Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ロードホイール 入れ替え

2009-11-30 08:39:10 | 自転車整備 その他 
先日から知人のホイール組をし 私の仕事の都合で入れ替えが
延びていた Okuchi氏のホイール 先方の事務所にお邪魔し
出張メカニック 換装を終えました




Okuchi先生の設計事務所 ここは兵庫県神戸市東灘区 
神戸一番の高級住宅地で人気地域です
このビルも Okuchi先生が設計されたらしい




ホイールを入れ替える前に Okuchi氏の自転車を見てみよう






部品構成は SHIMANO シマノ 600






インデックス機構の付いた Wレバーと 7速カセットフリー
丁度ボスフリーからカセットフリーへの移行期の物でしょう






ハンドル周りは CINELLI チネリ ステムは A1 新ロゴです






ヘッドチューブ内側にインフレーター用のダボ
バック シートステーにチェーンフックの工作






フレームは 17~18年前の NATIONAL ナショナル 現パナソニックの
オーダーフレーム ロゴが全く貼られていないが ラグなど使っている
物や工作を見ればナショナルらしい処が見てとれる
フレームパイプは TANGE タンゲ №2






今のホイールは シマノのハブとカンパ 36穴リムを 
15番プレーン スポークで組んだオーソドックスなホイール

ホイール組の依頼を頂いた時 同じ感覚のホイールじゃなく
軽いホイールに仕上げようと リムは ARAYA ADX-5 の軽量リム
28穴を 15-16番の段付スポークで組んだ試合でも使えるホイール








事前に確認していた オーバーロックナットとフリーの間隔
このまま自転車に装着してみたら チェーンも当る事なく使えそうだが
何かの拍子にオーバーシフトをした時 チェーンとプーリーゲージが
バックエンドに接触しても困る

安心して乗って頂ける様に少々手を加える
ハブ左側に 1mm のスペーサーが入っていた それを右側に移設
左側に 1.5mm のスペーサーを使う事で ホイールセンターの狂いは
計算上0.25mm 実際、センターゲージで確認するも許容範囲 これで行こう




普段、自分の自転車整備の様に写真を撮っていると作業が進まない
よって今回はいきなり ホイール換装後の写真です
ブレーキシューも新しい物を このリムに合う様にヤスリで削ったりし
結構時間が掛かりました 
選んだタイヤは TUFO JET PRO 19mm巾で 230g 軽量だが結構
トレッドが厚く街乗りでも使えるでしょう







Okuchi先生がどうしても欲しいと仰った CAMPAGNOLO RECORD カンパ レコードハブ
126mm巾 28穴 ロックナット裏の刻印は 78 31年前の完全デットストックです
後輪のみソルダリングをし 軽量リムのわりに しっかりしたホイールに仕上がっています

昔は監督やメカニックで色々な試合に行きましたが 今回、久し振りに出張整備
たまにはこんなのも良いな(笑) 

 
コメント (8)
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