真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

世界に良い影響

2008年04月25日 | Weblog
今月2日、イギリスのBBC放送は世界34カ国の1万7千人あまりを対象に行ったイメージ調査結果を発表し、特定国について「世界に良い影響を及ぼすか」を聞いたところ、日本とドイツがそれぞれ56%を占め、同率一位になった。

この調査結果は、日本とドイツは世界の人々の目に映る国家魅力度が最高だということを意味するものなのだが、嬉しい結果と言える。3位はEUの52%、4位はフランスの50%だった。

なおこの調査は1年前にも行われ、その時も日本は54%の支持を獲得しカナダと同率1位だったのだが、なぜか今年の調査結果ではカナダはトップ10にも入っていなかった。理由はなぜだか分からないが、2年連続1位というのは日本人として嬉しい。

国家魅力度とは、一言でいうと日本社会が清潔だということ、日本人が親切だということ、日本人は秩序を重んじるなどが外国から観て日本を魅力的にしている要素として考えられる。

ここでいう「魅力」とは、その国の国民が享有する生活様式や価値感・美意識・哲学・イメージなど、無形の価値が他人に及ぼす影響力のことを総体的に呼ぶのだそうだ。そして、「魅力」とは文化の力を意味する。

私たち日本社会、そして日本人が当たり前と思っている日本文化を、世界の人々が良いものとして認めてくれることは、経済大国として発展して来た戦後の日本社会と日本人をある程度世界が評価しているということでもある。日本人は「水」と「安全」はただだと思って長い間暮らして来た社会なのだが、このいずれもがもはや大声でただとは言えない社会になってきている。

世界に良い影響を与える国と思われているうちに、もう一度日本社会を見直す時がきているかもしれない。



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