
開会式で挨拶。前日、風呂の中で何をしゃべろうか考えたのですがいざマイクの前に立つと緊張してしゃべろうと思っていたことを全部しゃべる前に終わってしまいましたアドリブでやったほうが良かったかもしれません。
予選1回戦の将棋を30分程観戦して控室にて色紙と扇子に揮毫。
会場に戻ると2回戦が勝負所に入ったところでした。四間飛車対居飛車の将棋で、僕が本に書いた局面がちらほらと出現していました。本を読んでくれたのかもしれませんね
13時~チャリティーサイン会。
昨年は谷川九段、森内名人のところに列が出来て、僕のところはほとんどお客さんがいない状態でした。人気商売なので仕方がないとは言え、あれは辛すぎます今年はさすがにそんなこともなくホッとしました(笑)
14時~小学生への指導対局。
地元の小学生に指導対局。昨年の高校竜王戦時の指導対局に来ていて、福岡での竜王戦第3局前夜祭にも来てくれて僕の絵と手紙をくれた子が来ているかなぁと気になっていたのですが、やはりいました
二枚落ちで対局。
下手は囲いが定跡のカニ囲いとは違うものの仕掛け手順はほとんど完璧。銀桂交換の戦果をあげましたが上手は金銀が働いているので下手が勝つのは容易ではない局面。▲2二銀と打ちたくなりますが、それは△7五歩ぐらいで大変になるところ。遊んでいる▲2六銀を使わないと勝てません。そんなわけで正解手は▲3七銀なのですが、なんとノータイムで指してきたので驚いたと同時に嬉しくて一人で笑ってしまいました終盤もきっちり寄せられて見事に負かされました。これからも頑張れ
15時~敗退した選手への指導対局。
敗退したと言っても皆、都道府県の代表選手なので飛落ちと角落ちが中心でした。さすがに高校生ともなると皆、慎重かつ冷静に指してくるので飛落ちは勝率2割程度、角落ちでようやく勝率5割くらい。こんなに厳しい指導対局はありません
17時半までやって一日目は終了。大会のほうはベスト4までで準決勝以降は2日目。
宿舎に戻って、電車男と熱闘甲子園を見て就寝。
19日、大会2日目。
7時起床、8時出発。8時半~準決勝と最後の指導対局がスタート。この日も長手数の詰みを読みきられるなど、上手大苦戦。手を抜いているわけではないのにほとんど勝てないので、たまに勝つと嬉しかったりします(笑)
10時~決勝戦がスタート。前年度優勝の古屋皓介君と岩手県代表の1年生、土橋惇郎君の対戦になりました。向飛車対居飛車穴熊の戦いになり、大会史上初の連破を狙った古屋君がリードを奪ったのですが土橋君の辛抱が実って逆転。1年生での優勝は見事来年は連破を目指して頑張って下さい。
14時の飛行機で羽田へ。飛行機の中では高校野球を聴いていたのですが大阪桐蔭が追い着いたところで着陸してしまいました帰宅して結果を確認すると駒大苫小牧が勝って連覇にあと一つ。
高校竜王戦では昨年の伊藤君に続いて、今日も古屋君が連覇に挑みましたが達成ならず。「連覇」というものの難しさを痛感したばかりなので、明日偉業が達成さるのかどうか、とても注目しています。
野次馬ってポジションを満喫
野球中継の日々もやっと終了します
明日で北の夏も終了
駒苫連覇祈願 呑みながら 観戦予定
二日間、お疲れ様でした
また決勝戦は率直な解説で、期待通りでした。将棋世界の片山さんとの解説、面白く拝見していたので、期待に違わぬ解説でした。また来年よろしくお願いします。
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