黄色い拍子木

たまのをよたえなばたえねながらへば しのぶることのよわりもぞする

沸き立つ本音と仔羊的

2005-06-18 02:15:15 | Weblog
新鮮なオリーブオイルに身を沈める子羊や、アンチョビソースの
かかったポロねぎを食べながら。

「良くも悪くも正直すぎる」

そう、言われる。こんなにずばりと、私の正体を見抜くのは彼くらい。

キレイなものにはキレイと言い、かわいいものにはかわいいと言い、
そうでないなら言わない。別にお世辞で言うわけでもなく、かといって
気を使って言うわけでもない。

でも、世の中では多分に勘違いされる事が多くあります。
正直すぎてはとても生き難く、思うのです。

正直すぎる事も、また「舌禍」の一因であるのです。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

泡立つ飲み物と子羊

2005-06-18 00:03:29 | Weblog
蒸し暑い日の、でも少しだけ涼しさが漂い始めた夕暮れと
愛犬に迫る瞬間への不安と、ままならぬ恋の道筋。

こんなものたちを連れて、家には帰れません。
こんなものたちを連れて家に帰ったのなら、私はおちおち
休日を生きていく事すら、出来ない気がするのです。

せめて、どこかに捨てて行けたら。
こんなときは、最初の勤め先の同期を誘ってみよう。

彼は同じ部に配属されて、家族や元恋人以上に私のことを
知っています。ときに、私はその観察点に驚いてしまいます。

今日の食事処はイタリア風の炭火焼を食べさせてくれる
店でした。別にした調べもせず、ただメニューが美味しそうな
のに引かれて、ふらり。

これが大当たりでした!

・骨付き子羊
・ポロねぎ(アンチョビソース添え)
・鶏の胸肉
・蛸と万願寺のパスタ

ビールとともに頂きました。

話した事は誰が元気だとか、彼女が元気をなくしているとか、
彼は結婚したとか。いつもの、ありふれて、安全で暖かな話題。

でも、それが私をどれほどに幸せにしているか!
彼は気づく事もない(と思われる)でしょうに。

美味しいものを食べて、ビールを流し込み、柔らかい会話。
喉の奥にひかかった、陰鬱な小骨も流れて行ったようです。

いつも感謝しているのですよ、そんな事はこっ恥ずかしくて
言えやしないけれど。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする