金属の錆取りにサンポールを使う事が有ります 自転車整備とは呼べませんが
レストアなどをする時には重宝します 今回も何時もの様に錆取りをしましたが
失敗しました 何故なんでしょう その様子を見て頂きます
自転車部品の保管ケースの底の方から鉄のステムが出て来ました おそらく昔の
スポーツ車に使われていたのでしょう、でも全く記憶が有りません
折角だから少し見てみます ハンドルクランプ部に
BS のマークが有ります ブリヂストンの自転車に
使われていたのでしょうか
ステムの横には YOUNG と書かれています
フラッシャーランプが付いた頃の物でしょうか
それなら弟が乗っていたので、それかな・・・
ステムの引き上げ棒やハンドルのクランプボルトが
錆びています これを綺麗にしてやりましょう
ネジ類を分解しました クランプボルトの錆び方ですが
この様なメッキの剥げ方は錆を落とすだけでは綺麗に
ならないかも分りません
錆取りを始めます まず各パーツの汚れを落します
特に油脂分は表面に付着していない方が良いでしょう
これはこの後サンポールを使う事を想定しながら進めて
います
洗剤は弱アルカリなので水で良くすすいでおきます
洗浄後水切りをしてからステンレス容器にパーツを
入れました
サンポールを容器の中に入れます 9.5%の希塩酸です
素手で触れば皮膚が溶けてヌルヌルになりますよ
量はパーツが浸かる様にするのが良いですね
ステムの突出し部分は酷い錆では有りませんがこれも
やっておきます 私は今迄この方法でした事は無いの
ですが 表面にキムワイプを巻き付けています
そこへサンポールを掛けキムワイプを充分湿らせます
理屈で言えば金属の表面をサンポールが覆い
錆取りの効果は有る事になります
10分程放置しておくとサンポールが泡だっています
クランプボルトを出してみるとあまり綺麗には
なっていません メッキが剥がれた部分と残って
いる部分の段差が無くなる訳では有りません
ステンレスのブラシで少し表面を擦っておきましょう
ステム本体の方は元々酷い錆は無かったので
劇的な変化は有りません
バケツに用意した水の中で良くサンポールを
洗い落します
ん? 何だこの色は クランプボルトと引き上げ棒の
ウスがオロ(金色)になっています
水洗いはしっかりと丹念に行います 酸を金属に残すのは
絶体に避けたいですね
サンポールを使った容器の中には 底に錆らしい物が
沈殿しサンポールの色も変っています ステンレス容器も
酸で色が変ってしまいまた
整備台の上で良く水を切ります 以前にもこの様な
金色になった事が有り その時は真鍮のブラシを使ったので
真鍮が溶けて、表面に付着したのかと思っていました
でも金色になるのは他に原因が有る様ですね
これらのパーツには手早く油を塗っておきます
酸で洗った金属は直ぐに錆び始めます
ここで問題が・・
ステム本体です あれ・・・
サンポールに浸したキムワイプを外した時は綺麗
だったものが 表面が曇って染みになっています
これはちょっと想像外でした この状態になったのは
今回が初めてです サンポールに浸けなかったのが
良くなかったのでしょうか
これは別に綺麗なので良いですが 元の色を残したい
ので有れば良い結果とは言えないですよね
サンポールはキンチョ―の蚊取り線香などで有名な
大日本除虫菊(株)と言う会社が作っています
主成分は 9.5% の希塩酸 あまり素手では触らない方が
良いですね そして塩素系の物とは混ぜてはいけない様で
有害な塩素ガスが発生するそうです
過去には何度もサンポールを使い金属の錆落しをしていますが 今回の様に
メッキが曇り染みになったのは始めてです これからは気を付けないといけません
良い経験をしました
過去の記事を幾つか下記に紹介しておきます
また興味が有れば覗いてみて下さい、結構面白いですよ
【 サンポールで 錆落とし 】 【 錆びたチェーンの 復活劇場 】
【 サンポールで 錆落しの 不思議 】 【 困った時のサンポール スプロケットの錆び落し 】
レストアなどをする時には重宝します 今回も何時もの様に錆取りをしましたが
失敗しました 何故なんでしょう その様子を見て頂きます
自転車部品の保管ケースの底の方から鉄のステムが出て来ました おそらく昔の
スポーツ車に使われていたのでしょう、でも全く記憶が有りません
折角だから少し見てみます ハンドルクランプ部に
BS のマークが有ります ブリヂストンの自転車に
使われていたのでしょうか
