馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

体罰とシゴキ(1)

2013-02-03 16:36:54 | 日記

2月1日(金)20時 「居酒屋あんこう」に入る。

カウンターに元教師とその教え子が隣合わせで飲んでいた。

私は教え子の左隣に腰掛けチュウーハイを頼んだ。

二人は論争の最中だ。

論争の題目は 体罰!

 

元先生は体罰肯定派 教え子は否定派

当然だろう。

 

二人の関係を先に説明しないと体罰問題に入れない。

 

元高校教師は最後には校長になり定年退職

教え子が高校3年生の時

見習い英語教師として赴任したのだ。

 

20数年経過して、同じマンションに住み

居酒屋あんこうで再会するのだが

教師は全く覚えておらず

卒業アルバムを見せてやっと教え子だと納得。

 

年齢的には4歳しか離れていない。

互いに、さん!つけで呼び合う。

 

教師は言う。

「偏差値底辺高を渡り歩いたが教育するには、ある程度の鉄拳制裁を加えなければ無理だ。

生徒指導にはギリギリまで我慢するが」

「耐え切れず激高して感情制御がはずれ体罰となる。

そうでもしないとまとめきれない」。

 

元教え子、そうは思わない。

私は体罰を受けたことないと言う。

 

互いの主張は平行衝突線、

 

突然 元校長から話が私に振られ

あなた!どう思う?

 

私は拙いなと思いつつ

「大学体育会山岳部にいた時は、シゴキがあった」。

「どこの大学でも公認した運動部の中で

最も上下関係が厳しく軍隊組織なのが山岳部」。

その環境で4年間過ごした。

そのような事を言った。

 

元校長は我が意を得たりとばかり

「そう!体罰ではなくシゴキなんだよ」

 

妙に納得した顔で元校長は居酒屋あんこうを出て行った。

 

教え子は不服そうだ。

この教え子こそマンションの自治会長で

NO1デブと呼ばれている。

ブログ 「でぶは辛い」にも書いた。

http://blog.goo.ne.jp/kikuchimasaji/e/09236646835a08bf3fd7980d4aa8dfa7

市議会議員選挙に2回出馬したが落選。

現在は専業主夫と自治会長を10年以上続けていて

今年1月には市から功労賞も頂いている。

 

私は体罰についての是非を語らなかった。

語れなかったのだ。