真面子の社会観察日記

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美容外科手術の日本の傾向 

2018年08月01日 | Weblog
昨年国内で行われた美容外科手術の約9割が顔や頭部で、顔が約4割の世界的調査と大きく傾向が異なることが、形成外科医らが参加する日本美容外科学会の初の全国調査でこんな特徴が明らかになった。

昨年1年間に行われた美容医療は190万3898件で、外科手術が27万8507件(約15%)、手術を伴わないものが162万5391件(約85%)だった。大手医療機関から回答を得ており、実際に行われた手術の8割、手術を伴わない施術の6割程度をつかめたとみられるという。

外科手術で最も多いのが二重まぶたの形成(埋没、切開)で約半数。糸を使ったたるみ改善術、鼻の整形などが続き、9割以上は顔や頭部が対象だった。豊胸など乳房、胴や手足の脂肪吸引は3~5%だった。

昨年国内で行われた美容外科手術の約9割が顔や頭部で、鼻の整形などが続き、豊胸など乳房、胴や手足の脂肪吸引は3~5%だった。同種の国際的調査では、美容医療の4割以上が外科手術で、対象は顔が4割、乳房、胴体や手足がともに約3割。日本は顔の割合が際立っている。

手術を伴わない施術のうち、最多はしわやたるみ改善目的のヒアルロン酸注入(乳房を除く)。脱毛、ボツリヌス菌毒素注入(同)も多く、同じく顔が目立った。脱毛の約2割は男性だった。

日本で、手術を伴わない整形が多いのは、派手なメイクよりナチュラルメイクが好きなのと同様に、自然に見えるのを好む日本人の意識の表れで、目を中心に顔の整形が大半なのは、大きく二重まぶたの西洋系の目がきれいだという明治以来の価値観が女性の間に残っているためらしい。

他方、美容医療をめぐるトラブルは後を絶たず、全国の消費生活センターへの美容医療に関する相談件数は年約2千件にのぼるそうだ。女性達は、美容整形をする根底に自己満足がある。ほかの女性より美しくなりたいといった競争的な意識より、友人や家族に勧められて、みんないっしょに美しくなりたいといった前向きな意識から整形する場合が多いのが特徴なんだそうだ。

でも、顔付きや目は心の鏡っていうじゃない?いくら顔だけ美容整形しても心もしなくちゃ片手落ちってもんですよね。


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