Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

コインドライバー SK11 830-045C

2023-12-05 20:05:10 | 色々な道具
マイナスドライバーの一種で コインドライバーと言う商品が有ります
先端に特徴の有る工具ですが どの様なものかご紹介させて頂きます





SK11 と言うブランドの工具ですが 同様のものは他のメーカーからも出ています
スタビドライバー程度の小振りな大きさです






梱包されていた台紙です






グリップ エラストマー樹脂 滑り難く 力を入れ易い形状です






このドライバーの特徴はやはりこの先端にあります
先端幅18mm のアール形状です すりわり溝ネジに
適した形をしています すわり溝、これは後で説明
させて頂きます




大きさは 軸長 45mm 全長 103mm 程度です






どの様な所で使うのかと言えば 自転車関連でしたら
このサイクルコンピューターの裏側に 電池ケースの
蓋が有ります






このマイナス溝の加工を すりわり溝と言います この他に
車のバッテリー液の蓋にも良く使われています ここには
10円や 100円硬貨を使う事も良くあります そんな事で
コインドライバーと言う名称になっているのではないでしょうか
他社製品にもそう呼ぶ物が有ります




先日紹介させて頂きました 同ブランドの 水栓ドライバー
そちらは ストレートの先端でしたが それもすわり溝に
使う事も出来ます





すわり溝には私も硬貨や 普通のマイナスドライバーを使いますが どうしても溝に傷が付きます
このコインドライバーを使えばまずそんな事は有りませんし正確な作業が出来ます
一つ用意しておくと便利ですね 実勢価格は 700円程度かと思います

コメント (2)
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変速機調整 シマノ

2023-12-04 20:01:22 | カーボンホイール
ロードレーサーに新たなカーボンホイールを装着した事で 変速機の調整を行います
その作業風景をご覧下さい





リアディレーラーは Shimano ULTEGRA RD-6600 10速を使っています STIレバーは DURA-ACE ST-7801 です
今回ホイールを交換したので 変速機の調整を行います






ハブも以前の物と規格が変っているので スペーサーを使い
問題なく使える様にしていますが それでも変速機の調整は
行います






ワイヤーの張り加減や アジャストボルトの状態を確認




変速機の下に有るケーブルフィキシングボルトです






5mm のアーレンキーを使い ボルトを緩め シフトワイヤーを
開放し自由にします






この時に アジャストボルトの調整代を少し増やしておきます






変速機後部のストローク アジャストネジの トップ側を触り
ガイドプーリーの位置の微調整をしました





今迄この自転車に乗っていて トップにチェーンが掛り難い事も有ったので ガイドプーリーを
やや外側に寄せました ロー側は特に問題が無かったのでローギアの真下より気持ちスポーク側に
調整しています






トップからロー寄りの 5~6枚目 この辺りが少しもたつくのですが
これは私のレバー操作が未熟なのかも分りません でも普通に変速は
するレベルです






少し気になったので ガイドプーリーを外してみます






このプーリーは左右に動く様に遊びが作ってあります ベアリングを
確認すると潤滑剤もしっかり入っていました 掃除をし新しいグリスを
塗布しました

ベアリング、 テンションプーリーにはシールドベアリングが使われています
それに対して アルテグラのガイドプーリーには樹脂製のブッシュだけで
鋼球が使われていません
それを我々はベアリング無し、と言ったりしますがベアリングの業界では
その様な物もベアリングの一種らしいです





人がお使いだったカーボンホイールを使う事になり 一連のメンテナンスを丁寧に行い、その作業に
長くお付き合いを頂きました 今回の作業で全てが終わり 実際に走る事が出来ます 最後までお付き合いを
有難うございました

ブログのカテゴリーも新しく カーボンホイール を作りそこにまとめさせて頂いています。

このシリーズはここから始まっています

カーボンホイール センターチェック - Kinoの自転車日記

ロード用カーボンホイールの整備を行いますまずはホイールの紹介とホイールセンターのチェックを行いましょう作業風景をどうぞご覧下さい今回整備を行うカーボンホイールで...

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水栓ドライバー SK11 800-054W

2023-12-03 19:16:39 | 色々な道具
主に水道の止水栓等に使うドライバーです 無くても困らないが有れば便利 と言う工具です
どの様なものか ご紹介させて頂きます





水栓ドライバーと呼ぶ商品です どの様な場所に使うかと言えば 混合シャワー水栓などに付いている
ストレーナーの脱着ネジや トイレや洗面台の下に付いている 止水栓のマイナスネジに使います






