馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

山岳遭難と救助隊との関係Ⅱ 自衛隊による射撃。

2020-08-11 23:01:12 | 日記

山の日なのに、縁起でもない

リアル遭難現場をお伝えします。

山岳遭難と救助隊との関係Ⅱ自衛隊による射撃。

 

私が中学生の時

谷川岳 魔の岩壁での墜落宙吊り事故がありました。

日本中が大騒ぎになった。

登攀者の一人は、丹沢の山小屋の方。

TV画面にまだ生きているらしい宙吊り写真が写りました。

 

高校生の頃、山小屋に宿泊したことがあった。

世界で一番死亡者が多い。

最も死者が多い山は谷川岳で、1931年から2012年までに、なんと805名が遭難死しています。

一ノ倉沢にある墓標は滑落の歴史です。

世界一の死亡者数です。

私がいた山岳部も後輩が

厳冬の氷壁登攀で二人が滑落

発見は3年後であった.。

大学山岳部3年時

魔の岩壁の一番登攀しやすいルートを登ったことがあります。

それでも、圧倒的なせりあがる黒の岩壁に

戦慄しました。

二度と登りたくありませせん。

最も73歳ですから登れっこない。

 

当時は、人力による遺体収容はできませんでした。

 

最も悲惨な滑落死亡です。

 

詳細

クリック↓

谷川岳宙吊り遺体収容

 

 

谷川岳ザイル宙吊り遺体狙撃収容

 


山岳遭難と救助依頼について。

2020-08-11 04:32:21 | 日記

 

山岳遭難と救助依頼について。

 

北アルプス滑落死への寄稿文を頂きました

 

 

そのブログに重い課題のコメントを頂きました。

山岳警備される警察官の使命感、立場、状況が無理解であるとの

指摘を受けました。

正に登山される方々は、危険な死を伴う救助を

理解せず救助隊隊員から怒りを買います。

 

遭難に対しての捜索救助活動は、無償ではありません。

高額な費用が発生します。

かなり古い山岳事件ですが

中国ヒマラヤで日本登山隊が遭難しました

中国に救助要請したところ

中国陸軍?から

10億円の費用を要求された。

登山隊は日本の保険会社に山岳保険を掛けていました。

支払いしました。

 

私が大学3年生の時、安田火災が

山岳遭難保険を発売する新聞記事を読み

山岳団体保険を早速加入しました。

申し込み支店は、山岳保険があるのも知らなかった。

最初に加入した大学山岳部です。

 

元々大学公認団体なので、届出書を提出します。

負傷、遭難に対する費用が大学側も出します。

山岳部独自で基金も設けています。

又遭難に対するOB現役による実働部隊体制もあります。

二重三重の遭難対策を準備。

FAILSAF失敗しても安全を掲げています。

 

ブログの遭難始末記は、高校山岳部延長線のOBが

無知無謀な登山を敢行したものです。

北アルプスに夏季に設置される山岳救助隊に

滑落したので救助を求めても簡単には動きません。

救助隊はあらゆる情報を登山中の方に聞き取り調査をします。

それから、事故メンバーに、保険、費用等の提示をします。

メンバーは、動揺激しく判断出来なくなります。

滑落死した友人の先輩がいた山岳部の救助の依頼をします。

 

そうして私は遺体収容に向かいます。

情報は錯綜して混乱です。

山岳警備隊は一切救助には参加しません。

但し、病院、焼き場等の連絡と遭難報告書作成はします。

幕営地で遺骸と二人過ごす私に

山岳警備隊メンバーは同情します。

「怖くて眠らないでしょう」ねぎらいます。

そうした会話の中で、私が登山メンバーではなく

知らせで駆けつけ収容したのを知って

高校山岳部の無責任に隊員は怒り爆発します。

何の挨拶も感謝の言葉もなく下山した高校OBへの怒りでした。

 