ステムの横には YOUNG と書かれています
フラッシャーランプが付いた頃の物でしょうか
それなら弟が乗っていたので、それかな・・・
ステムの引き上げ棒やハンドルのクランプボルトが
錆びています これを綺麗にしてやりましょう
ネジ類を分解しました クランプボルトの錆び方ですが
この様なメッキの剥げ方は錆を落とすだけでは綺麗に
ならないかも分りません
錆取りを始めます まず各パーツの汚れを落します
特に油脂分は表面に付着していない方が良いでしょう
これはこの後サンポールを使う事を想定しながら進めて
います
洗剤は弱アルカリなので水で良くすすいでおきます
洗浄後水切りをしてからステンレス容器にパーツを
入れました
サンポールを容器の中に入れます 9.5%の希塩酸です
素手で触れば皮膚が溶けてヌルヌルになりますよ
量はパーツが浸かる様にするのが良いですね
ステムの突出し部分は酷い錆では有りませんがこれも
やっておきます 私は今迄この方法でした事は無いの
ですが 表面にキムワイプを巻き付けています
そこへサンポールを掛けキムワイプを充分湿らせます
理屈で言えば金属の表面をサンポールが覆い
錆取りの効果は有る事になります
10分程放置しておくとサンポールが泡だっています
クランプボルトを出してみるとあまり綺麗には
なっていません メッキが剥がれた部分と残って
いる部分の段差が無くなる訳では有りません
ステンレスのブラシで少し表面を擦っておきましょう
ステム本体の方は元々酷い錆は無かったので
劇的な変化は有りません
バケツに用意した水の中で良くサンポールを
洗い落します
ん? 何だこの色は クランプボルトと引き上げ棒の
ウスがオロ(金色)になっています
水洗いはしっかりと丹念に行います 酸を金属に残すのは
絶体に避けたいですね
サンポールを使った容器の中には 底に錆らしい物が
沈殿しサンポールの色も変っています ステンレス容器も
酸で色が変ってしまいまた
整備台の上で良く水を切ります 以前にもこの様な
金色になった事が有り その時は真鍮のブラシを使ったので
真鍮が溶けて、表面に付着したのかと思っていました
でも金色になるのは他に原因が有る様ですね
これらのパーツには手早く油を塗っておきます
酸で洗った金属は直ぐに錆び始めます
ここで問題が・・
ステム本体です あれ・・・
サンポールに浸したキムワイプを外した時は綺麗
だったものが 表面が曇って染みになっています
これはちょっと想像外でした この状態になったのは
今回が初めてです サンポールに浸けなかったのが
良くなかったのでしょうか
これは別に綺麗なので良いですが 元の色を残したい
ので有れば良い結果とは言えないですよね
サンポールはキンチョ―の蚊取り線香などで有名な
大日本除虫菊(株)と言う会社が作っています
主成分は 9.5% の希塩酸 あまり素手では触らない方が
良いですね そして塩素系の物とは混ぜてはいけない様で
有害な塩素ガスが発生するそうです
過去には何度もサンポールを使い金属の錆落しをしていますが 今回の様に
メッキが曇り染みになったのは始めてです これからは気を付けないといけません
良い経験をしました
過去の記事を幾つか下記に紹介しておきます
また興味が有れば覗いてみて下さい、結構面白いですよ
【 サンポールで 錆落とし 】 【 錆びたチェーンの 復活劇場 】
【 サンポールで 錆落しの 不思議 】 【 困った時のサンポール スプロケットの錆び落し 】
折角ですが仰っている意味が私には理解出来ません
酸素系と言うのは この記事内のどれに当るのでしょうか
記事の末尾に過去に行った錆び取りと同様に今回も行っているのですが 違う結果が出ました
過去との違いは金属をサンポールに浸けず 巻いたキムワイプに浸した事くらいしか思い付きません
今回ステンレス製の容器を使っているのは大丈夫でしょうか。ステンレスはクロム、ニッケルが含まれます。
酸に浸すとこれらの金属が溶けて、どこかにメッキとして析出するのではないでしょうか。
プラ容器が安心です。
今後の錆取り時に注意してみてください。
私が記事の最後に幾つか過去記事のリンクを貼っていますが それらはご覧頂いたでしょうか 全てステンレス容器でサンポールを使っています
>・・・どこかにメッキとして析出するのではないでしょうか。
これは確証が有って仰って頂いているのでしょうか
出来ましたらご自分の経験に基づき、検証された 確かなコメントを頂戴出来れば嬉しく思います
コメントを頂戴し有難うございました