カンパニョーロで初めてアルミを使った変速機が NUOVO RECORD ヌーボレコードです
この変速機は 1968 年~ 1985 年まで製造されたロングセラーです
カンパニョーロ ヌーボレコード 大きなモデルチェンジをする事なく 17 年間生産されました
その製造時期を確認するのには変速機の取付け上部に PAT○× と数字が刻まれています
この数字は 1970 年~ 1984 年まで末尾の 2文字を刻んだものです ただ初期の 68' 69'
は PATENT の文字だけです その見分け方をご紹介します、なお最終期は刻印が無いそうです
ここにはその 68年と 69年の PATENT が有ります
この様にここを見ただけではその判別が出来ません
まず正面からテンションボルトの上を見てみます
本体に溝が入っているものと それが無い物が
有ります 上の溝有りが 68' 下の溝無しが 69' です
変速機を下から見てみます
68 年製のテンションスプリングケース
綺麗な円筒状です
69 年製のスプリングケースには 切り欠きが有り
そこにテンションスプリングが保持されています
私がこれに気付いたのは ヌーボが発売されて直ぐに
この変速機を購入し使っていましたが 落車をして壊して
しまいました そして直ぐに買った物もやはり PATENT の
刻印が有りました
この 68' のテンション駆動部は一旦分解すると
スプリングを元に戻すのが大変難しく 凄く時間が
掛ります その整備性を改善したのが 69' の形状に
なったのじゃないかと推測しています こんな事は
何処を探しても記述された物を見ないのであくまで
私の推測です ただ 68'~ 69' への構造変更は
変速機の購入時期を考えるとまず間違いは無いと
思います
それ以降のヌーボは基本的なパラレログラムの形はそのままですが 細かな所は
良く変わっています
これは PATENT 77 の横顔 パンタスプリングが
見えています
これは PAT 84 最終時期のものですね
パンタスプリングの取付け位置が 上下逆になり
取付け方法も パンタプレートの接合ピンに収まり
取り外しが出来なくなっています
パンタプレートの裏側の容姿が大きく変わり
文字の刻印も無くなっています 正面の文字の
凸凹も浅く変わっています
後追いで発売された同じ形状を持った 74' 発売の
SUPER RECORD は凸凹文字から 1977 年にプリント
文字に変更されています
Campagnolo NUOVO RECORD PATENT 単なる雑学ですが 今回の事はあまり
他で見る事が有りません たまたま初期の物とその次の物を使用しその双方を
分解整備をして気付いた事です カンパニョーロに問い合わせをする程語学力と
行動力が無いのが少し残念です(笑)
この変速機は 1968 年~ 1985 年まで製造されたロングセラーです
カンパニョーロ ヌーボレコード 大きなモデルチェンジをする事なく 17 年間生産されました
その製造時期を確認するのには変速機の取付け上部に PAT○× と数字が刻まれています
この数字は 1970 年~ 1984 年まで末尾の 2文字を刻んだものです ただ初期の 68' 69'
は PATENT の文字だけです その見分け方をご紹介します、なお最終期は刻印が無いそうです
ここにはその 68年と 69年の PATENT が有ります
この様にここを見ただけではその判別が出来ません
まず正面からテンションボルトの上を見てみます
本体に溝が入っているものと それが無い物が
有ります 上の溝有りが 68' 下の溝無しが 69' です
変速機を下から見てみます
68 年製のテンションスプリングケース
綺麗な円筒状です
69 年製のスプリングケースには 切り欠きが有り
そこにテンションスプリングが保持されています
私がこれに気付いたのは ヌーボが発売されて直ぐに
この変速機を購入し使っていましたが 落車をして壊して
しまいました そして直ぐに買った物もやはり PATENT の
刻印が有りました
この 68' のテンション駆動部は一旦分解すると
スプリングを元に戻すのが大変難しく 凄く時間が
掛ります その整備性を改善したのが 69' の形状に
なったのじゃないかと推測しています こんな事は
何処を探しても記述された物を見ないのであくまで
私の推測です ただ 68'~ 69' への構造変更は
変速機の購入時期を考えるとまず間違いは無いと
思います
それ以降のヌーボは基本的なパラレログラムの形はそのままですが 細かな所は
良く変わっています
これは PATENT 77 の横顔 パンタスプリングが
見えています
これは PAT 84 最終時期のものですね
パンタスプリングの取付け位置が 上下逆になり
取付け方法も パンタプレートの接合ピンに収まり
取り外しが出来なくなっています
パンタプレートの裏側の容姿が大きく変わり
文字の刻印も無くなっています 正面の文字の
凸凹も浅く変わっています
後追いで発売された同じ形状を持った 74' 発売の
SUPER RECORD は凸凹文字から 1977 年にプリント
文字に変更されています
Campagnolo NUOVO RECORD PATENT 単なる雑学ですが 今回の事はあまり
他で見る事が有りません たまたま初期の物とその次の物を使用しその双方を
