Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

チューブラータイヤ張り Vittoria PISTA EVO CSⅡ

2016-04-11 20:16:45 | ホイール
先日古いリムセメントの剥離と床作りを済ませたホイールにタイヤを張ります
今回選んだタイヤは ピスト用、ビットリア PISTA EVO CSⅡ です




注文していたタイヤが届きました ロード用と
比べるとやはり繊細な気がします






Vittoria PISTA EVO CSⅡ このタイヤには 19mm 巾と
22mm 巾が有りますが 22mmの方を用意しました
推奨空気圧:145/215psi 換算すると 10.2/15.1kgf/㎡
10.0/14.8bar になりますね






トレッドはダイヤ目です




重量は公表値 160g 実測 154g でした




さてリムセメントで張る前に他のホイールに入れてみます
リムセメントを塗ると写真を写している暇が無いので
タイヤの入れ方をここでご案内致します セメンを塗っても
手順は同じです






タイヤに空気が入っていないと綺麗に入れるのが難しく
少しだけ空気を入れます






空気の量はタイヤが何となく丸くなる程度 指で押すと
この様に凹みます これ以上空気を入れるとそれもまた
作業を難しくします




まずバルブをリムのバルブ穴へ真っ直ぐに入れます






バルブの両サイドを下へ押し下げ タイヤを伸ばしながら
リムに入れて行きます バルブが曲がらない様に注意








バルブの反対方向へ来るとそれ以上リムを床に付けたまま
ではタイヤが入らなくなります そこまで来るとホイールを
持ち上げタイヤの最後の部分をリムに入れてしまいます

ここが一番難しい部分です リムセメントでタイヤのサイドを
汚すのもここです 適量の空気を入れる事とタイヤを充分伸ばし
ながら作業を進めるのがポイントです






タイヤが入ったらリムと良く馴染ませます




空気を 3kgf/㎡程度入れ タイヤのセンターを出します
ホイールを回転させトレッドが左右に振れない様にします






タイヤのセンター出しはクリンチャーではしない行程です
少し時間を掛けてでも丁寧に行って下さい






リムセメントを塗っていたらセンターが出た後で
使用圧まで空気を入れ一晩置きリムセメンが
乾けばホイールが使えます 
このタイヤも以前の様に空気が抜けても困ります
5キロ程度空気を張って一晩様子を見る事にします
タイヤ張りは明日ですね




一晩経ちました






タイヤの空気も抜けていませんでした、大丈夫です






二度塗りしたセメントの下地、床も上手く出来ています
これから新たにリムセメントを塗ってタイヤを張りましょう








仮に入れていたタイヤを外します 今回は空気漏れの
確認の為にこの様な事をしましたが、入れるのが固い
タイヤもこの様にすればこの後が楽ですね






タイヤに少し空気をいれ準備をして置きます






リムセメントを塗るのは小屋の中で行いましょう
この倉庫の前は風通しが良くリムセメントに風が
当ると表面が直ぐに乾いてしまいます それは少し
不安が残り、あまり良い事ではありません






パナレーサーの速乾性のリムセメントです






リムの横にはみ出さない様に丁寧に塗りましょう
今回は何時もよりやや多目に塗りました 普段は
あまり厚く塗らないのでこれで普通なのかな?






慌てる必要は有りませんがセメントが乾かないうちに
タイヤを張ります ホイールの下には板などを敷いて
リムセメントがゴミを拾わない様にします 新聞や
段ボールはリムにひっつき始末が悪いですよ・・






先にご紹介した様にタイヤを入れました セメントが
柔らかい間にタイヤをリムに馴染ませ トレッドの
センター出しと振れの修正を行います 曲がっている
所があれば少しタイヤを動かし調整します 






タイヤのセンター出しが終われば空気を8kgf/㎡程度
入れ一晩置きます リム等にセメントが付いていたら
シンナーで拭き取っておきましょう

※ リムセメントの使用量は使用前後に重量を測ると
  7g 程度でした 意外に少ないのに驚きました
  ベッド(床)作りの 2回塗りで 10g 程使っています





タイヤ張りが終わりました、これくらいしなやかなタイヤは特に難しい事は有りませんが
丁寧に作業を進めました 
トラック用でリムテープ(両面テープ)を使う事は無いので この様な一連の作業は
出来る様にならないといけませんね 是非ご自身で覚え、なさってみて下さい

前回の作業 【 チューブラーホイール リムセメントの除去と床作り 】

コメント (2)
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