私の兄も3月の八ヶ岳で遭難しました。

警察署から兄の夫人に深夜連絡が入りました。

翌朝、新宿駅南口で、現役部員から装備を受け取り

パンツ一つで着替えました。

特急穂高に兄嫁とその兄で乗車。

車中で案内放送があり

「車掌が通りかかりましたら合図をお願いします」

車掌からメモを渡されます。

「無事救助、救助隊に伴われ下山中」

兄嫁は泣き出しました。

私は、兄嫁のお兄さんに、お金をいくら持っているか確認しました。

警察署に着くと、直ぐに救助へのお礼を申し上げた。

直ぐに、以後の対応をする。

救助隊に掛け捨て保険を掛ける。

日当を払う。

食事費用を負担する。

隊員への労いが直ぐに帰京するので出来ないので

少しばかりであるが、労い費用を出すが

固辞されるが、押し問答の末受け取らせる。

救助隊 隊長から、情報提供してくれた

山小屋、土産店、ケーブ管理人の電話番号、住所を聞き出す。

警察車両で駅まで送ってくれた。

駅の公衆電話で知らせたくれた関係者にお礼の電話をする。

帰京後、直ぐにお礼の手紙とささやかな贈答品を送る。

装備を借りた現役部員には、食事と山装備品を贈る。

このような配慮をすれば、新聞報道はされない。

以上参考までに記します。

 

友人の滑落死事件に想いを寄せて頂いた

ブログにコメントした内容です。

 

お褒めの言葉をブログにて発信して頂き

何とも恥ずかしい汗顔です。

 

白馬岳で凍傷

 

OB会に20年以上出席しない私を心配して

後輩が宴席を設けてくれました。

北海道旭川から九州大分から8人が集まりました。

 

大分の後輩がさりげなく呟いた。

先輩に白馬岳で滑落したのを飛び込んで助けてくれた。

私は全く記憶になかった。

 

山岳部再会

 

その2

https://blog.goo.ne.jp/kikuchimasaji/e/2ce7a5bdca5d2363a57acc5204184837

 

その3

https://blog.goo.ne.jp/kikuchimasaji/e/daf6d128ebd42e6bc88540b7679fd94d

 

雪崩遭難

 

 

逝ってしまった仲間を偲んで同期会。

宿命のご夫妻も参加しました。

 

危険困難を伴う救助隊に関しては二つあります。

 

 

警察が担う

山岳警備隊

 

 

消防が担う

山岳救助隊

 

 

50年以前は、困難な登山は大学山岳部

社会人山岳会の若者が主流でした。

度々、死亡遭難が起きました。

私がいた山岳部もヒマラヤ初登頂もしました。

その後、2度めのヒマラヤ登山では

頂上直下でクレパスに落下。

収容不可能で永遠に氷の中にいます。

私がいた山岳部は部員が集まらず70年の歴史を閉じました。

 

50年前、厳冬の北アルプスで凍死した部員の

収容は、羽田空港にヘリコプターを30分間

待機させる費用は50万円でした。

 

又厳冬の谷川岳氷壁クライミングで滑落した二人の部員は

発見まで3年要しました。

捜索には、OB現役部員でした。

 

 

現在は中高年登山者が主流です。

一般ルートの遭難であれば、保険を掛けず

対応します。

 

なかなか、危険と安全の境目の判断が難しい。

 

山岳救助隊 隊員は山好きで、助けたい使命感があります。

又、屈強な優秀隊員です。

 

一般登山される方、救助するのは当たり前だろう認識もあるのは

事実です。

海水浴での事故は、監視員がいますので素早い対応が可能ですが

登山は、どうしても時間経過と情報の混乱が生じます。

 

ざっと、遭難と山岳救助隊との関係を記しましたが

全てではありません。

 

ご指摘のように安易な登山には

経験者としては辛い気持ちです。

 

ハイキングコースであっても

頂上で酒を飲み動けず、救助依頼をすれば

遭難として扱われます。

 

登山を愛する方々は山岳救助隊へ感謝しております。

心無い登山者もいるのはご容赦ください。

 

次回に続く。