2021年11月30日
北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
[ロシア科学調査船 冬季太平洋サケマス資源調査航海へ出港]
全ロシア海洋漁業研究所ヴニロは、科学調査船“Профессор Кагановский”(プロフェッサー・カガノフスキー)が冬季間の太平洋サケマス資源調査航海に向かったと発表した。
この調査航海は、2019年の国際サケマス年に始まった国際研究プログラムの一環で、北太平洋溯河性魚類委員会(NPAFC)の支援の下に行われる。
同研究所所長コロンチンは、太平洋サケマスの生活において、冬季は最も研究が不十分であり、これを埋める調査になるとしている。
ヴニロの研究者は、初めて冬季のクリール海峡を通過する太平洋サケマスと餌の集中的研究の機会を得ることになる。
また、得られた情報の分析結果は、来年2022年の太平洋サケマスの漁獲勧告の更なる精度向上のために活用されることになる。