給料をもっと上げた方が良いと思う

母が７月半ばから入院し３ヶ月と少しで退院した。その時に、１日に3回通っているのだからと思って、看護師さんの働きぶりをつぶさに観察し、看護師さんと仕事内容は勤務などの悩みなどを聞いてみた。看護師さんの給料は割合と高額なのだが、夜勤の場合は１日の労働時間が16時間くらいになる日も有るのだと言っていた。

３交替制から２交替制になったので、幾分身体の疲れ方が違っていると言っていたので、そういうものかなと思った。いずれにしろ看護師さんは命を預かる仕事なので気苦労も人一倍だと感じた。

次いで、母は病院から老健施設に入り、今リハビリの最中だ。ここでは、車椅子に座って１日中起きて生活をしているので、ほぼ普通の日常生活をしているのだ。療法士の方や介護士の方たち、看護師さん達とが連携して、実に良く面倒を見てくれている。

しかしである。介護施設で働くかたたちの給料は安く、特に男性では結婚を機に「家族を養えない」という理由で退職する人も多いと聞く。介護の仕事を選んだ理由は、「働きがいがあると思ったから」と答える一方で、仕事上の悩みとしては、仕事内容の割には賃金が低い、人手が足りないなどがある。

残念なことに、介護職の離職率は17.8％で、そのうち４割以上が１年未満で離職してしまうそうだ。また離職者の８割近くは３年を待たずに職場を去っていくという現状があるのだ。

今は４人に１人が65歳以上だというのに、そして、90歳以上のお年寄りがわんさかいるのに、介護施設で働く方がいなかったら、この国は立ち行かない。介護士の仕事はやりがいはあるのだから、もっと待遇面を良くして希望の有る職場にしてもらいたいと思う。人はやりがいだけでは働けない。