分解整備をして気付いた事です カンパニョーロに問い合わせをする程語学力と
行動力が無いのが少し残念です(笑)
誰か本をご覧になった方がいらしたら 悩む事はなさそうです・・
良くまとめて有り素晴らしいらしいですね
又、二件目のコメントも頂きました
新たに URL を貼って頂いていましたが 最初の方から見る気になれば見れますし
知人でも無い方の URL をペタペタ貼るのも好ましく無いのでその部分だけ削除させて頂きました すみません
ヌーボの前後にスパーが付く呼称は カンパの会社が付けたものでなければ
有る人達だけに通用する愛称と言う事になりますね
実際に私にも何も解らない事です
本を紹介している割に私も中身を見ていないので確かではないのです。
データ本で紹介しているヌーボスーパーとは2代目のスーパーレコードことで、
逆に亀次郎の言われているスーパーヌーボとは初代スーパーレコードじゃないかと私も思います。
あぁだったのか、こうかな?と根拠もなく想像するのが楽しくてついコメントしましたが、駄文失礼しました。
ちなみに前回のURLはじゃんさんのブログのtopで判りにくかったかもしれませんので、目次の載っているページのURLを再度貼り付けておきます。
URL 削除
現物をさりげなく出されて比較されるなんてさすがだなぁといつものように感心させられます。
ご存知かも知れませんが、じゃんさんという方がコレクションなどからデータをまとめたものを出版されていらっしゃいます。
そこではスーパーヌーボならぬヌーボスーパーは記載されているようです。
じゃんさんのブログにsample画像として目次が掲載されています。
ご参考まで。
http://blogs.yahoo.co.jp/sakutetu
色々な情報が錯綜しています
カンパ愛好者である以上確かな情報を伝えて行きたいし知識として得たいですね
私の今回の記事も確かな根拠が無いのであまり誉められた物では無いとも思います
まさにおっしゃって頂く通りで 一度に全てが揃えられないので
競技をしながら少しづつ買って行ったのがカンパの部品です
当時はカンパの部品を扱っているお店自体が少なく net や宅配便も無い時代ですから 現金を握りしめて購入した時の喜びは格別なものでした
それを整備をしながら大切に使っていました
そして何よりこの部品達は 良い物を作ってやろう! と言う
カンパの会社や職人さんの気概を感じます こんな素敵な物だから 大切にする気も起るのかも分かりません
車のマグネシウムホイール
これは大人になってから使っていました 今はホイールのセンターキャップだけ残っています
七宝焼きの様な紺色の物 それとは別に付属して来たアルミ地に Campagnolo の青い文字 こちらを未使用のまま保管しています
ランスさんは色々なサイトの情報をお持ちですね
ヌーボのRD の86' は聞いた事が無かったですから・・
折角良いサイトの URL を貼って頂きましたが
外国語が読み書き出来ないのが残念です
1986年製というのは、PAT.11を持っていた前のオーナーから伺った話なので、確かな情報かどうかは分かりません。
また、スーパーヌーボは、スーパーレコードのボディとヌーボレコードのボデイーを合体させたものかもしれません。
ランスさん
私もこのサイト時々拝見しています。
気が付きませんでした。
ありがとうございます。
ちゃんとメンテナンスすれば、いつまでもその性能を維持してくれるこの時代のカンパのコンポーネンツは、
性能やその美しいデザインから世界遺産になっても良いくらいのものと思います。
大事に使って、大事に管理して次世代に伝えていきたい自転車部品ですね。
ここ数日の記事でカンパニョーロ部品の紹介が続いているのを見て
kinoさんは本当にカンパニョーロが好きなのだと思いました。
これを購入した時代、まだ学生の頃なんだからかなりの犠牲を払って
自転車に打ち込んでいたのだなと。
こちらのブログの見よう見まねで自転車いじりを楽しんでいますが
このような本物は触ったことがないので想像だけで楽しんでます。
私はバイクが好きなのですが、学生時代にツーリングしていて
同じ宿に泊まった自転車乗りの人と話をしていてカンパニョーロや
シビエのパーツをつけているときいて興味を持ったことを覚えてます。
恥ずかしながら、当時はカンパニョーロって高価なマグネシウムホイールを
製造しているメーカーだという程度の知識しかありませんでした。
今の時代で再び製造されるようなこともない名品ですよね。
こんなに愛情こめてメンテナンスしておられて、開発者の方が
きいたら大喜びしそうです。
古きよき時代のカンパニョーロ部品の記事、とても楽しく拝見させていただいてます。
自転車の世界も深いですねー。
詳しくはこのページの下:http://www.velo-retro.com/tline.html
11は通常クランクのPatentのようですがRDにも使われていますね。
1976年と言うのは確実な事でしょうか 最終時期と言う認識ですが 76年と言うのは初耳です
スーパーヌーボと言うのも聞いた事が有りません
亀次郎さんは これらを確かな情報として捕えていらっしゃるんでしょうか
大変参考になりました。
私の手元にあるパテントヌーボは、残念ながら、
全部69年製でした。
ちなみに、製造最終年度86年のPAT.11というの
が、あるそうです。
また、黒ボディのスーパーヌーボ?というのを
写真で見たことがあります。