木村草太の力戦憲法

生命と宇宙と万物と憲法に関する問題を考えます。

シンポジウムに向けて(2)

2012-03-16 13:20:24 | 3/23建築家VS憲法学者シンポ
さて、シンポジウムに向けて、昨日は、レジュメをつくっていました。

山本先生からは、

「今回のテーマで話し出すと、本当にきりがない。
 びしばし止めて、しっかり仕切って下さい!」

と言われております。

モデレーターとしてのお仕事ですねえ。

しかし、パネリストは重鎮ばかりの豪華メンバー・・・。
私が、石川先生や駒村先生に、「ちょっと、そこで止めて下さい」と
言えるのか!?

音大の指揮科に入学したばかりのペーペーが
いきなりベルリンフィルを指揮しろ、というようなものではないか!


・・・・・・・・・・・・・。
というわけで、しっかり議論のベースを作っておこうと思います。

建築学徒にも法学徒にもしっかり伝えられるようにと、
「シンポジウムガイダンス」という形のレジュメを出せればなあと
思っています。

昨日は、早川和男先生と吉田邦彦先生の著作を読んでいました。
実は、震災復興の局面で建築家と法律家が対話することは
今回が初めてではなく、「居住福祉」という観点から、
興味深い意見交換がされています。

吉田邦彦先生は、いわずとしれた民法学会の重鎮で、
居住福祉法学のパイオニアです。

他方、早川和男先生は、住居こそ人間生活の基本、
をスローガンに、「居住福祉」の概念を提唱し、
様々な提言をしてこられた建築学者(神戸大名誉教授)。

そして、お二人をはじめとした居住福祉法学・居住福祉論について、
信山社さんが、シリーズ化して、出版を続けています。

こういうところが、本当にすごい出版社だなあ、と思います。
頑張ってほしいですねえ!
シンポジウムでもご紹介できればいいなあ。


も一つ。今日は、山本理顕先生が前任校の横浜国立大学
建築学の大学院課程(Y-GSA)でまとめた
「仮設住宅への提案」をご紹介いたします。

また、昨年の今頃(震災一週間後、山本先生の退官記念講義が予定されていた)に、
山本先生と教え子たちが話をしていた様子が、ブログにまとめられています。

山本先生の地域社会圏住宅の構想を
仮設住宅において反映したとても興味深い提案です。

ぜひ、ご覧ください。

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2 コメント

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Unknown (ザッキー)
2012-03-17 07:33:07
シンポジウム楽しみにしております。

自分の注目は、モテレータの木村先生が、シンポジウム中に、キウイジュースを飲むのか、というとこです。

ぜひ、三杯ぐらい飲み干して下さい。
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>ザッキーさま (kimkimlr)
2012-03-17 08:36:26
おお、佐渡先生の講義からようやく解放されたのですね。

キウイジュース、、、がんばってみます。
当日お会いいたしましょう!
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