Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

自転車 ボルトの錆落し

2015-07-15 20:22:14 | 自転車整備 その他 
自転車には多くのネジ類が使われています それが錆びた時には新しい物に
交換すれば良いですが錆を落として使うのも良いですね





錆を落とす方法も色々と有ります希塩酸であるサンポールも良く使います
ただ酸は全てに影響を与えるのでなるべく使いたくは有りません 今回は
錆を擦って落しましょう






今回は特にアーレンキーを使う穴 六角の内面を
綺麗にしたいので 回転工具とブレーキワイヤーの
切れ端を使います




3~4 cm 程度のワイヤーを回転工具のチャッキに
銜え、先をほぐします




今回のボルトはステムの引き上げ棒 その頭です
この内部が錆びると工具が入らなくなります
錆が酷くなる前に綺麗にしておきます 少しだけ
オイルを入れました






先程のワイヤーの先端を穴に入れ 道具を逆回転に
します 正回転では解いたワイヤーが戻ってしまいます






力を加える必要も有りません 回転数が調整出来る
道具なら優しく回転させてやれば良いです






オイルが錆で汚れるので綿棒などで中を拭いて
やります これで綺麗になりました 表面の錆びは
何かで強くこすれば取れそうですが 年代物の
ビンテージパーツですので これ位は味として
残しておきます






粘度の高い Super Lube の潤滑剤を各部に塗布し
組付けておきましょう




もう一ヶ所ハンドルクランプのボルトも手入れを
します






12mm のナットが使われています コンビネーション
スパナを用意しました






通常ならメガネを使いたい処ですが ステム本体に
工具が当り奥まで入りません




ここは意地にならずスパナの方を使いましょう






固着もしていません 上手く外れました




ボルトも思った程酷い錆びでは無く 真鍮のブラシで
オイルを付けて擦ってやると良いでしょう




ステムのクランプボルトの頭が収まる部分です
適度なオイルが乗っていて錆びていません






ボルトには一部に突起があり これがステムの
凹部に入り ネジの共マイを防いでいます




その為この様にステムとボルトが同面(ドウヅラ)
で収まります






クランプボルトは適度な力で締めておきます





自転車の手入れや美装 錆びた物の処理の方法もそのパーツに依って
やり方を変えれば良いですね 

無理に手を掛けず新しい物に変えてしまう方法 また酸を使ってでも錆を取ってしまう、
これなんかはもう代わりの部品が手当出来ない時には、良いと方法だと思います 
そして今回の様に ビンテージと呼ばれる部品はオリジナルをなるべく残しながら
綺麗に出来れば良いですね

コメント
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