ペダル軸に取り付ける サイコン用マグネット

自転車のサイクルコンピューターのセンサー用のマグネットをペダル軸に付けるのが流行った事が有ります
あれは回転部分に影響を与えないのでしょうか　少しどんな状態になるのか見てみます





今回自転車の整備をしていたらたまたまペダル軸にサイコン用のマグネットが付いていました
私は回転部分やそのパーツに磁気を近付けるのが嫌なので今迄この検証をしなかったのですが
ここにこんな良い物が有るので少しだけどんな状態なのか試してみます






これは SPEEDPLAY のペダルです　その片方の
シャフトにマグネットが付いています　簡単に取れない位
良く付いています






この磁石がペダルにどの程度磁力を与えているのか
スチールボールを使い試してみます

先にお断りしておきますが　私はこの様な事を勉強した事もなく
専門の知識も持っていません　自分が疑問に思っている事を試そうと
しているただのおじさんです






マグネットのグリスを拭いてスチールボールを近付けてみました
磁石に吸い付くようにボールが寄っていきます　ピンセットまで
この様に付いて離れません　ピンセットはこの後、帯磁しました






ではどの辺までシャフトに影響を与えているのでしょう
この辺りは余裕です　さすがに振り回したら落ちますが
じっとしていればこの様に乗っています






じゃもう少し行ってみましょう　何とか落ちずに止まっています
ボールが落ちないと言う事ではこの辺までです






この様に使う様です　磁力って金属同士を引っ付けますよね
これがペダルのボールと玉受け、玉押しをお互い寄せ合い　
ボール同士も引っ付く事になっていないのでしょうか

それらがお互い反発し合うならリニアモーターカーの様に
限りなく抵抗が少なくなりそうですが　どうもその反対の
状態ですよね






スピードプレイはシャフトの先端と回転部分が離れていますが
この DURA-ACE PD-7801 はクランクに近い所にベアリングが
入っています




自転車整備をする時は　回転抵抗を減らす為に、効果が
有るかどうか分らない様な事に一生懸命力を注ぎます
それなのに目に見えてボールが引っ付く様な物をそこに
装着するのは　他の努力が全く無駄になってしまいます





この様な考え方は全ての人に当てはまる訳ではなく　磁力なんて微々たる影響で関係ないよ
と仰る方もいらっしゃるでしょう　回転が重くなっても見栄えを選ぶ方もおいででしょう

それは人それぞれだと思いますがそれでも私は、磁石は回転部分に近付けたくない物の一つです