是非もなし。
いよいよ 手を打つ。
悪銭奴に書面を送付。
内容 一部省略。
「今後、あなたからの仕事依頼は一切受けません。
あなたと懇意な業者に引き継いでください。
悪銭奴から直ちに電話が入る。
「てめえ 開き直ったな」
「俺を嘗めやがって」
宣戦布告です。
悪銭奴と敵対する職員に彼の悪行を漏らす。
謂われなき被害に遭った大手印刷会社幹部は抗議する。
内部調査が始まる。
外面は、傲慢不遜であるが、実際は気が小さく
一人では何もできないのを見抜いていた。
悪銭奴は、弊社が受託している業務までも
手を突っ込み、自らの配下の業者に代えようと画策。
公益財団法人が、キャンペーンを企画。
コンピューター抽選による、ユーザーから当選者を決める企画。
コンピューター操作は 天下り元警察最高官僚がした。
写真入り雑誌に告知。
しかし、実際はコンピューター操作で当選者ではなく
悪銭奴の親しい仲間が当選。
実務担当者は悪銭奴子分であった。
天下り会長は、騙され犯罪に巻き込まれたのだ。
その具体的情報は直ぐに私に持たされた。
あらゆる悪だくみ情報が顕在化し始めた。
悪銭奴は、私を呼び出した。
逃げることも出来たがあえて出向いた。
恵比寿にある、関東を縄張りとするヤクザが経営する寿司屋。
証拠を握るためだ。
当時はボイスレコーダーはなかったのは残念。
以下は以前のブログ一部抜粋
監禁の体験。
2013年5月28日の記録抜粋
5月半ば アメリカで女性3人が10年間監禁された事件は身震いする。
想像不可能な恐怖だっただろう。
私も監禁されたことがある。
ずっと胸の奥深くにしまい込んでいた。
時効?の年月になったので少しばかり記したい。
監禁といっても6時間程であり、恐怖感もなかった。
夕方
鮨屋の2階の個室によび呼び出された。
そこに取引先の中堅幹部と二人の部下が待っていた。
ビールと刺身が座敷テーブルに既に並べられ
幹部の前に刺身包丁が置かれていた。
幹部はすさまじい形相をしていたが
部下の二人は無表情だった。
数日前 その幹部が組織内で不正をしているとの噂が流れていた。
噂は広がりつつあり、部外者である私にも噂情報が多数入ってきた。
発覚を恐れた幹部は私に口止めのため呼び出したのだ。
私は事前に予知していたが、あえて出向いた。
「真相をしゃべったら家族を滅茶苦茶にするぞ」。
「この包丁で自殺しろと迫った」
部下の二人はその言葉に蒼白になり
自分たちが脅迫犯罪に巻き込まれてしまったのだ。
困惑で言葉も発せない。
鮨屋は暴力団系が経営していた。
この幹部が組織内では横柄で子分を侍らせ
我が物顔で跋扈していた。
周囲は苦々しく思っていたが
上司にも甘い汁を吸わせていたので
皆見て見ぬふりしていた。
又中学時代の同級生に暴力団幹部がいて
その虎の威を借りるがごとき振る舞いをしていた。
しかし実際は小心者で一人では行動できなかった。
敵も多かった。
私は彼の醜い金欲への執着する一面を知っていたので近づかなかった。
不正な取引を強要されたがやんわり断った。
そのため、徹底的に苛められ嫌がらせされた。
この幹部は秘密をしゃべらないと約束するまで
この場所から出さないと脅した。
私はひたすら黙っていた。
これまでも波乱の人生だったので
修羅場は経験していた。
恐怖感もなかった、口だけで何も出来ない。
本当のやくざだったら怯むが、単なるコケオドシであることを見抜いていた。
どうしたらやり返せるかだけを沈黙の中で考えていた。
一言、言った
「自殺とは自らが命を絶つもので他人に強要されるものではありません」
「これは殺人になります」
逆上した幹部は包丁を持った。
部下が慌てて止めに入ったがこの幹部は部下が止めるだろうと計算済みだった。
時間は沈黙の中で流れていった。
終電もなくなった。
部下が帰りたいと言い出し、二人立ち上がった。
慌てた幹部はその後を追うように出て行った。
それから数日後、自宅に脅迫電話が入った。
妻は驚いたが
私は「いたずら電話だ、ほっとけ」だけ言った。
私が尊敬し信頼する方が濡れ衣を着せられようとしていた。
反感を持つ多数の社員から情報が次々と入ってきた。
数ヶ月、ひたすら考えた。
苦境を打開する方法はなかった。
続く。
午下がりのサンチョパンサ
離反して……
日記
2020-10-11 16:01:15
もし?あなたが『何か?面白くない!』といった感情を相手に抱いて……今迄の信義関係を裏切る行為に出る?生きてればそんなシチュエーションはよくある話である。
相手を落胆させたい!哀しい思いをさせたい!慌てさせたい!……そんな意趣返しの思い様々脳裏を蠢(うごめ)くだろう?
成る程目論見通り相手はあなたの見込み通りの反応を示したかも知れない。しかし……それを演る前と後では相手の心は『劇的な変化を遂げる』のである。
そういう手口は『精神の発達が未熟な人』が演る。関係の生殺与奪の権利は一方的に自分にあり!と何故か?決め付けているのである。
普通に会話して質せば良いものを……私に主導権あり!との力関係を誇示しなければ憤懣やるかたない!という未熟な心理だろう……。支配し、従属させたい!そんな幼稚な思いから抜けられないのかも知れない。
裏切る為には先ずお互いに『信頼関係がある事が前提』である。それを無闇に駆け引きに使ってしまう愚かしさである。
この様な対人関係の『技に慣れる』と何時も簡単にそれを試す様になる。正面から話して解決する自信を失い、絶えず勝つか?負けるか?的な支配関係でしか安心出来ない人間が完成する運びである。
若い人達と関わる仕事柄……気付いたのは彼等が何処かの段階で酷く傷付いたトラウマを抱えていること。若しくはそれに近い経験を持っている事だった。
信頼を築く迄の深さで相手に入り込めないのである。絶えず恐怖心と恐怖心がお互いを試し合う様な関係が主流なのである。
そういうメンタルの土壌の上に……不謹慎厨とか正義中毒とかの多数による暴発が人を死まで追い詰める炎上となっているんじゃね?……そんな気がする。
自己アイデンティティーを確信出来ない故の100対0の力関係で支配感を求めてしまうのだと思った。
死者に対して死んでくれて有り難う!と演った人間は……恐らく、小心者、臆病者、人前では静かなる善人だろうと予測する。
日々を『生きた心地を実感出来ない』……絶えず不安に苛まれている?そんな人だと思う……。自分に共感を覚えない人間が他者との間に共感を築ける訳がないのである。
織田信長が本能寺で最後の言葉
「是非も無し」
決断した。