真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

不正入学など今どき信じられない

2018年07月06日 | Weblog
文部科学省の私立大学支援事業にからみ、有利な取り計らいをする見返りに、我が子を入試で合格させてもらったとして、東京地検特捜部は4日、文科省科学技術・学術政策局長の佐野太容疑者(58)を受託収賄容疑で逮捕したと発表した。このニュースを観た時、今時まだこんなことが行われているんだと、ある意味びっくり。50年位前ならこんな事件が良くニュースになって世間を騒がせていたのを急に思い出した。

特捜部の発表によると、佐野容疑者は同省官房長だった2017年5月、私立大学関係者から、同省の私立大学支援事業の対象校に選定されるよう請託を受けた。その見返りと知りながら、我が子が今年2月にこの大学を受験した際、入試点数で加点させ、合格させてもらった疑いがあるという。特捜部は、会社役員谷口浩司容疑者(47)も佐野容疑者を手助けした疑いがあるとして、同幇助の疑いで逮捕した。

東京医科大は東京地検の捜査を受けていることを明らかにし、「大学として捜査に全面的に協力している」というコメントを発表した。東京医科大に通う学生からは4日、怒りや疑問の声が相次いだ。医学部医学科に通う男子学生は「ばれないと思ったのだろうが、あまりに軽率。大学のイメージが悪くなる」と不快感をあらわにした。

教育改革に率先して取り組む文科省の幹部が不正入学の疑いで逮捕されたことについては「恥を知れと思う」と批判が出ている。「不正入学だったことは父親しか知らなかったのではないか。そうなら、入った本人はかわいそうだ」とも。確かにそうだ。

キャンパスではこの日、不正入学の報道が大きな話題にったそうだ。東京医科大学は1916年に設立された医学系大学で、医学科と看護学科がある。大学によると、2018年度の医学科の一般入試は3535人が受験し、214人が合格。倍率は16.5倍だった。

文科省によると、医学科を持つ私立大学は全国に31あり、予備校関係者は「東京医科大の難易度は上位に次ぐレベルで、国立の難関大の工学部に合格する以上の学力が必要で、『狭き門』だ」と評価している。

隠れているもので表に出ないものはないと聖書にもあるから、不正など無駄な努力というものだ。


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