真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

女医は辞めてしまうから?

2018年08月06日 | Weblog
日本という国は、本音と建前があるくらいは誰もが知っている事だけれど、これほどまでに男女差別がある国は先進諸国では珍しいのではないかと思うのだ。何より驚くのは、先日書き込んだけど、女性の年齢別の平均給与額は、40年前となんら変化していなく、年収300万に届かないという現実と、男性の女性に対する意識もなんら変わっていないということに愕然となる。

安倍内閣の目玉ともいうべき、「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律」が成立したばかりだというのに、現実はどうよ?って安倍に聞きたい。働き方改革は、一億総活躍社会実現に向けた最大のチャレンジで、多様な働き方を可能とするとともに、中間層の厚みを増しつつ、格差の固定化を回避し、成長と分配の好循環を実現するため、働く人の立場・視点で取り組んでいくといういことだったはずだ。

長時間労働を是正して、非正規という言葉を一掃していき、子育て、あるいは介護をしながら働くことができるように、多様な働き方を可能にするというのだけれど、東京医大の入試でわかるように、明らかに男女差別があるではないか。これって願書受付の時に、女性は減点するって言わないのだから、受験料詐欺じゃないですか?

男女の差ではっきりしているのは、体力の差だ。これは如何ともしがたい。でも、能力や知力の男女差はないはずだ。医者は体力のいる仕事で、女性には外科や整形外科医などには体力的に向かず、女性の医者は皮膚科医と眼科医ばかりになってしまうという人もいるけど、でも最近産婦人科は女医さんの方が多くなっている。

受験では女性の方が成績が良いので、女性ばかりが合格してしまうからだという人もいる。もう一つの理由は、女医は退職してしまうからというのだが、働き続けたくても働けない長時間勤務などの過酷な現実があるからだ。

問題は、女医が辞めてしまうことが問題なのではなくて、志高く女医になっても、過酷な環境で働き続けられないことが問題なのだ。医者一人を養成するために一体いくらの税金が注ぎ込まれていると思っているのだろうか?投資された分はきっちりと医者として社会に貢献するのが筋というものだ。


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