馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

東京電力と日本航空(JAL)類似点

2011-04-08 15:48:08 | 日記

京成電車成田線に公津の杜駅がある。周辺は新興住宅地が拡がり、住人の多くが成田空港関係の仕事に勤務している。静かな住宅地も会社規模に寄る階級差別的社会が形成されていた。幼稚園、小学校父母会で君臨していたのは日本航空(JAL)の奥様達(元 スッチー)?だ。だが、ある日突然事態はひっくり返える。日本航空破綻・
豊かな収入、プライドを一瞬にして失う。そして2番手に甘んじていたANAのご婦人方々が最上位階級を獲得。自宅待機を命ぜられた機長と夫人達は耐え難い屈辱に身心耗弱な陥る。プライドの高さからパート仕事も出来ない。

階級制度が崩壊してしまった。

 

 

この事が震災後、なぜか頭の片隅から離れなかった。

そうか!

現在の東京電力に思い至った。企業体質が類似点多い事だ。超巨大企業、創業者的オーナーが存在しない。国との密接な関係、公益企業、天下り、自民党との癒着、頭が高い、社員は高収入、高福利厚生、安定、将来も不安無し。

社員も倒産する等とは夢にも思わない、世間から羨ましがられる企業。

地域一番の階級会社、しかし地震によりその地位は揺らぎ

崩壊寸前に追い込まれてしまった。

東電で働く社員とその家族は地域社会で肩身の狭い思いで暮らしている。

私が両社に感じ取るのが、顔が見えない 

人間個人に個性があるように法人格ある両社に企業個性が浮かばないのだ。

自動車メーカーには社会的メッセージとして自社生産車の特性、安全性、省エネ

快適、価格、信頼を新聞、テレビその他の媒体、販促品、に刷り込ませる。

経営責任を株主、ユーザーから強く求められる。

又社長の強いキャラクターによって広く人々に発信している。

おおよそ企業は創業理念をもっている。

私の会社でもFAIL-SAFEという理念

(失敗しても安全)とお客様に迷惑をかけないという信念で仕事している。

 

 

しかし、JALも東電も日本を代表する企業でありながら

きっちりしたイメージが湧かない。

なぜなのだろう。

両社の経営理念、そんなもの知らない!

東電、日本航空の理念やコンセプトなど

国民が知るよしも無く、自ずと国民に浸透させる

懸命な努力を怠っていたのだろうか?

困ったら国が何とかしてくれる。

そして、最後は国民が負担しなければならない。

       

東電会長がテレビ画面での表情は神経質そうで感が強そうで

会見でも「お前達、ばい菌5m以上離れろ」という顔付きだ。

(放射能撒き散らした責任者だが)

社長は神経病んで雲隠れ、他役員は世間の常識知らずの対応

全てが内向き上昇志向。

JAL破綻後の再生道筋が国民を納得させられなかった

莫大な負債を銀行に放棄させて高額年金だけは保証させようとした。

赤字だろうが高額年収頂いて倒産しました、後は国が面倒見てください。

中小零細企業経営者は全財産を提供、それでもダメなら

自殺して生命保険で経営責任を果たそうとするが

大企業経営陣に個人資産、命をもって経営責任をまっとうしたなど

聞いたことなし。

東電社員がブログで福島被災民には謝罪文を書き

他の都市居住者には「家庭に帰れば明るい暖かい家庭はあるのは

東電のお陰」だと書いてしまった。

心の奥底に思っていたのを、言葉だったら裏の気持ちは出さなかったが

文章なので思わず書いたのだろうが、殆どの社員が同様の気持ちだろう。

入社にあたって、高い使命感があったとは考えられない。

 

テレビに映る被災者の絶望的表情と能面のような東電経営陣の顔は

解説なくとも私の感情を耐えられないものにする。