春夏秋冬

日々流されないために。

みなとみらい線

2006年12月23日 16時23分37秒 | Weblog

12月21日~22日、1泊泊まりで横浜へ。息子が横浜みなとみらいのホテル宿泊券を用意してくれたので、折角の機会とばかりに、横浜を少し散策した。
 
22日朝、10時過ぎ、横浜散策に出掛けた。ホテルを出て、シーバスに乗るべく、ホテルの裏側に行く。と、目の前を若い女性たちが列をなして走っている。走っている先を見ると、あれ、もう長い長い列が出来ている。何だろう、あれは。訊いてみた。あの列は何だね? 今夜、赤煉瓦のところで、ゆずのコンサートがあるんです。それで…。ゆずって何だ。どうやら歌手らしい。
 
夜の公演に、朝からこれだけ女を狩り出す力ってなかなかのものだ。男性はいなかった。女に人気がある歌手か。数人いたシーバスの船員にゆずっていう歌手、どういう歌手なんですか、と訊いてみた、知りません。という答えだった。
 
さて、シーバスに乗って、赤煉瓦街を経由して、山下公園に着く。歩いてもいけるところだが、船に乗ってみた。船の中で、中国人とおぼしき人が、チャイナタウンはどこかと英語で聞いてきた。ネクスト・ストップ。ヤマシタ・コウエン。と答えると、サンキュウと礼を言った。
 
シーバスは山下公園が終点。ここに氷川丸が展示してあったので、見学する。昭和5年建造の当時の超豪華客船だ。22,000屯、11,000馬力。横浜からアメリカのシアトルまで2週間の船旅。冬の北太平洋は荒れたそうだ。船って夢がある。下に見学の写真をアップしておく。
 
ここから中華街は目の前。中華街で肉まんを立ち食いし、今日の目的である「みなとみらい線」に乗る。みなとみらい線は、横浜高速鉄道(株)運営の地下鉄。元町中華街・中央大通り・馬車道・みなとみらい・新高島・横浜の6つの駅しかない。1日乗車券(450円)を買って。各駅降りてみた。それぞれ味のある駅だった。これも下の写真をアップする。
 
みなとみらい線は、そのまま行けば渋谷まで直通。横浜で降りて、横浜駅前に出てみたが、まわりビルばかりで、めまいがしてきたので、地下商店街に降りた。雑然として風情がない! 
 
新高島駅だけは時間がなかったので、割愛したが、各駅とも近代的で快適。近代的な感じは、つくばエクスプレスと共通するところがある。デザインというか、つくりはこちらの方が上。金が掛かっている。デザインもよい。
 


宿泊したインターコンチネンタル・ホテル。
 
ヨットの帆のような形をしたホテル。ホテルの宿泊コースにザ・クラブというシステムがあり、それに乗っかって泊まった。28階でのチェックインとか、朝食の食事どころに白いテーブルクロスがかけられていたとか、一般の宿泊客とは差別感があったが、実質はさほどでもなかった。泊まった部屋の29階から目の前に観覧車が見えたのはよかった。イルミネーションの夜景が華やかだった。この写真は、シーバスの中から。
 

ゆずのコンサートを待つ彼女たち。
 
一寸見えにくいが海岸縁にずらりと行列をつくっている。この寒い中、朝から夜まで待つのだ。あとで分かったが、今日のゆずのコンサート、海岸近くで開催するというということを前に知らせておいて、本当の場所は、当日朝10時からの電話で公開するというアホみたいなやり方。でも、あの行列、10時前から並んでいたように思う。
 
こんなにまでして…。ご苦労なことだ。待つ間何をしているのだろう。非生産的な時間の浪費? そんなことを考えたら、遊びの文化はないということか。
 


氷川丸船長。模型。船長のご挨拶がテープで流されていた。「ようこそ氷川丸へ。氷川丸は1935年横浜で建造されました。横浜からシアトルそしてバンクーバーまで。283回も往復しました。氷川丸は料理が美味しかったので、あのチャップリンも大満足だった。…」
 
氷川丸の展示は、経営不振だそうで、あと数日で閉鎖される。このあと日本郵船に売却されることになっているそうだ。日本郵船はレストランをつくるとかして、
利用するのではないか。
  

みなとみらい線、元町・中華街駅。ここから、元町と中華街は至近距離。元町は石川駅からここまで1本の道路。その両脇に、ちょっとしたお店が並んでいる。若い人が少ないので、落ち着いた街。柏のららポートの客筋とは違う。
 


みなとみらい線、中央大通り駅。
 
神奈川県庁があるところだ。横浜開港記念会館は駅前にあった。ここから赤レンガ倉庫まで近い。500m。又ここは横浜港大桟橋国際客船ターミナルも目の前で、世界の名だたる豪華客船が横浜に来るとここに横付けされるところ。
 

みなとみらい線、馬車道駅。
 
ここは、ホームといわずコンコースといわずすべて煉瓦造り。横浜らしいといえるが、これでもかと煉瓦を使っており、少し食傷気味か。馬車道はJR桜木町駅から300mのところにある。
 


横浜開港記念会館。
 
日本大通駅を降りたところにある。大正初期に立て替えたものらしい。いわゆるレトロな建物。中にはいると、安全講習会が開催されており、作業服を着た職人さんが大勢集まっていた。この建物、まだ現役で使われている。
 
成る程、辰野金吾の設計思想を汲んだ建物だ。東京駅の一部を移築したといっても誰も疑わないほどの辰野金吾スタイル。
 


同会館内のステンドグラス。



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