4月1日（金）東日本大震災後、計画停電が始まったが
混乱が続き仕事、暮らしに確実に不都合が生じだした。
8年前、弊社が販促用に企画販売したＬＥＤライト付キーホルダーが
再び注目され問い合わせがあるが、緊急事態なので
直ぐに欲しいとの問い合わせが多い。
当時はＬＥＤライトが珍しいので20万個程売れたが
今回は本当に必需品、携行品として切実だ。
こんな物と馬鹿にしていた企画会社があったが
今回の計画停電で、そのような会社に限って強引にサンプルを寄こせ
納期を早くしろと迫ってくる。
今後、災害により日本国内での製造拠点の崩壊により
ますます輸入商品に頼らざるをえない。
原子力発電所が作り出す電気供給は国内産業発展に確かに莫大な貢献した。
しかし、人間の叡智を結集して地震にも耐えるとされた原発が
地球の恐るべき力には簡単に吹き飛んでしまった。
今まで積み上げてきた日本の財産をマイナスにしてしまった。
大欲かくと、必ずリバウンドがやってくる。
4月1日（金）今日のランチは一層豪華
焼き鯖、湯豆腐、煮物、キムチ、味噌汁、漬物、ホッピー
ランチご招待の方がいる。
3月11日（金）大地震発生、当日帰宅困難のため
柳橋事務所に宿泊することになった。
私、デザイナー女性、取引先二人
夜遅くなっても両国橋を千葉方向に徒歩帰宅する人達は
途切れることなかった。
22時頃、突然ドアが開き彼が寝袋を持って入ってきた。
弊社のパソコンのトラブル、メンテナンスをしてくれる
ＰＣナビという会社を営んでいる。
気さくで、パソコン音痴の私には必要不可欠の人
通称、クマのプーさん
地震で帰宅出来ないと察知してオートバイで寝袋を
持ってきてくれたのだ。
優しき気遣い、暖房を点けぐっすり寝たらしい？
デザイナー女性が「社長良く寝たと言う」
そのお礼に昼食に招待。
独身、一人住まい。
家庭料理を食べさせたいと思った。
体型はかなり脂肪が多そうだ。
3月31日（木）多数の会社の決算締め日だ。
東日本大震災の影響もあるが電話が全く架かってこない。
夕方、知り合いが来る。
本日を持って会社を閉じる。
20代後半に独立した。
専門学校でレタリング、写植 版下を学び、
印刷会社で実践を積み上げた。
まだ、ＩＴなどと言うインターネット用語もパソコンもない時代
グラビア印刷には必ず版下が必要で写植機と呼ばれる
鉄の塊みたいな、例えれば工業用大型ミシンのような
印字機で一つ一つ文字を打ち込み、拡大、縮小、貼り付けをしていた
特殊技能で職人職でもあった。
毎日が徹夜続きになる激忙の時代もあった。
しかし、イノベーションは30年前から急速に進み
パソコンの登場により、一定の勉強と知識を身につければ
デザイン、版下は社内で製作できるようになった。
商売としての版下という業態が無くなってしまったのだ。
今年50歳、妻 子供3人を抱えて決断しなければならなかった。
事務所で二人飲んだ。
社員が一人いて福島で仕事していて今回の大震災の避難地域に近いため
埼玉の親類宅にいるという。
災害地に留まらない生活、仕事の影響拡大。
彼は今後、葬儀関係の仕事に就く。
温厚、思いやり、誠実な仕事は私から見ると適任と感じる。
労働に肉体労働、知的労働等があるが
将来は介護、福祉、精神ケア、葬儀等の
感情労働の需要が伸びていくのだろう。
応援したい。
本日の昼飯タンメン
