真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

平成22年度最後の日に

2011年04月01日 | Weblog
平成22年度最後の日に本当に嬉しい便りが届いた。短大で教えていた時の元ゼミ生から久しぶりにメールが来た。晴れてある化粧品会社の正社員として採用されたのだ。

短大卒業後、その化粧品会社に就職したのだが身分は契約社員だった。何年か経ってから正社員試験を受験し、合格しなければ正社員にはなれないのだが、何度もチャレンジしついに夢を果たした。

彼女は、「私の中で次に先生にご連絡させて頂くのは正社員に受かってからと思っていて‥こんなに時間かかってしまい恥ずかしい限りです。契約社員を退職して正社員として入社させて頂くので、明日が入社式です」とあった。そう、今日は4月1日、何年経っても入社式なのだ。

この会社には同じセミ生の後輩も就職しているのだが、「私が合格できたので大野と二人で先生に会いに行きたいと思ってご連絡させて頂きました」と書いて来た。教員として嬉しく、同時に彼女の学生時代のことが走馬灯のように浮かんできた。

学生時代の彼女は、寂しがり屋で甘えん坊だったと思う。自由な振る舞いや発言に、時として私を困らせた。でも根っから心が優しい子だったと思う。学生時代は遅刻の常習犯だったのだが、社会人になってからゼミに来てくれて後輩に話をした時、彼女が「社会人に必要なのは責任と努力です」と言った。

私はその時、椅子から落ちそうになり、同時に教員は空しいなとも思ったものだ。2年間彼女に言い続けたきたことを、社会人になった数ヶ月で体得したからだ。どのように成長したのか会うのが楽しみだ。

様々な人たちが様々な思いで、入社式を迎えることだろう。また、就職活動がうまくいかず卒業してしまった学生も胸を張って新たな一歩を踏み出して欲しい。自分の人生は誰でもない、あなた自身が作るものだから。

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