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■オペラを大スクリーンで

2007年01月12日 | 私のこだわり・音楽編
ニューヨークのメトロポリタン歌劇場 (MET)の舞台を、日本の劇場の大スクリーンで観る、 という試みを松竹がやり始めちょっと話題になっています。

1作目として年末に歌舞伎座で 『魔笛』 が上映(!) されたそうです。 舞台間口がやたら広い歌舞伎座で、もしも端っこの方だったらスクリーンが観難いだろうに…、 それにMETの魔笛はあまり興味ないし… ということでこれはスルーしました。

でも年明けにあちらで始まったベッリーニの 『清教徒』 がなかなかの評判だと伝え聞き、 京橋の映画館で上映するライブビューイングを鑑賞してきました。 (2作目以降は歌舞伎座ではありません)

”I Puritani ”
指揮:P.サマーズ
演出:S.セキ
出演:A.ネトレプコ(エルヴィラ)、 E.カトラー(アルトゥーロ)、
    F.バッサルロ(リッカルド)、J.レイリー(ジョルジオ)

そう、ネトレプコがエルヴィラを歌うので観てみようと思ったわけです。 元気いっぱいでそつのない美声ですばらしいのですが、 テンションが高すぎという感じもしました (でもそうしないと、歌いきれないのかもしれませんが)。  全体的に出演者もオケも、やっぱりMETは水準が高いな~と感心しました。

松竹が上映している映像は、METが国内外のメディア向けに配信しているもので、開幕前、幕間にアナウンスや解説が付きます。  これがけっこう面白かったです。

というのは解説者が、往年の大スター・ソプラノ ビヴァリー・シルズ、 バックステージ・レポーターが何と当代の大スター・ソプラノ ルネ・フレミングだったんです。 フレミングがマイクを持って舞台裏で道具転換の様子を伝えたり、ネトレプコの楽屋へ突撃インタビューに行ったり…と盛りだくさんでした。

私はMETでの公演を現地で生で、あるいは映像でも観たことがありませんが、 ここの観客は、 総じて 名アリアの後の拍手がフライング気味なのではと思いました。 日本では最近、 歌が終わってもオケの後奏が終り指揮棒が止まってから拍手なりブラーボ、ブラーバ、の歓声をあげるエチケットが浸透してきています。 でもMETのお客さんは、歌が終わるとまだ音楽が鳴っていても平気で騒ぎ立てるんですね、 ちょっとビックリ。

METのライブビューイングは、この後 新作『始皇帝』、『エウゲニ・オネーゲン』、 『セビリャの理髪師』 などなど続くそうです。

詳細はこちら ⇒ http://www.shochiku.co.jp/met/index.html

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2 コメント

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舞台中継録画 (pfaelzerwein)
2007-01-13 07:58:42
私は最近ネットオークションでDVDを買ってオペラを観たりするのですが、カメラの演出が苦になって集中出来ないので、結局音だけを聞いています。オペラ映画として成功しているものは数多いですが、40本を越えるエアーツェックヴィデオの舞台中継録画で素晴らしいものはあまりお目に掛かったことがありません。

遅れ馳せながら、今年も良い年でありますように。
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駆け出し (まーどんな)
2007-01-15 13:06:08
pfaelzerwein さん、
今年もよろしくお願い致します。
オペラに関しては、私はまだまだ駆け出し。何でも観てみよう…、という好奇心の方が勝つので行ってみました
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