食道癌で亡くなった友人の妹さんからメールがきた。
グァムでの結婚式のブログを見て息子の結婚状況を知ったのだ。
「お祝いを言うタイミングをのがしてしまい、今頃になってしまってごめんなさい。息子さんは、もう結婚されているとばかり思っていました。
グァムでの挙式の様子、とても素敵です。お幸せをお祈りしています。
また、当日、兄の靴を履いて参列されたと知り、驚いてしまいました・サイズも合わないのに、さぞ履きづらかったことでしょう・兄も苦笑い・をしているに違いありません」
６月に妹さんと一周忌の打ち合わせをした時、あいつの使っていたボールペンを
形見として戴いていた。
帰国後 靴をゴミ箱へと思ったが？
「靴の中から おい！俺を捨てる気か」？
そんな叫び声が聞こえそうでためらった。
日本では、霊魂には足が無い。
履けないというより必要ないのだ。
暫く靴箱に置いておくことにした。