梱包されている紙の台紙に幾らか情報が載っています
このドライバーの特徴は マイナスドライバーの先端にあります






ハンドルはエラストマー樹脂グリップ 滑り難く
力が入り易い形状です SK11 はブランド名ですが
これ以外にも多くの工具を取り扱っています






これがドライバーの先端で 幅が 18mm 厚さは 1.6mm 有ります
軸の太さは 8mm角で ここにモンキーなどの工具を掛けて使う
事も可能です




この形状のドライバーは 仕事用の道具箱に入れていますが
我々水道屋でも頻繁に使う工具ではありません




大きさは 軸長 85mm 全長 195mm 有ります





水道工事や修繕では ほとんど通常のドライバーで大丈夫です たまに止水栓のスピンドルが
固着している時が有ります そんな時は大きなトルクを掛ける必要が有るので その様な時には
頼りになる工具です 実勢価格は 800円程度かと思います

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ブレーキ調整 ワイヤー端末処理

2023-12-01 19:24:40 | カーボンホイール
カーボンホイールのメンテナンスに合せ ブレーキワイヤーの交換まで行いました
今回はブレーキ調整とインナーワイヤーの端末を 半田付けで処理します
作業風景をご覧下さい





カーボンホイールの整備の流れで ブレーキのインナーワイヤーを交換しました
ブレーキシューもカーボン用に交換しています ブレーキに関わる全ての調整を
済ませます






前回インナーワイヤーを仮に張っていますが ブレーキシューの
位置調整はこれから行います




いきなりですが パーツクリーナーです






ブレーキワイヤーの潤滑剤塗布などで 手に潤滑剤が沢山
付着しています これからブレーキシューを触るので
クリーナーで手を洗いました これで大丈夫です






ブレーキのインナーワイヤーはまだこの様な状態です
これは最後に処理します




これはブレーキシューの位置調整をする為の道具で
ブレーキシューチューナーと呼ばれています 
幾つかのメーカーから出ていますが これは
BIKEHAND YC-193 価格は 500円程度です




右用と左用が有ります 矢印の黒い色は私が墨入れしました








どの様な道具かと言えば 表の上部が一段盛り上がっています 
裏側の二ヶ所に突起が有り これはリムの外周に掛けます そこから
表の盛り上がった部分にブレーキホルダーを当てます これで
リムの外周から 2mm程度下に ブレーキシューを合わす事が出来ます
また、前方と後方の厚さが違い トゥインも自然にセットされます






便利な道具を使い ブレーキシューの位置を決めます
ホルダー固定ネジは緩めています






ホルダー固定ネジを緩めた状態で ブレーキレバーを何度か
緩めたり握ったりします そうする事でブレーキシューが
適正な位置に決り トウインも付きます 位置が決まれば
ホルダーを固定します 使う工具は 4mm のアーレンキー
締め付けトルクは 5~7N.m




ブレーキシューの位置調整が出来ています






右側も同様に行います 右用の道具を使います






左側と手順は同じです 慎重に進めます




右側も位置調整を済ませました 今回の道具は便利なのですが
リムに依ってシューの上下位置がやや違ったり トウインの量も
自分の求める物と違う事もあります その辺は自分の感覚で
微調整しています






ブレーキシューの位置が決まったので ブレーキワイヤーの
張り調整を行います アジャストボルトの出具合はもう少し
少なくて良いですね




ボルトの出具合はこの位にしておきます これは私の感覚なので
自分の好みや目的に合わせば良いでしょう






ブレーキレバーの握り代など 自分が使い易い状態を何度も確認し
ワイヤーの張りが決まればワイヤーを固定します
使うのは 5mm のアーレンキー 締め付けトルクは 6~8N.m です




これで ブレーキのインナーワイヤーの交換 ブレーキシューの
位置調整 ワイヤーの張り調整が終わりました






ブレーキワイヤーが長いままです これをカットします




ワイヤーカッターを使います Park Tool CN-10






しっかりした道具です 適度な長さで切ります






ワイヤーを切りました 先端処理をします エンドキャップでは無く
今回はハンダ付けをしましょう






ワイヤーには多くの潤滑剤を使っています アセトンを使い
先端を脱脂します






使うのはステンレス用のハンダと 半田コテです 80Wです






ハンダをする周囲を充分養生します 溶けたハンダが落ちたら
酷い目に合います ワイヤーにステンレス用フラックスを塗ります






フラックス塗布後と ハンダ付け完了後です 先端 1cm 程度
ハンダを入れました






洗剤と水で フラックスを良く洗い流します フラックスは絶対に
残してはいけません






腐食防止に浸透力の高い ラスペネの業務用を塗布します
これで一連の作業が終わりました






アウターケーブルの状態です 形状は整備前と変っていません






カーボンリム用のブレーキシュー どの様な制動力が有るのでしょう
フロントブレーキは触っていいませんが ホイール装着前に掃除をして
おきます




前輪を装着し タイヤに使用圧まで空気を張ります





時間を掛けて丁寧に行った カーボンホイールのメンテナンスはこれで一応キリが付きました





この後は実際に表を走ってみますが 変速機の調整は行った方が良いですね
それが 最後の整備になると思います あと暫くお付き合い下さい

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