まーどんなぶろぐ

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■進化するフローレス

2007年03月29日 | 私のこだわり・音楽編
1月にこのエントリーで書いたMETライブビューイング (オペラ公演を映画館で観る企画)シリーズ、 今回はロッシーニの 『セヴィリャの理髪師』 を鑑賞してきました。

歌手陣は、
ジョイス・ディドナート  (ロジーナ)
ファン・ディエゴ・フローレス  (アルマヴィーヴァ伯爵)
ペーター・マッテイ  (フィガロ)
ジョン・デル・カルロ  (バルバロ)
ジョン・レイリー  (ドン・バジリオ)
といった顔ぶれ。 中でも人気実力共にうなぎのぼりのフローレスに注目が集まっているように感じられました (私のひいき目ではないと思いますよ…)。

それで、そのフローレスの歌いっぷりはどうだったか…。
この人のアルマヴィーヴァは、出世作の '96 のペーザロ、 '02 のボーローニャ日本公演、 '05 のマドリード… と回を重ねるごとにアジリタの音符が増えて難しくアレンジし直していると思われるのです。 これからもまだまだ進化しそうなフローレス、ファンがさらに増えることでしょう。

今回の舞台ではオーケストラボックスの客席との間に設けられた銀橋 (宝塚の舞台のようなセット)を使い、 まるでミュージカルのようなオーバーアクションもある演出で、 カジュアル感覚で楽しめる公演でした。 もっともセヴィリャ… 自体、オペラ・ブッファですから、肩肘張って鑑賞するものではありませんね。  

今回の会場のライブビューイングは音響がもう少し良ければ文句なしなんですけど…、 それだけが残念でした。

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